コメント
2件
注 意 事 項
◾︎ご本人様、関係者の方、一般のファンの方の目に触れる様な事はしないで下さい。
◾︎ 無断転載、引用、スクショ、コピー、拡散、晒し行為は絶対にお辞め下さい。
◾︎コメントの際は、【伏字】や【隠語】を使用して下さい。
※ご本人様やグループ名、ファンマ等の正式名称を記載する事は禁止です。
(例→桃、🩷)
▲
これらのルールを守れていない方は見つけ次第、
こちらから注意させて頂きますのでご了承ください。
また、そういった方を見つけた場合は、主の方までご報告下さると助かります。
︎︎︎︎︎︎☑︎紫(攻)×桃(受)×赤(攻)
︎︎︎︎︎︎
「あーー!!そのえらまめおれんらよお!!」
簾のスタンドライトが照らすひと部屋。
障子の下部は硝子作りになっており、覗く景色からはいくつもの灯篭や太鼓橋までもがライトアップされており、砂利道を照らしている。
そんな庭園の様な気品がある居酒屋のとある一室では俺含めメンバー6人で飲み会が開催されていた。
大掛かりなプロジェクトがひと段落ついたと言うことで、スタッフさん達も含めたお疲れ様会は後日きちんと開催する事が決まっており、今日は最後の集まりの後気軽に集まれるメンバーだけで、明日からまた頑張りましょう会という名の飲み会が開かれる事になったのだ。
今日の開催場所をセレクトしたのは毎度の事ながらなつ。
俺ら5人の頭でもあり、俺となつ3人で恋仲関係にもあるらんを喜ばせようとする意思がひしひしと伝わってくるような内外装の居酒屋に、入店時自然と笑みが溢れていた。
コソッとなつに耳打ちで賞賛を伝えるとあいつも嬉しそうに俺の肩に腕を回して、そのまま通された個室までふたりで、今日まで目一杯頑張ってくれた俺らの愛おしい恋人をどう愛でるか話しながら足を運んだ。
俺の左隣に座るなつが思いの外、酒を煽る手を止めない事に内心呆れながらも潰れられては困るので仕方なく、持っている酒を水と取り替えたり、酔いの回りを少しでも緩和する為に食べ物を無理やり口に突っ込んだりと介抱していた。
でも待てよ?
ここでこいつが潰れれば、お開きになった後らんを独り占め出来るんじゃ…?
そうな事を考えていると、目の前かららんの呂律の回っていない幼子の様な声が室内に響いた。
「その枝豆俺のだよ」?
何だと思い辺りを見渡すと、俺の右隣に座るみことが枝豆をサヤから剥き口に放り込む直前だった。
いきなり言われたものだからみこと自身も驚き、放り込む体制のまま固まっている。
それに、俺のだと豪語するけれど、みことが勝手にらんの物を食べた訳ではなく全員でツマムように頼んだものである。
「食べちゃだめなん?らんらん」
「だめ!」
「そうなんか〜」
珍しく顔も真っ赤、目もとろんとして明らかに酔っ払っているらんを宥めるように、小さい子を相手するように問いかけたみことに、四つん這いでみことの元までよちよち歩き始めたらん。
俺の左隣からはシャッター音が聞こえる。
「酔っ払いすぎやろらんくん」
「らんらんもうジョッキ5杯空だよ」
「あいつ今日は何も食べてないとか言ってなかった?」
「あら、空腹にアルコール大量に入れちゃったんだね〜」
らんの席の畳上にはビールが入っていたジョッキが丁寧に並べられていた。
なつの言う通り会議前に、今日は寝坊して朝食べてないんだよねと話していた事を思い出した。それなのに、プロジェクトを進めるにあたってお世話になったスタッフさん達に挨拶回りだとか、これからもお世話になるかもしれんし、と先に昼飯食べろと言う俺らの声に「挨拶程度だからすぐ終わるよ」と言って結局、終わったのは16時。
17時からここの居酒屋を予約していた為結局食わずに来て、着くなり乾杯しジョッキ1杯を平らげていた。
「んわああ、らんらん俺の手ごと食べんといてよ!」
取り乱すみことの声を聞き、4人全員の視線がそちらに集まった先には、
