テラーノベル
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俺の名前は大北 蓮。今日から高校1年生になるんだ。実は、この高校生活をずっと楽しみにしていたんだ。中学の頃少しいじめられてて、毎日嫌な気分だったけど、そんな生活も今日で終わり。
これからは楽しい高校生活を送るぞ!!
って思ったのに…
綾斗「おい!そこのお前!」
蓮「ん?俺の事かな?」
綾斗「ちょ、おい、止まれって」
少し強く肩を叩かれ自分に話しかけていたことがすぐに分かった
蓮「え、えっと~、」
背が高くとてもこわい表情に見えたから思わず言葉が詰まってしまった
綾斗「お前、いい顔してんじゃん」
蓮「え、え?ど、どういう、」
急すぎてなにを言っているのかがまったく分からなかった
俺の顔がいい?こんな顔のどこがいいの?
綾斗「お前の顔、気に入った」
蓮「…」
意味も分からずぽかーんと黙っていたら、ふと周りの視線に気がついた
周りは(またやってるよ~…)と言っているような呆れた顔をしている
沈黙が続いていたらちょうどチャイムがなった
どうやら時間が助けてくれたみたいだな
綾斗「あ、チャイムなっちゃったな」
綾斗「じゃ、またあとで」
蓮「は、はい…」
なんでこんな俺に話しかけたんだろう…あの人は誰なんだろう…
他にも、たくさんの疑問が浮かんでくるなか俺は教室へ行った
先生「入学おめでとう」
先生「今日から1年皆さんの担任になる○△です。よろしくねー」
こんな先生の話はそっちのけで俺はさっきの人のことをずっと考えていた
あの人、怖くて顔はよく見れなかったけど結構イケメンだったかも
そんな変なことが頭によぎる
あ、あれ?イケメン?な、なに言ってんだ俺
俺ってもしかしてゲ…
いやいや、そんなわけないよな、小学生の頃女の子に告白したし、振られたけど。
とかいろいろ思って唸らせていたら先生が心配して、
先生「どうした、蓮?保健室いくか?」
って聞いてきたから俺は頭を冷やそうと思って行くことにした
蓮「はい、ちょっと行ってきます…」
保健室に入るととても優しそうな女性の先生がいた
保健室の先生「あら、1年生の蓮くんかな?」
蓮「はい、少し休みに来ました」
中学の頃にしょっちゅう保健室に行っていたから入るのには慣れている
保健室の先生「じゃあ、ベットで横になってゆっくりしていてね」
保健室の先生「先生は職員室にいってくるから」
蓮「はい、分かりました」
そう言ってベットで横になる
すると、突然勢いよくドアを開ける音がした
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