ア「ふぅ、、」
いつもどうり、10時間を超える稽古の後、椅子に座ってため息を吐いていた。
リ「どうした?浮かない顔して」
ふっと振り向こうとすると冷たい水のペットボトルが頬に当たった。
ア「冷たっ、、」
リ「やる。奢りな」
2つもっているペットボトルの中の1つを渡され、私は蓋を開けた。
開けたことを確認して、隣の椅子に座ったリアムさんを見ていると昨日のことを思い出した。
ア「演技、、脱退、、、」
リ「あ?」
ア「うぁああぁ」
しまった!と口に手を置くと不思議そうな顔でこっちを見てきた。
リ「アリッサ、今日どうした?」
リ「演技に全然集中出来できてない。」
図星をつかれて黙っていると、リアムさんの方から口を開いた。
リ「、、ナルサスさんとのことか?」
ア「、、はい」
リ「すまないが、俺はこの喧嘩俺は悪いと思ってない」
ア「へへ、、」
イマイチ状況が伝わって来ず、苦笑いで誤魔化している時にリアムさんがため息を吐いた。
リ「アリッサは、どっちが悪いと思う?」
ア「え”っ?嫌だって、、喧嘩の内容知らないし、、」
いちよう昨日の夜の話しは秘密にしておこうとしらばっくれてしまった。
リ「昨日の夜、ナルサスさんと話してただろ? 」
ア「えっ」
いつから見ていたのだろう、、そう思いながらバレてるなら仕方ないと口を開いた
ア「悪いって言うのは、?」
リ「演技が好きで、それを生きがいにしてる俺に演技が嫌いだって伝えたナルサスさんか、そのとこに対してキレた俺か」
ア「、、、」
人は困ると硬直するというのは本当だったようだ
ア「印象操作のような気が、、」
リ「俺は思ったことを言っただけだから」
これは首を突っ込まない方が良かったかもな、、
ア「えっとー」
リ「まぁ、、ナルサスさんの気持ちもわかる」
ア「、、、え?」
リ「リリーさん」
まさかリアムさんからその名前が出ると思っていなくてビックリした
リ「ナルサスさん、、同期なんだよ」
ア「そうらしいですね」
リ「リリーさんが脱退を決めるの1年はかかったらしいぞ」
1年、、?確か売れていた時期では?
リ「まぁざっと言えばリリーさんが主演になった映画が大炎上。主演が合ってないって理由で。それで袋叩きにされて今の状態だとよ」
ア「えと、、」
リ「多分、それが気に食わなかったんだろ、ナルサスさんは」
やっと、喧嘩の全貌が見えてきた、、がもうこれは仲直り出来なくない?
リ「まぁ、このままズルズル引きずってなかったことになるだろ。」
ア「、、、」
リアムさんはそのまま機材に包まれた奥の通路へと消えていった。
謝罪
少しリアルが忙しく、なかなか物語に手を付けられませんでした。今もスマホを触れる時間が少なく、ちょっとずつ書いているので短い話になってしまいました。これからも応援よろしくお願いします
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