みことが口に入れようとしていた枝豆を、みことの手ごと引き寄せそのまま指まで咥えこんでいるらんの姿があった。
「ん、んぅ? えらまめはぁ?」
「うわっうわっ、吸わんといてよ!」
「赤ちゃんおる」とその光景を眺めながら日本酒をグビっと飲み干すこさめ。
「背筋ぞわぞわするわぁ……」
「みこちゃん見てて」
いつの間に移動したのか。
気づけばみこととらんの隣におちょこ片手に座っていたこさめが、「見てて」と日本酒の入ったおちょこに小指を浸けらんの前に差し出す。
「らんくーんこっちもあるよ」
「ぁむ」
「食べたー!!」
「らんらん めっ!かわいーけどお行儀悪いよ」
そんな顔こさめに向けんなと言いたいところだが、それをグッと飲み込む。場が白ける可能性大、それにあんなに酔っ払ったらんに言ったところで覚えてないだろう。
代わりに、お開きの後は冷水でもぶっかけて酔い覚ましてやるよ。
「こさめちゃんもお行儀悪いからやめなね」と精神年齢低めの3人に軽く注意を促し、ちゅうちゅう吸っているこさめの指をらんの口からそれとなく引き抜くすち。
引き抜かれた指を名残惜しそうに、その行為を行ったすちをらん本人は睨んでいるのだろうが真っ赤な顔とうるうるな瞳のせいで全くその意図は伝わらない。
「こさめおトイレ〜」
「俺も行っとこ〜」
こさめに続いてみことも出て行った。
「そろそろ出るか」
「そうだね、この様子じゃ無理そうだもんね」
すちの隣に座るらんに俺らの視線が集中する。
騒がしかったこさめとみことが退室し、静かな空間に包まれた瞬間、目をしぱしぱと瞬かせ眠気に抗っているのだろう。
「らんらん眠いねえ、帰ろっか」
「ん、ぅ? や、」
「嫌」と言いながら首を横に振る。必死に目擦って限界なの丸わかりだっつーの。
「ぅーーー……」
「やなの?」
「んーーーーー……」
目を擦る手をすちに制され、そのまますちの腰に抱きつき丸まってしまった。
「どうしよう」と困った笑顔を俺らに向けるすちに、お前は悪くねえよと言葉を添えるも溜息しか出てこなかった。
流石に好き放題やりすぎじゃね?
酒飲んで酔っ払ってるから自分の意思じゃないですなんて通用しねぇぞ?
「それじゃまた明日ね」
「まにきもなっちゃんも明日の10時からの会議遅刻したらあかんよ!」
「帰って何をしはるんですかね〜w」
「こさめちゃん、しっ!」
「酔っ払い相手にさすがに盛んねえわ」
「すみません、出してください」
それぞれに見送られながら、タクシー運転手に声をかける。
あの後すちの腰に抱きついたまま寝てしまったらんを連れて、電車で帰るのは周りに迷惑がかかるかもと判断し、何かあってもすぐに止まれるタクシーで帰ることにした。
いつ吐くか分かんねえしな。
「すんません、コンビニ寄ってもらっていっすか?」
「なんか買うん?」
「あー、もうすぐ切れるなと思って」
「前買い足さんかったっけ」
「前はほら、1箱使い切ったし、その後も何回か使ったし」
「ん、ふぁ、…? くるま?」
なつの腕を抱き枕にしてすぴすぴと眠っていたらんが、まだ重い瞼を擦りつつ欠伸しながら起きてきた。
「そ、タクシー」
「今からわしん家帰るけえ、眠かったら寝てていいよ」
後部座席にらんを真ん中にして、その右側に座っていたなつがらんの瞼を擦る手を握る。
「んぅん…おきてる」
「気分は?」
「だいじょぉぶ」
「そ」
軽く気分不良が無いか問いかけ、2つ先の信号沿いにコンビニがある事を窓越しに確認し、再び視線をスマホに向け明日の予定を確認するため異様に明るい画面をスライドさせている時、
「きょおはすちのいえかえる…」
右側に視線をずらすと、俺のと同様に明るい画面に映し出されたすちとのトーク画面には、今し方送られた『今から家行っていい?』。
「俺の家嫌やった?」
そんな顔すんなよなつ。
そんな顔させるような事言う奴じゃねえだろらん。
咄嗟にらんのスマホを取り上げ、すちに訂正の文章を送る。
