テラーノベル
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Azure×two Time :D
シリアスだしほんわか
t「はぁ………」
Azure
s「どうしたんだよ、ため息なんかついて」
僕がため息をついていると
シェドレツキーが話しかけてきた
t「あシェド…何でもないから、大丈夫…」
s「何だよ、そんなに言いたくないのか?」
t「まぁそんな感じ…」
僕がこんな赤の他人に言うことじゃない
s「……そっか」
珍しくシェドレツキーの口調が緩んだ
いつもはパリピみたいなのに。
t「あ、ラウンド始まる……」
t (やだなぁ……)
あぁ、始まってしまった…
この地獄のような時間が…
t「キラー…探さないと…」
そうこうしている間にキラーの音楽が
鳴り始めた。
聞いたことのない、
僕の不安を煽るような、懐かしいような
そんな音楽だ。
t「新しいキラーか?」
僕はそんな風にしか考えなかった
だって
t「ぁ、Azure…?」
僕の友達とは考えないでしょ?
a「………!」
肌の色も変わっていて
背中には触手が生えている
僕は吐き気がした。
自分が殺した友達、いや恋人が
キラーになって戻ってきているんだもの
t「ぁ、ぁあ…あずッ…」
t「ゲホッ…ぉぇ…ぁ、…カヒュッ…」
呼吸がうまくできない。
気持ち悪いせいもあるのだろうけど、
多分上手くできない理由は不安だろう。
a「…………」
Azureはずっと喋ってくれなかった。
僕はどんどん不安になった。
t「はぁッ…ハッ、ヒュッ、カヒュッ…」
呼吸を整えようとしていると
t「…ッあ⁈」
Azureが僕の首を絞めてきた
t「ぁ…‼︎ご、めんッなさッ…ゲホッ…」
t「ゆ、るッして…‼︎」
Azureの顔を見ると
泣きそうな顔をしていた
なぜ?
なぜ僕を殺そうとしているのに
そんな顔をするの?
僕が殺した時みたいだ
またあの顔だ
t「ぁ…?」
Azureが僕の首を離した
僕を殺すんじゃなかったの?
酸欠で意識が朦朧としてきた。
Azureはこれで死ぬことを察知して離したの?
僕は倒れた
死んだ?
いや
死んでなかった
t「ッあれ…ここって…」
僕はAzureの家で目覚めた
Azureの生前の頃の家。
急すぎて何が何だか分からない。
僕はAzureに殺されたんじゃないのか?
なぜAzureの家に居るんだ?
僕が戸惑っていると
Azureが部屋に入ってきた。
a「…………‼︎」
t「ッえ………?」
Azureが僕に抱きついてきた
昔を思い出すような、
暖かいハグだった。
t「ぁ、あずッ⁇ 」
a「…………」
t「泣いてる…?」
Azureは首を横に振った
でも分かるすごく分かりやすかったから
t「…………」
そっか、今まで1人で寂しかったんだ。
ごめんね。