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コメント
2件
何それエモい好き
fw「めっちゃかわええ女友達がおるって」
akn「ふわっち!?」
言ってない言ってない言ってない!! と明那が叫ぶ。声でか。
言ってなくてもいいけど、
そこまで否定されたら傷つくんですけど。……の意味を込めて、
明那の顔をじっと見る。
なにも伝わってなさそう。
慌てた大型犬みたいだ。
スマホから、ふわっちさんの楽しそうな声が聞こえる。
fw「んはは、うそうそ〜」
akn「もーーーふわっちさあ……」
心臓に悪いって……と言いながら、明那が項垂れる。
確かに、私の心臓にも悪かった。
きゅっと胃がしぼむ。
『あの、私これから明那とご飯行くんですけど』
fw「あ、そうやったん? じゃあ飯あかんなぁアキナ」
『ふわっちさんも一緒に寿司回転させに行こうよ』
fw「お、行くか!」
akn「ふわっち!? 即決すぎない!?」
電話を切る。
ふわっちさんが、私たちの最寄り回転寿司まで来てくれることになったのだ。
明那に「意味わからんよねえ」と言うと「それ菜央が言う?」と返された。
わはは〜と笑っておく。
知りたくなったから、と言っても、きっと明那は首を傾げるだろう。
『今更だけどさ』
akn「ん?」
『ふわっちさんって明那のゲーム友達……だけど、職場の人でもあるわけじゃん』
akn「まあそうね」
『いいの? 私と会っても』
私はそういう……の、詳しくないけど、 と、付け足す。
ああ なんだ、みたいな表情で、明那が頷く。
akn「大丈夫だよ、菜央だし」
夕空が 少しずつ優しい色になっていく。