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これはまだ私が幼なかったときの話

私は小さい頃から活発な女の子だった、あることが起きるまでは、

「皆さん今からパパやママが見に来る劇の役割を決めるよ〜」

先生がみんなに聞こえる声で言う。

「今回は白雪姫をやるよー!!」

と先生の言う。みんなそれぞれどの役をやりたいかを考えていた。

「先生、先生、私、白雪姫役やりたい、やりたい、!!」

と私は言った。他にした人はいないかな?と先生がみんなに聞く。

「先生私はりんごちゃんの方が白雪姫合ってると思います〜!」

りんごちゃんの幼馴染が言う。確かにりんごちゃんの方が目が大きく丸くてとてもきれいだそれに、おとなしい感じが白雪姫にとても似ていた。

「私はいいよ、だってみやちゃんやりたいでしょうよ?」

とりんごちゃんが言った。えぇ〜でも……周りもガヤガヤし始めた。

「白雪姫を他にやりたい子はいるかな?いなかったらみやちゃんにやってもらうよ」

と先生が言った。周りはみんな静かになった。その時私は不思議な気持ちだった。私が本当に白雪姫役をやっていいのかそれともりんごちゃんに渡したほうがいいのか本当にわからなかった。そんなことを考えながらりんごちゃんに話しかけて来た

「みやちゃんよかったね!!白雪姫役じゃんっ!!ヒロイン、ヒロイン!」

そう言われた少し不思議な気持ちが落ち着いた気がした。



ことを話が終わった後の休み時間。



「絶っっっ対白雪姫のりんごちゃんのほうがあってたよね〜」

「それな〜みやちゃんも可愛いけどツリ目だし魔女って感じたよね(笑)」

「確かに(笑)魔女役やればいいのに」

そんな会話が聞こえた。

私はとても悲しかった。自分だってわかっていた。ツリ目の私よりもりんごの穏やかな性格とまん丸のおめめどっちが白雪姫似合ってるかなんてひと目でわかる、でも、りんごちゃんは控えめな子だ、自分でやりたいなんて言わない。やってみたら?と言ってもやらない時もある。そんな子に負けたのがとても悔しかった。悲しいかった。なんで言われなきゃいけないの?やらないなら私がやってもいいよね?


この時から私はりんごの事が苦手になった。

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