最近 部活忙しくて更新遅れました💦
それではどーぞ!!
「「……。」」
2人の妄想を聞き限界に達した私は頭を抱え耳を塞ぎ込んでその場にしゃがみこんだ。
もう何も聞きたくない。何も考えたくない。リアルに頭と胃が痛くなってきて今にも吐きそうだ。__しかし幾ら現実逃避をしたところで現状は変わらない
一体どうすれば良いのか…
「〇〇ちゃん大丈夫かい?」
「気分が優れないのでしょうか」
私がしゃがみ込んでしまい、体調が悪いとでも思ったのか2人は声を掛けてきた。
大丈夫じゃないし気分も優れないよ、貴方達の所為で。
まだどちらか1人だけなら対処出来るかもしれないが2人同時に来られると無理。
しかもこんな可笑しい人達なら尚更無理だ、私はそこまで器用な人間でもないし口が達者でもない。
_____ん?待てよ、、。
1対1でなら対処出来るのでは?
『それだ!!』
「うわぁ!びっくりしたぁ…!」
名案を思いついた私は勢い良く立ち上がり叫んだ。
『私、2人っきりで話したい』
「おや、いきなり積極的になったねぇ」
「漸くこの時が来ましたね。随分と待ちましたよ」
「ドストエフスキー、出て行ってくれ」/「太宰くん、出て行って下さい」
2人はお互いに目を向けたまま扉の方を指差して言った
『…否、あのさぁ』
「出て行くのは君の方だろう?〇〇ちゃんは私と2人っきりでお話ししたいんだから、君は邪魔だ。」
「違いますよ。〇〇さんはぼくと2人っきりでお話ししたんです、貴方の方こそ邪魔なので消えて下さい」
「彼女が何時君と2人っきりで話したいなんて云ったんだい?幻聴が聞こえたのかな?それなら今すぐ耳鼻科に行った方がいい」
「貴方の方こそ彼女の言葉をどう解釈したんです?自殺し過ぎて頭が可笑しくなったのでは?今すぐ病院でMRI検査とCT検査をした方が良いですよ」
『あ”ぁ”ぁぁ だまれ!!!』
「〇〇ちゃん五月蝿い」
「静かにしていてください。」
お願いだから、一発で良いから殴らせて欲しい
この自己中共を今すぐぶん殴ってそのイケメン面を傷物にしてやろうか
『2人共善く訊いて』
私の話しを無視され、また口喧嘩が勃発しそうな雰囲気になったので2人の間に入って真剣に諭すように話す.
『私は貴方達1人1人と ちゃんと話し合いたい』
「「……。」」
『お互いこのままじゃ困るでしょ?いい加減進展させよう』
「へぇ…」
「進展ですか…」
『な、何っ!文句あんの!?』
その含みのある顔と言い方は何なのよ!この意味不明で私の話しを聞かず暴走する貴方達との監禁生活から脱する為の話し合いだから!
それ以上でもそれ以下でもない!
「文句なんてある訳ないじゃないか。ねぇ?フョードルくん」
「えぇ。寧ろ願ったり叶ったりです、ふふっ」
何で笑った?ふふってなにっ!?
あと散々口喧嘩してた癖に、急に意気投合するのやめてくれないかなぁ?
ある意味怖いので
「ではぼくからでも構いませんか」
「えぇ〜」
『うん、異論なし』
治くんは如何して不満そうなの?順番なんてどっちでもいいじゃないか
「判ったよ。今回は先行を譲ってあげる」
『だからどっちでも同じだろうが』
「では早急に退室して下さい」
「五月蝿いなぁ。____あ、〇〇ちゃん。何かあったら大声で叫ぶんだよ?」
『勝手にフラグを立てるな、さっさと散れ』
「ひっど~い!」と言いながら手錠を外して部屋から出て行く治くん。
大声で叫ばなきゃいけない事が起こるとでも?
相手はフョードルさんだ、治くんよりマシでしょう。
多分…………。
そしてこの部屋には今私とフョードルさんの2人
さて、どう話しを進めて行こうか.
「〇〇さん」
『なに____っ!?』
名を呼ばれ向き合う体勢になった途端、フョードルさんは真正面から私に抱擁した。
『ちょ……!?』
「やっと貴女と2人きりになれました」
『ぇ、』
「ぼく達が恋人になってこれが初めての抱擁です。ずっと貴女に触れたいと我慢していたんですよ?」
『あ、ハイ』
あれれ?この展開 可笑しくない?
2人きりになった途端そういう事しちゃうの?
『あの…、離して欲しいなぁー……』
「─────はい?」
『イエ、ナンデモゴザイマセン』
「貴女もぼくと同じ気持ちで善かったです」
善かねぇわ。同じじゃねぇわ。
拝啓治くん──叫んでも良いですか
コメント
4件
最高です❗神❗
え、最高、、、┏┛墓┗┓
510押しました!続き待ってます( *´꒳`* )