rf×hr
⚠️ここからは伏せ字なしです
【剣持side】
今日もろふまおでの収録がある。
…どちらに聞こうか。
僕は今日、社長か甲斐田くんのどちらかに…
関係を問い詰めようとしている。
…甲斐田くんはすぐ劇場するからな。
でも、社長も中々口を割ってくれなさそうだ。
まあ、甲斐田くんに聞くか。
ろふまおでの収録の休憩中、僕は甲斐田くんに話しかけた。
剣「ねえ甲斐田くん。聞きたいことがあるんですけど、来てもらっていいですか?」
すると、僕からの呼び出しが珍しいのか、彼は驚いた顔をして言った。
甲「あっはい!大丈夫です」
僕らは事務所の空き部屋へと移動した。
甲「もちさん?なんでここで…?」
剣「会話の内容が誰にも聞こえないようにするためですよ」
ガチャリとドアを開けると、ソファが2つ置いてあったので、僕らは向かい合って、それぞれソファに座った。
甲「で、話ってなんですか…?」
少し怯えた声で話しかけてきた。
剣「…甲斐田くんって社長とどのような関係なんですか?」
甲「っえ…」
剣「先日の夜、目撃者がいたんですよ。君と社長がラブホテルに入っていくところを」
甲「ぁ…///」
甲斐田くんは顔を手で隠した。…耳が赤い。
剣「恋人?それともセフレ?どっちです?」
甲「セッセフレ!!//セフレでしゅ!」
動揺のあまり、舌噛んでるし…。
てか、同僚とセフレ?なんで?
剣「…どうしてセフレなんか。セフレになるならせめて、グループメンバー外…まあ、事務所の関係者以外となってくださいよ。いろいろと気まずいでしょうが」
甲「っ!!ちがっ…訳があって、!」
突然甲斐田くんが立ち上がった。
剣「なんでそんなに必死なんですか?」
甲「っ…もちさんにはわからないよ!僕には社長が必要なんです!社長がいないと僕…」
…必死すぎる。
剣「それだけ社長のことが好きなんですか?だったらさっさと付き合えば…」
甲「っ僕社長のこと、恋愛的に見てません!」
剣「え」
てっきりあんなに必死だから好きなのかと。
甲「僕、精液を他人からもらわないと、死ぬんです」
突然の彼からの発言に、僕は固まった。
精液をもらわないと死ぬ?どういうことだ。
甲「桜魔で呪いにかかっちゃって…社長に助けてもらっているんです。その、せっくす…///して、」
剣「じゃあ、社長とは恋仲ではないと?」
甲「そう言ってるじゃないですか!!!///」
…よかった。セフレなのは許せないが、ふわっちの想いはまだ、伝えられる可能性がある。
社長と甲斐田くんが恋人だったら、もう遅かったかもしれない。
剣「わかりました。もう、聞きたいことはないですよ。ありがとね甲斐田くん」
甲「えっそれだけ?!///てかもちさん!そのこと誰にも言わないでよ!?おい、聞けよガキ!!」
僕はうるさい甲斐田くんを残して、ふわっちの元へと走った。
楽屋につくと、社長とふわっちはとても気まずそうだった。
そうだ、今ちょっとやばめな2人残してきたんだ。忘れてた。
加「…剣持さん、収録のときはいつも通りだったのに…不破さんが、全く私と話す気がない…というより、無視…してくるのですが、」
社長がとても悲しそうな顔で僕に言った。
剣「ちょっふわっち、そこまでは…」
不「…」
その後、結局収録は上手くいかず、延期になった。
ふわっちは、いち早く帰宅。
甲斐田くんは状況を理解できておらず、困惑しながらも、桜魔の方へ帰った。
加「…私、何か、しましたか」
社長はすごく落ち込んでる。
剣「ふわっちは昨日、見たんですよ。アンタと甲斐田くんがホテル入ってるとこ」
加「っは!?見られていた…んですね」
剣「ふわっちは、甲斐田くんに好意を寄せています。だから、2人が一緒に建物に入っていく姿を見て、ショックを受けたんですよ」
加「…そうなんですか、」
剣「もうセフレなんてやめたら?人助けだと思ってるなら、お人よしすぎる…」
加「人助けだなんて思っていません」
急に真剣な顔をした。
剣「え…でも、甲斐田くんを助けるために…」
加「私、甲斐田さんのこと、好きなんです」
剣「…は!?!?」
いやいやおかしいだろそれは!!
剣「好きなんだったらなんでセフレなんかなってんだよ!!」
加「…セフレという関係になってしまった以上、告白して振られてしまったら…もうこの関係は終わってしまいます。だから、せめて…今だけは、体を重ね合いたい…」
…社長も社長で大変なんだな…。
剣「あのさ、告白する気ないんでしょ?だったらふわっちが告白してもいいよね?」
加「だっ、ダメです!!!!私は、甲斐田さんを愛して…」
ガチャリッ
不「へえ、そういうことやったんね」
突然楽屋のドアが開くと同時に、ふわっちが現れた。
剣「え…ふわっち?!帰ったんじゃ…」
不「…俺、晴んこと好きなのに…そんな呪いのこと知らんかった」
不「俺も、晴のセフレになるわ」
加「え…」
…は?!!?
