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—— 病院 / 朝 ——
(まだ早い時間。病院の廊下は静かだった)
— 看護師:
ちぐささん、準備を始めますね。
— ちぐさ:
……はい。
(ベッドの横には、メンバーが全員いた)
— あっきい:
おはよ、ちぐちゃん。
— ちぐさ:
……おはよ。
— ぷりっつ:
ちゃんと寝れた?
— ちぐさ:
少しだけ。
— まぜ太:
それなら十分。
— あっと:
緊張してるか。
— ちぐさ:
……ちょっとね。
— けちゃ:
怖いよね。
でもさ、終わるまでちゃんと待ってるからね。
(その言葉に、ちぐさは少し笑う)
—— 数分後 ——
(ストレッチャーの準備が整う)
— 看護師:
手術室へ向かいます。
(静かな空気)
— あっきい:
ちぐちゃん。
— ちぐさ:
ん?
— あっきい:
絶対戻ってこいよ。
— ぷりっつ:
帰ってこないと怒る。
— まぜ太:
約束、忘れるなよ。
— あっと:
ここで待ってる。
— けちゃ:
ちぐ、大丈夫。
ゆっくりでいいからね。
ちゃんと戻ってきてね。
(ちぐさは、全員の顔を見る)
— ちぐさ:
……うん。
(少しだけ息を吸う)
— ちぐさ:
行ってくる。
— あっきい:
いってらっしゃい!
— ぷりっつ:
待ってる。
— まぜ太:
行ってこい、ちぐ。
— あっと:
戻ってこい。
1,201
— けちゃ:
いってらっしゃい、ちぐ。
(ストレッチャーがゆっくり動き出す)
—— 手術室前 ——
(扉の前で止まる)
— 医者:
ここから先はご家族以外入れません。
(メンバーは廊下で立ち止まる)
— ちぐさ:
……みんな。
— あっきい:
ん?
— ちぐさ:
ありがとう。
(そう言って、手術室の扉が閉まった)
—— 廊下 ——
(赤いランプが点灯する)
— ぷりっつ:
……始まったな。
— まぜ太:
ああ。
— あっと:
長くなりそうだ。
— けちゃ:
うん……。
— あっきい:
……
(誰も、席を立たなかった)
(ただ、
ちぐさが戻ってくるのを待っていた)
———
【第17話・終】