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side:🍈
いつものように仕事を終え、家で用事を済ませていた時の事だった。
__ピロンッ
携帯の通知音が鳴る。
「…?誰だろ」
仕事関係の連絡だろうか?それともメンバーからだろうか?特に何も思わず、携帯を見ると、
「……ん!?」
それは意外な人物からの連絡だった。
___数日後
現在時刻は21時を少し過ぎたところ
俺はある人と居酒屋の一室にいた。
「で、相談とは…?」
「まちこさん」
数日前、俺個人に連絡をしてきたのは、女研のメンバーであり、友達のまちこさんだった。
…相談があるって連絡が来た時はびっくりしたなぁ
しかもリアルで会って話したいだなんて。
「うーん…どう話したらいいのかな」
「ゆっくりで大丈夫だよ、ちゃんと聞くから」
うーん…と悩む彼女。
…というか、俺に相談するってよっぽどの事なのでは?
普通なら同じ女性である18号や話しやすいTOP2であるりぃちょくんやしろせんせーの方がいいはずだ。なぜ俺なのか。
「じゃあ、俺から質問してもいい?」
「うん?いいよ?」
2人で飲みに行くなんて滅多にない機会だ。俺から質問した方が話を進めやすいかもしれない。
…とりあえず、なんで俺に相談したいのか聞いてみよう
「んー…なんで俺に相談を?」
「え?」
「あ、いや、その、他の人でも良かったんじゃないかなぁって、りぃちょくんとか」
「あー…それはね、」
「キャメさんだったら…誰にも言わなさそうだなって思って」
「誰にも言わなさそう?」
「うん」
誰にも言わなさそうとはどういう事だろう?そんなに秘密にしたいことなんだろうか?
「えーっとね、最初は18号に話そうかなって思ったんだけど、リアルで会うには距離が遠いじゃん」
「確かに」
18号は関西に住んでいるため、気軽に会える人ではない。
…電話でも良かったのでは?
と思ったが言わないでおこう。
「あと、18号に話したら、からかわれそうで」
「おぉ?なるほど?」
…一体、俺にどういう相談をしようとしてるんだこの人
「で、ニキさんとりぃちょに話したら、撮影の時に弄られそうだなって」
「あぁ…想像出来ちゃうな」
あの2人ならやりかねない、というかするだろう。
「その点キャメさんなら大丈夫かなって、言わなさそうだし、弄らなさそうだし」
「俺が弄るって言ったら?」
「え”」
「あははw」
まちこさんの反応が面白くて少し笑ってしまう。
「というか、せんせーに相談しないの?まちこさんからしたら1番話しやすい人じゃない?」
「いや、いや、せんせーはちょっと…」
…ん?もしかして
「もしかして、せんせーに関する相談…?」
頭に浮かんだ考えが、そのまま口から出る。
「………そうだよ…」
今にも掻き消されそうな声でそう言った彼女の顔は、真っ赤だった。
「まちこさん、もしかして酔ってる?」
「酔ってない!!まだ何も飲んでない!!」
…凄い真っ赤
おそらく恥ずかしさからだろう。あまりからかわない方がいいな。
「えーっと、はい、まちこさんはしろせんせーに関することで相談?があるという訳…だ?…え、合ってる?」
「相談……っていうよりかは愚痴…かな」
「愚痴」