「返せ」と伸びてくる腕をとっ捕まえて、運転手に謝り行き先の変更を伝える。
抵抗しているその隣から、俺を心配する声も聞こえるが一旦無視だ。
━━━━━━━━━━━━━━━
「今日はすちの家帰る」
そうらんが言った途端、車内の空気が一変し、いるまが運転手に行き先の変更を申し出た。
地図アプリを開いて指示した場所は、今いるここ、ラブホ。
普段ほとんど機嫌の変化なんか表に出さないいるまが目に見えるほど怒っている、それは酔っていたらんでも感じ取ったようで怯えているのか座ったまま固まっていた。
タクシーに長居するのは迷惑だと下車したが、先に中に消えていったいるまを追いかけるのは勇気がいるようで再び固まってしまった。
「い、いるま?」
「ん?」
「らん怯えてっからさ…」
ホテルに入る選択肢以外なかったし、らんの手を引いて連れてきたけど。
受付を済ませ、エレベーターの中でいるまにお伺いを立てる。
俺がこいつに喋りかけたと同時に俺と繋いだ手にぎゅっと力が入ったのが分かった。
「…怯える程、自分のした事分かってるって事やろ」
その後はほんの数十秒が何分にも感じられる程、部屋に着くまで終始無言だった。
「ちょ、いるま!」
部屋に入った途端、俺と繋いでいたらんの手を引っ張りベッドに沈みこませ、それに覆い被さったいるま。
酔いもそろそろ覚めてきたのか怯えきったらん、それに今まで雑には扱ってきたかもしれんけど、乱暴にはした事なかったのに、いきなりのいるまのその粗雑な行動に制止の声を上げる。
「なに?怯えたフリ?相変わらずの姫様ムーブだな」
「…ッ…」
「呑み屋でもそう。あいつらに愛想振りまいて尻尾振って腹見せてさ。…おまえ何がしたいん? 俺らのこと弄んで楽しかったか?」
「…ちがぅ…」
「何が違ぇんだよ事実だろ。なつがどんな気持ちであの店選んだと思ってんだよ、なあ」
シーツに縫いつけたらんの手首を掴むいるまの手が、微かに震えている。
そこで初めて、あぁこいつも不安だったんだ、って。感情任せに荒っぽい態度を取った訳じゃないんだ、って気づいた。
なにも俺もいるまの怒りを否定するつもりは無いけど、少々やり過ぎ。
「いるま落ち着け。らん泣いてるから」
らんの上に馬乗りになったいるまの肩に手を置き、退くように促す。
泣き虫のくせに、単に喧嘩や言い合いでは決して泣かない気の強いこいつが、いるまに言われること黙って飲み込んで静かに涙を流している。
確かにいるまの言う通り、自分に非があるって分かってるからかもしれんけど、”なつがどんな気持ちであの店選んだと思ってんだ”って言われた後に泣くのは黙って見ちょれんやろ。
「俺は大丈夫やけぇ、次は甘いもん食いに行こうな」
両腕で顔を覆って唇を噛み締めるらんの頭をふんわり、極力優しく撫でる。
「いるまも無理すんな? ありがとうね」
思ってもない言葉並べやがって、バレバレだっつーの。
無理して震えているこいつの手を取って、俺を想っての行動達に礼を述べる。
「ほら仲直りしよ。らんちゃんは今日なんですちん家帰りたいん?」
「…なっちゃん、といるまの邪魔になる、かもって…」
シーツに沈んだらんの体を抱き起こして、向かい合わせになるように俺の膝に座らせ、桃色に色付いた頬をぎゅむぎゅむと摘む。
俺に両頬を鷲掴まれ、O の形になった口から発せられた言葉に目を見開く。
いるまなんか「はあ?」と緊張の糸が途切れるような声を上げている。
俺からすれば間抜けな声でも、今のらんからすれば語気が強いからか構えてしまって肩を竦めてしまった。
「おいいるまぁ空気読めよ」
「いや、だって、…はぁ?」
らんの背中を摩りつついるまを咎めれば、理解できないというように頭をガシガシと掻きながら再び間抜けな鳴き声を上げている。
「…んー、なんで邪魔になると思ったのか聞いてい?」
「……居酒屋、はいる前からふたりでたのしそうにしてた、から…」
言いにくそうにしょもしょもと口を開いて教えてくれた。
居酒屋入る前?
