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アサガオワンコ
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ルルちゃ
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#オリジナル
芽花林檎
29
#オリジナル小説
ちょこぬ
28
『……それで?』
「聞いてくれるの!?」
『黙ってくれ』
コイツの属性か分からんがあの超音波のせいで…………
『……』
バッと女性の顔を見る
「もぉーー照れるなぁっ」
顔立ち……人……骨格や髪の毛も人間っぽいな
魔物や聖霊様辺りと契約してる人間って自分の体内に契約相手の魔力が混ざるから、あの気持ち悪い感じも無い
関わったら駄目なタイプだ、違和感があったらすぐ逃げろって父上も言ってたからな
『……なぁ』
「ん?」
意識が自分の声に集中した瞬間
顎を殴る
『……気絶してるよな?』
ジッとしばらく観察する
……気絶したか
後ろに何歩か下がってから背を向けて歩き出す
バッ
その音を聞いた瞬間、恐る恐る振り返る
「ねぇっ!何で急に殴るの!」
『アンタはゾンビかよ!?』
「そこは丈夫って言ってよ!」
ジリジリと後退りする
「貴方、今北の国の隣国に向かってるでしょ!?」
正確に言えば北の国だが……
「今、貴方が此処に居るって事はそう言う事でしょ!逃げる方向だって隣国だったもん!」
『……それと何が関係あるんだ?』
女性の必死な様子を見る、本当にずっと必死だな
「私!軍に置いてかれちゃって!そんな中、貴方を見つけたの!」
一途の願いを込めるような目、吐き気がする
「私の名前はオリビア!、コンドロス魔道帝国の誇り高き軍人!雑用しかさせてもらえないけど!」
「お願い!助けて!」
……
『なぁ』
「……?」
『それって利用したいだけだろ?私が住んでた所の人間だって使うだけ使って危険の可能性があれば自分達はやらずに他者に任せる、それで死んだって後悔しても3日経てば後悔なんて、すぐ忘れる』
「エッ”!?」
『嫌いなんだよ、そういうの』
『人に迷惑掛けて助けろ?助けてほしいんだったらもっと誠意を見せてくれよ』
「……うっ……確かに……ごめんなさい」
ぺこりと頭を下げられる……向こうの国の謝罪の仕方か?
『……ほらっ』
「わっ!」
オリビアに向かって地図を投げる
反応おっそ
『……地図に少しだけ土が付いてる所があるだろ?今居るのがそこだからな、後は知らん、自分の足で行け』
「……あっ、思ったより近い」
無視かよ……助けて損した
「えっと!ありがとう!」
『……?』
アリガトウ?まぁ良いや
走って、小走りになって、早歩きなって
段々と、空気中に漂う魔力が濃くなって行く程足を動かしたくなくなる
あぁ、最悪だ
北の国を覆うとても高い壁
でも、何か大きな建物が壁を越え光っている
それは何かが、透明な丸い何かがソレ、光を少しずつ吸っている
……今行くな、アイリーン、夜に行けよ……
「……?おい、そこの女……イポス族……?!何で居る!!?…何しに来t『ッ!!!』」
門の前に立っている硬そうな鎧を来た男に接近する
そのまま叩き飛ばす勢いで男と衝突する
男が体制を崩したのを見計らって男の顔面を思いっきり殴る
「っ!?誰k」
なんだか喋っているのを見るとイライラしたので男の金玉を大量の血が滲み出すまで踏む
「ァ”ッ!ァ”ッ!」
短剣を取り出す
『……』
さっさと殺そう、その方が気が楽だ、だが意外だ、私はここまで感情を制御出来なかったのか
短剣を取り出し悶えて苦しむ男を見下ろす
『……』
動かない、手が動かない、何で?
……聖霊様、見てるんだ
そう気付いたからはもう早い
『大変申し訳ございません』
……お礼は……干し肉……いや、四肢の一本や二本、差し上げるか?
「グゥッ」
『……ぁっ』
とりあえず……回復魔術、掛けるか
口元を左手で隠し小声で呪文を唱える
『……ゴニョゴニョ』
「…?……??」
何か、本能?……背中を見せるのが嫌なのと同じであんまり呪文唱えてる時とか聞かれたくないし口とか見られたくないんだよな
……私は一体、何をしていたんだ……本当に。
いくら何でも怒り過ぎてる
『……魔力が乱れてるのかな』
申し訳ないし失敗した、こんな真っ昼間から何してんだ私
………いや、逆に言えば好都合だ、このおっさんから何か聞き出せるかもしれない
《だからってそんな事して良いの?》
…………都合の良い時に出てくるなぁ……聖霊様って
《聞こえてるよ?》
……すみません
……そういえばエブリンの馬鹿の時もそうだ、私ってこんなにキレる性格ではない筈なんだが……
……こんな時にゾーイが居たなら……いや、頼るのは駄目だ、1人でやらないと
《貴方本当に気付いてないのね》
『……?』
ひょっこり出て来てすぐ消える、謎が多いな、聖霊様は。
さて、そろそろオッサンも多少は回復しただろう
『知ってる事、全部話してもらうからな』
「なっ」
ジロリとその場にへたり込んでいるオッサンを見下ろしてアイリーンは言った
一方その頃ゾーイは
ありとあらゆる物が枯れ切った森、ゾーイは苦戦していた
「……」
生き残り、赤子が魔物に襲われないように高い場所で隠れ家を作っていた事が功を奏したのか最弱死や魔力切れで死ぬ、それ以外の赤子は基本的に無事そうだ
ただ、どうすれば良いのか分からない
そんな時、後ろから足音が聞こえた
「……キミハ……」
金髪の髪、アイリーンに刃を向けた人物、その後ろにはやや小柄な14歳程の少年、そして露出がやたら多く長い髪を一括りにまとめている女性、色気のある雰囲気を放っている
「……ゴエイデね」
片言、多分、エルフ語を勉強したのだろう
「ふむ……」
「……なんで馬が喋ってるんだ?」
「ァ”……」
「あらっ、前に話していた女の子とお馬ちゃんかしら?、この馬鹿金髪が女の子と話してる間に私達、暴走した魔猪に突撃されたのよ!!」
「……暴走と言うより発情k「あらあらあらあらレディーの前でそんな事言っちゃ駄目よ?」
……?
「何故れでぃーの前で言ってはならんのだ?」
「え?」
「……?」
「……この馬売れるのでは?ボソッ」
「わー!わー!キニシナイデ!カレハマダオサナイケドショウバイヲシテイテネ!」
……まぁ丁度良かったな
「ちぇっ、土地が枯れてるって聞いて何かに使えそうだと思ったのに、わざわざ護衛を連れて来た意味が無いじゃないか」
「アーー!!アー!!アー!ー!!」
「あらあら、うるさいわね」
「なぁそこの女」
「……?そこの女って何よ、失礼しちゃうわ!」
「乳をくれ」
コメント
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おお、第7話読んだよ!アイリーンの「手が動かない」って葛藤すごく刺さった……聖霊様に見られてるって意識がブレーキになるの、いい設定だなって。んで最後の馬の「乳をくれ」には不意を突かれて笑ったわ(笑)ゾーイ視点も気になるし、次が楽しみすぎる🔥