【不破side】
俺は帰ったフリをして、社長ともちさんの会話を盗み聞きしていた。
もちさんは、もうとっくに俺のために動いてくれていると思ったから。
いざ話を聞いてみると、晴には呪いがあって、社長は…晴に好意があるにも関わらず、セフレになって晴の呪い事情の手伝いをしているらしい。
…俺も、体を重ねたい…
そうか、堕とせばいいじゃん
不「俺も、晴のセフレになるわ」
晴と性行為をして、かっこいいところ沢山見せて….
絶対に堕とす
そこで俺は、晴に連絡をした。
【加賀美side】
楽屋でいろいろあった後帰宅し、今私は自宅にいる。
…最悪だ。不破さんは確実に晴を狙っている。
取られたくない…!
そう思い、晴に電話をかけた。
甲「もしもし社長?どうしたんですか?」
愛おしい声が電話ごしに聞こえる。
今日は不破さんと私のトラブルで撮影は延期となり、今の時刻は夕方。まだ早い方だ。
加「…今夜うちに、来ませんか?確か、桜魔での用事が終わったら…もう予定なかったですよね?」
私だって、たとえセフレという関係が壊れてしまったとしても…振り向かせたい、堕としたいっ、
甲「ごめん社長!今夜僕、
不破さん家行かないといけなくてさ〜!」
….え、
加「…そう、ですか…」
何故だろう、胸騒ぎがする。
不破さんに、不破湊に晴が取られる…っ。
加「甲斐田さん!呪いで困ってるんじゃないんですか?!だから今夜一緒に…!」
甲「ちょっ社長どーしたの?!そんな慌てて!昨日…///分けてくれたじゃん!十分だよ!!」
あぁそうか。私は晴にとって便利な駒な訳だ。
…そこから抜け出したいのに、!
もう、いっそのこと聞いてしまおう。
加「甲斐田さん、貴方好きな人っていま…」
甲「あー!社長!すいません!そろそろ行かなきゃ!また電話してくださいっ!では」
ツーツー
加「…はぁ、あはは」
電話を切られた後、しゃがみ込み、
自身の前髪をぐしゃりと掴んだ。
加「なんで、助けたんだろう」
あの時、楽屋にいなければ。
あの時、助けると嘘をついて自分の欲を晴に吐き出していなければ。
あの時、これからも協力すると言わなければ。
あの時、いや…もっと前から
自分の気持ちを伝えていれば。
もう、とっくに遅かったんだ。
【甲斐田side】
珍しいな。
不破さんあんまり家呼んでくれないからさ。
ろふまおの撮影がなぜか延期になり、僕は桜魔に戻った。
桜魔で少し呪いの検査?とかを弦月や長尾と一緒に行っている時、急にメールが来た。
不破さんからだった。
不『今日俺ん家で飲まない?』
甲「え!?!?」
驚きすぎて声が出た。意外だったもので。
長「おー?どした?」
甲「あ、いや…今日不破さんの家行くから、もう帰っていい?」
弦「えー検査まだ終わってないけど、まいっか」
甲「ごめん2人ともありがとー!じゃ!」
僕はちょっと嬉しかったのかもしれない。
早足で帰宅した。
不破さんの家につまみを持って行こうかと準備をしている最中、社長から電話がかかってきた。
家を出る時間が迫っていたため、あまり話せなかったが…
少し焦っていて、泣きそうな声だった。
とても心配だったが、僕は家を出た。
【不破side】
待ってろよ晴。
これから俺が、社長のこと忘れられるくらい、
たっぷり愛してやるから。
【剣持side】
甲斐田くんの呪い…。
そのせいで、社長はセフレ続けないといけないし、ふわっちも苦しい気持ちのまま…。
さっき突然ふわっちの、甲斐田くんのセフレになる宣言を聞いてますます焦った。
なんとかしないといけない…。
甲斐田くんの呪いを解かなければ。
でも、どうやって解くんだ?方法は?
本人は知っているのだろうか…。
少し話をしたい。
これからのことを考えて、彼と。
そう思い、僕は甲斐田くんに電話をした。
プルルルルッ
甲「はい、もしもし、もちさん?」
剣「甲斐田くんこれからまた事務所これる?」
甲「え、さっき帰ったばっかじゃないですか!なんで急に?」
剣「ちょっと話したいことがあるんだよね。僕はまだ事務所いるから、今すぐ来てほしいんだけど」
甲「え、まだ帰ってなかったの!?あ…でも甲斐田これから用事が…」
用事?やっぱり呪いのことで?
甲「不破さんの家で、今日久々に飲むんすよ」
剣「え…」
マズいマズいマズい。
あいつは絶対企んでる。
甲斐田くんのこと犯すぞ絶対。
それだけは阻止しなければ!!!
剣「甲斐田くん、先輩の言う事聞けないの?僕、ふわっちよりも先輩だけど?」
甲「ちょ、そこで上下関係出すのズルくない?!うぅ…ちょっと待っててください。不破さんに遅れるって連絡します、」
よっしゃ。僕2期生でほんとに良かった。(?)
結局甲斐田くんはふわっちとの約束の時間を先延ばしして、今から事務所に来てくれるらしい。
ちゃんと話さなければ。2人のためにも。
10分くらい経った後、楽屋のドアが開いた。
剣「あ、甲斐田くん。早かったです….は?」
甲「はぁ…///もちさ♡助け…ぅ///」
僕の元に来たのは、
発情した甲斐田くんだった。
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ひぇぇぇぇ、まさかそんな展開になるとは、、、😭︎💕次は一体どうなるんですかッ!?続きが楽しみすぎます😊