………。
ぁー、…自覚したわ、すまん、らん。
「そうだよなぁ、お前から見たら、そうかぁ…」
「それもあるけど、部屋にとおされたあとも、ふたりでそそくさ すみに座っちゃってさ、…っおれがまんなか…座りたかった…」
飾らず自分の言葉で思ったままを伝えてくれるようになったらんに、心臓がずぎゅんと音を立てる。
今まで散々上手く隠し通されてきたけど、らん検定特級の俺らにはもう通用しない。それに、そもそもこうやってらん自身俺らを信頼して、らんの無理のない程度で伝えてくれるようになったことが特級に進級出来た真髄だ。
「ちがうってばらん。それはさ、お前の食べてる顔真正面から見たいから」
「むぅ…」
かっっわ。
両頬を俺の両手で包んで真正面から伝えると、少し不服そうに頬を膨らませるらん。
ありえん。
かわちい。かわちいねえ。
「おれは、ふたりの間がよかったのぉ…!」
「間が良かったんかあ…ごめんなぁ、次からはそうしよ?」
「おまえ、こいつに甘すぎ、らん全肯定botがっ」
ぐうの音も出ない。
事実やけ、しゃーない。
だってうちのらんちゃんかぁいいし。
「いるまもばかっ、あんぽんたんっ、…やくざ!」
「悪口のボキャブラリーよ……んで、なに? もう怒らんから言ってみ?」
「…おれの目の前でなっちゃんにばっかりかまってっ、…あーんもして…、おれにもあーんしてよおぉぉ…」
さっきまでの何かを堪えるように静かに涙を流すのではなく、頭をポンポンされながらいるまのいつもの優しい声を聞いて何かが決壊したのか、わああと大きく口を開けて、俺の両手に大粒の涙を零して泣き始めてしまった。
「ちがっ、あれは! あーんしてた訳じゃねえって。こいつ酒雑魚の癖に調子乗って酒ばっか呑んでるから無理やり食わしてたんだよ、……ごめんって、そんな泣くなよ…」
わんわん泣くらんの頭を撫でながら、可愛らしい理由で泣くらんに翻弄されるいるまは見ていて気分がいい。
普段から余裕ぶってるし、ちっとはらんの前でダセェ姿晒せや。
「らんちゃんあんま泣くと、そのおっきいおめめ明日開かんくなる」
「ブスになんぞ」
いるまの言葉を聞いて、また大きい目を潤ませる。
こいつ、ほんま…、どこまで…。
こいつがこんなにも素直になれない相手はらんだけ。もっとスマートに色々こなしそうなイメージは、こいつらと交際を始めた時に消え去った。
好きな子には素直になれない思春期男子ってやつ?
