どうも。ハート付いたので書いていく
本作品は捏造、二次創作です。
ご本人様には関係ございません。
言葉おかしかったり言葉足らずなとこがあったらお申し付けください
注意⚠️
キャラ崩壊
口調おかしい
誤字脱字は教えてください
台詞多いかも
エセ京都弁
投稿バカ遅い
では、お進み下さい
「うぐ、あっ頭が…割れる!」
「…臨兵、闘者皆陣列在前」
学園長も辛いだろうに、それでも僕らの為に術を練る。
「学園長…無茶をしては!!」
「いいから。」
「豆……………あ、ぐあっ」
術が、効いていない?どういう事だ。
今までこんな失敗なんて無かった。
おかしい…
「術が効いて、、な!?」
喋るさえも芳しくない。
暫くすると、地鳴りも頭がかち割れる程痛かった耳鳴りも収まった。
「さっきのは一体何だったんだ?」
「分からない…“化け物”が関係してるのかな?」
「多分そうやな」
警戒を高める。
こちらは一刻も早く生徒を助けたいというのに、そんな訳の分からない”何か”に邪魔されるなんて…正直言って苛つく。
『ね…き…..は………?』
!?何か…音がした?いや、声か?
戦闘隊形に入っている皆の方を向くが、誰も気づいていないようだった。
幻聴か?それにしては大分低めの声だったような…..
ガサガサ…ガサッ
「…あちらから音がしました、注意してくださいね。」
ガサッ バッ
“何か”が林の中から突然飛び出して来る。
誰かを狙っている。あの目は…こちらを向いている?
『ガルル…ガルラァ!!!』
学園長達は人間の僕が狙われていると思い、僕を囲んだ。
…?違う、違う!あの目はこっちを見てない!見てるのは…彼だ!
「佐野くん!危ない!」
「え?」
化け物が鋭い爪を出し佐野くんに襲い掛かる。
晴明は走り出し、佐野を突き飛ばす。
ドンッ💥
「うおっ晴明!!」
化け物の爪は僕のお腹に刺さり、深く深く…ねじ込まれる。
「ぐ、、あぁ…!」
晴明の悲痛な叫びをものともせずに、化け物は自の爪をぐりぐりと彼のお腹にねじ込む。
「晴明くん…このバケモン!許さへんで!」
凛太郎は化け物に立ち向かい、睨みつける。
「駄目だよ凛太郎くん!」
凛太郎を救うには、誰も傷つかないには、晴明は皆のことで頭がいっぱいだった。
その皆には自分が入ってないというのに…
そこに学園長が『蘆屋道満』の力で化け物を祓う。
『うがァァァァ!』
化け物は灰となって消えた。
「は、晴明!大丈夫なのか!?ごめん…俺なんも出来なくて。」
「飯綱くんが危険に晒されるのは嫌だよ。」
「俺も…固まっちゃって。晴明傷付けて、、」
じわじわと涙が眼に溜まる。
「俺、俺!」
晴明はそっと佐野を抱きしめた。
お腹からボタボタと赤黒い血が流れ出る。
「晴明くん!今すぐ応急処置せんと!」
「…包帯を巻いてください。」
「まだ化け物はいると思います。晴明くんは学校に戻ってください」
「嫌…です!」
「晴明くん、無理しちゃあかんで!」
凛太郎も同意見だった。
「生徒が危険な目にあってるんですよ!?ほっとけませんよ!」
晴明が行きたい気持ちもよくわかる…
分かるからこそ連れていきたくないのだ。
「お願いします…行かせてください!!」
学園長の肩を掴みかかり、必死に乞う。
「あ、晴明くん…」
「どうしても駄目だと云うのならば、僕はこの先一人で行きます。」
彼の真っ赤に燃えたぎる眼は、いつしか闇へと惹き込まれていた。
「晴明!」
「晴明くん!!」
「待ってください!」
「晴明!」
誰の声にも耳を傾けない。
「黙って着いてくるのか…貴方達だけで行動するか、選んでください。」
「…..私達は晴明くんが心配なんです。ついて行くに決まってるでしょう、」
強気な彼には何言っても通じないことが分かり、諦めることにした。
「…っはぁ、はぁ」
だとしても人間である。
寿命、自己回復能力、体力、腕力、見た目が同じだとしても中身は違うのだ。
そりゃあ限界がくる。
晴明に無理はするなと言いたいところだが、彼は心配させぬようにもっと無理をするだろう。
「晴明、肩貸すよ。」
口を開いたのは佐野であった。
「…ぁありが、とう。」
「別に。」
『ねぇ、きみは………….あの時の…?』