大変お待たせしました、、
待たせすぎですよね 申し訳ないです🙏🏻
少しいろんな意味で気持ち悪いかもです、、
私を抱き締めたまま一向に離してくれる気配がしないフョードルさんに再び声を掛ける____。
『フョードルさん、座ってお話ししませんか?』
「………善いでしょう。では此方へ」
返答が遅かったのが少し気になるが、まぁ応じて呉れるみたいなので其れは置いといて、彼に手を引かれ壁の方へと連れて行かれる。
やがて壁に背を向け、預ける形で其処へ座った。
手錠が嵌められているから私も強制的に其れに従う形になり座り込んだ
『…あのぉ、手を離して貰えたりしませんかね』
「何故です?」
『うっと………、ゴホンッ!____ちょっと気になっちゃうので』
おっと、思わず鬱陶しいと言いそうになって慌てて言い換えた。
さっきも抱擁を離してくれと言った時、「はい?」と云うたった2 文字の凄みのある圧を掛けられたので注意しなければ……。
恐らくフョードルさんにとって「離れて」は地雷だ。
「其れなら何も問題はありませんね」
『………。』
「気になると云う事はぼくの事を意識し、考えている証拠ですからぼくにとっても大変喜ばしい事です」
『ちょっとその捉え方はポジティブ過ぎない?』
「───────何か?」
『イエ、ナニも……。』
うん、だからね?圧掛けないで欲しいのよ。
しかも圧掛けると同時に何故か目のハイライト消えて声色が低くなって雰囲気オーラが黒くて、色々と同調してて更に怖いんだよ
「其れでお話というのは?」
『えっとね、まずは確認なんだけど、私とフョードルさんは一応恋人なんだよね?』
「一応ではなく、ぼくと貴女は正真正銘恋人同士ですよ」
『嗚呼うん……』
話しが進まないから一々 訂正しないで欲しい
『フョードルさんにはもっと素敵な人が居ると思うんですよねぇ……。私じゃなくても』
「……」
『だから私たち別れませんか』
言った、言ったぞ私ッ!!
頼むから判りましたと言ってくれ!
「判りました」
『!!……本当に?』
「ええ_____貴女の言いたい事・・・・・・・・は、善く判りました」
『__ッ!?』
次の瞬間、
私はフョードルさんに唇を奪われていた───
『んっ…!?』
気付いた時にはフョードルさんに唇を奪われており咄嗟の事で反応出来ずにいたけれど、唇の隙間からヌルっとしてザラついたモノが侵入してきた事で自分が今何をされているかを再認識させられた。
その瞬間、「此れは非常に拙い…!」と思った私は火事場の馬鹿力とも言える力でフョードルさんを押し退けた。
『いきなり何するんですか!最低ッ!!』
「恋人同士が接吻する事に何も問題はないでしょう?…其れに別れたい等と愚鈍な事を言い出す貴女の方が信じられません」
『だから恋人じゃないってば!貴方といい治くんといい誰だよ莫迦野郎!』
幾ら顔が整ったイケメンでも、私は恋人じゃない人と接吻なんてしたくない。
しかもこの人達に関してはストーカーだし妄想癖が異常だ。
「ぼくと2人と居る時に他者の名を呼ばないで下さい。殺してしまいたくなりますので」
『誰をッ!?私の事!?其れともおさ…__厨二病野郎の事かな!?』
危ない、もう少しで治くんって言いそうになっちゃったよ!
言ったら私か治くんのどちらかを殺すらしいので安易に名前呼べない。
「貴女を殺して死体を愛でる趣味はぼくにありませんので、勿論殺すのは太宰くんですよ。しかし貴女が、ぼく以外の者を好み、ぼくを拒絶するなら〇〇さんを殺す事も吝かではありません」
『……。』
「_____ふふっ」
『何が可笑しいのよ』
物騒な事をつらつらと言ってのける彼の目は暗く澱み、ハイライトが一切宿っておらず、薄気味悪い笑みになんとも知れない恐怖が襲う
「もし…万が一に貴女がぼくを選ばず太宰くんや他者を選んだ其の時は四肢を斬り落とし二度と歩行出来ない身体にして、記憶を消し、ぼくだけに縋り付き、求め、切望する未来が待ってますよ。
___ただ一つ懸念点があるとすれば、ありのままの貴女では無くなってしまう処です。願わくばそうならない賢明な選択をして頂きたいですが…___。
さて、今一度貴女の想いを訊かせて下さい」
『もぅフョードルさんったらぁ~!!私たちラブラブな恋人同士なのにそんな物騒な事言っちゃあ駄目でしょう?〇〇怖ぁ~いッ☆』
自分で言ってて吐きそうだ。自分で自分が気持ち悪い。
しかしこうでも言わないとこの男、本気でやりかねない。
そう思う程目 が本気マジなんだもん__。
コメント
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続きが見たいっっ! あとなんか太宰とフョードルがなんで〇〇を好きになったとか、〇〇といつ出会ったのかを書いて欲しいです!
お見苦しいところを見せてしまいました。ごめんなさい