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モブ有
卒業した方が出てきます。
午後の授業。
学生さんならわかるだろう。
午後に!国語と‼家庭科は‼寝る‼‼
と、いうことでまずは国語。
「この評論は~」
中学までは現代小説?があったけど、高校からはないんだよなぁ。
評論だとかが多くて眠い。
筆者の主張はわかりやすくせぇよ。
読んだとき何が言いたいんやろってなったわ。
「対比と接続詞が~~」
もう何言ってるかわからん。
え?接続詞にもなんか種類とかあるん??
順…。
わからんなぁ。
「渡会~寝るなよ~」
「寝ませんって!」
「じゃあこの接続詞がなんだかわかるか?」
示されたのは、『だが』『しかし』『ところが』と書かれたところ。
みんな、「あぁ」という顔をしているので、わかりやすいものなのだろう。
「えぇ…?否定?とかっすか?」
「否定ではあるが、違うぞ。風楽、わかるか?」
「はい、逆接ですね。」
「正解だ。」
なんかいいところもってがれた…。
逆接なんてあるんやぁ。
どうにか眠らずに授業を終え、10分休み。
「やっほ。」
美園が遊びに来た。
「ひばり眠そうだね。交感神経働かせないと。」
「交換?」
「そういう神経。」
「ほえー。」
「あ、美園じゃん。さっき生物だったん?」
「そうそう。」
10分休みにやってくるなんて珍しい。
何かあったのか聞くと首を振った。
「俺が雲雀に会いたくなっちゃっただけ。」
うわー、モテる男やぁ。
「お世辞がうまいなぁ。」
「僕はずっと雲雀と一緒にいるから会いに行くことはないなぁ。」
ん?奏斗?
なんか煽ってね?
この二人は仲がいいのか悪いのか。
「ひばり、数学の問題集って持ってる?」
「おん。」
「貸してくれない?」
なんだ、けっきょっく用事あったんや。
一回も使われていない問題集を取り出し、美園に渡した。
「ありがと。」
さわやかなほほえみを浮かべ、美園が去っていく。
チャイムが鳴り、慌てて席に着く。
家庭科。
今日は金融についてやるようだ。
えっと?
株式と、債券と、投資?
あー、大事な奴やな。
大人になってからやること。
バブル時代は銀行に貯金するだけでお金が増えたけど、今はそうじゃない、か。
配られたプリントにメモり、グループワークをする。
いい具合に眠くならなくって、授業を受けきることができた。
「今日はここまで。ありがとうございました。」
「起立ー気を付け、礼」
ありがとうございました。
「よっしゃぁ!帰りや‼」
「いや、ひば確か用事あったでしょ。」
「あ、」
イブさんに呼ばれてたのすっかり忘れていた。
「ありがとな!」
鞄に荷物をまとめ、イブさんのところに向かう。
「あ、ひば。」
っと、イブさんもこっちに向かってきていたようで階段で鉢合わせした。
「イブさん、どこ行くんすか?」
「え?保健室。」
「え??」
さすがに元気な人がいくのはどうかと思うが…。
「情報知ってる人がそこにいるから。」
「ああ!」
なるほど、そういうことか。
イブさんと一緒に保健室に向かう。
先生に怒られないかが不安だがイブさんは物怖じしない。
「しつれーしまーす」
「失礼します…?」
幸いにも今は先生がいないようで、あっさり入れた。
逆光になっていて、シルエットしかわからないが、細身の男性であることがわかる。
「どうも」
思ったよりも低い声に身を固くした。
「あ、電気付けますね。」
イブさんが保健室の電気をつける。
「…え?」
目の前にはきれいな青年。
「俺は、黛灰。どうぞよろしく。」
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