てめえ何歳だよって。
酔っ払って幼児退行したらんはいつもみたいに言い返して突っかかっていかないようで、俺はあえて軽蔑の目をいるまに向ける。
「らん、今日はあいつ抜きで俺とだけイチャイチャしよーな」
「はあ!?」
「自業自得乙」
慌てるいるまを嘲笑っていると、俺の腕の中にいたらんからいるまへと手が伸び、控えめに上服の裾を掴んだ。
「…ばつとして、なっちゃんと肩くんでなに話してたのかゆえ」
「…逆にいいんか?」
「いいのがれしようったってむだだぞ!いっつもそうやっておれのことごまかして!」
「いや、ふつーに…」
「ほらみろ」
「ぅにゅ、⸝⸝」
俺らが肩組んで話してた内容を洗いざらい話し終えたあと、ぷしゅーと頭頂部から湯気が出そうな程顔が赤いのを両手で隠しながら縮こまっている。
てか「うにゅ」って言った? かわいい。
録音するからもっかい言ってくれんか。
「俺は話す前に、いいんか、って聞いたからな」
「…だって、…ふたりで話してるし、もっと、なんか、ふたりでお出かけする話とかかとおもったんやもん…、」
「ばーか。お出かけの話ならおまえも呼ぶだろ」
「前におれ抜きでしてた…」
「あれはサプライズだったやろ?」
「う…」
「w 納得した?」
両手を広げて、さっきまでの厳つい表情はなく、柔らかくらんに微笑む。
「うん…ごめん」
おずおずとその広げられた両腕に近寄るらんの腕を引いて、力いっぱい抱きしめるいるま。
「それはお互い様、な。俺もごめん。おまえの前では余裕のあるかっこいい俺だけを見せたいんやけどなあw どうやっても無理らしいわ、今日ので分かった。たとえ身内相手だったとしても、甘えるのは俺らだけにしてほしいんだよ。ダサくて、余裕なくてごめん」
らんを抱きしめ肩口にぽつぽつと発せられるいるまの本音達。
普段素直にものを言えないいるまの本音達。
それはどうやら、らんの心にスっと浸透したようで、うん、うん、と鼻を啜りながら、いるまを強く抱き締め返している。
「ん、これで仲直りな」
「んぅ、仲直りのちゅー…」
「今日はふわふわしてんな」
「やけ酒しちゃったから? ふふふ、」
「なに?」
「ん?ふふっ、いるますき…ふふ」
「おまえほんまどこまでもかわいいな。なあ、な、つ…はあ!??」
ん?
俺の前で繰り広げられるイチャイチャに、あれここって天国だっけ、目の前に天使がおる、とか思ってたらいきなりいるまに話を振られた。
かと思えば、目かっ開いてるし。
「なっちゃん!?どしたの、どっか痛いの、」
「え?」
「おまえ気づいてないんか、涙だばー溢れてんぞ」
ああ…天使達が離れて俺の元に…。
てか、え?
俺泣いてる ま?
俺の両頬をやわこいらんの手が包んで、気づかない内に流れていた涙を拭ってくれるいるま。
もっとこいつらの、いつも通りのイチャイチャを眺めているつもりだったのに。どうしたことか。
「お、お前らあぁまじでさあぁぁ…」
こいつらの手の温もりを感じながら目を開けると、優しい笑みを俺に向けてくる。
「もう喧嘩すんなよなあぁぁぁ…お前があんな乱暴するとか、俺、解釈不一致だからぁぁ!」
「お、おぉ…w やっかいオタクきた」
「そうだよおおお前らのオタクなんだ俺は! 今更だろおお!」
これは、アレだ。
いつも通りのふたりを見て安心した時の、アレだ。
「なっちゃん、なっちゃん」
「らああんんん~…」
「もう仲直りしたから泣かないで?」
「ん゛うぅ~知ってるよぉぉ~…」
「だから泣いてんだよこいつw」
「もお~、泣き虫だなあ、なっちゃんはw」
俺を見てケラケラ笑い合うふたりを見てまた鼻の奥がツンと痛むのを堪える。
「許さねえ…、大人しく眺めてるだけで済まそうと思ってたのに…、俺も混ぜろおお!」
「わっ!? ちょ、なんでぇ!?」
俺の目の前にいたらんに抱きつき、らんのふにふにした桃みたいな尻を揉みしだく。
「ちょ、やだっ⸝⸝なっちゃん~⸝⸝…いるまたすけて」
「ん? んー…、仲直りはしたけど、あいつらにあんな姿見せてるおまえは見たくなかったな~?」
「んぇ、ごめ、」
「うん、だからお仕置、ってやつ?」
「え……ぁぅ⸝⸝ なっちゃん!⸝⸝」
「ん~? らんちゃんのケツやみつきになんだよなー…」
「さっき話した内容、そのままやる予定だから落ちんなよ」
続く
ここまでは全体公開です(❀ᴗ͈ˬᴗ͈)”
続きはR指定になりますので、続きが気になる、読みたい方はぜひフォローして下さいね〜🙈♡
“
リクエストありがとうございました🙏
約3週間お待たせしてしまって申し訳ないですっ💦
少し、リクエスト頂いた内容とは違うところもあるかと思いますが…ご容赦を…⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
他のリクエスト頂いた分のお話も書き進めている段階ですのでもうしばらくお待ちください🙇🏻♀️՞