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仲町 side
葉月ちゃんを外に連れ出したのはいいものの、
「引っ張りやがって」
みたいな顔で見てくるんですけど！？
今は2人だし表葉月ちゃんに戻って~…
『仲町さん、何か用？』
仲町「いや、香坂さんに外に出ててって言われたからさ…」
『ふーん、やっぱ“すみれさん”は謎だな』
仲町「すみれさん！？香坂さんのこと名前呼び！？」
そんな勇気どこから湧いてくるの…
『…CHAYNEYのこと良く見てたから』
仲町「あ、振り付けとか曲がどうのこうの…」
『適当だな』
仲町「すみません…」
イブキ「あ！葉月さん！」
『お、イブキじゃん』
男の子っぽいね。ほんとに
ナユタ「今時間ありますか？」
『知らんけど、あるんじゃない？』
C【ダンス、見てください！】
『あー、久しぶりに見させてもらうか』
シュウヘイ「！ ありがとうございます！」
ちょっと…！今自由にしてたら香坂さんに後から殺されちゃうよ~…
仲町「葉月ちゃん！今8LOOMでしょ！」
『一応ね、ダンス教えるくらいは良いでしょ』
私は中に入れてもらえずCHAYNEYが練習しているのをスタジオの窓から見ている
『んまぁ、1回踊ってみて』
C【わかりました！】
8LOOMも頑張ってる。
でもCHAYNEYを見てたらやっぱり凄いなって実感する
CHAYNEYをここまで育てたの、葉月ちゃんだったりして…笑
ユズ「…どう、でしたか？」
『前より揃ってる。でも微妙にズレがある』
えぇ！？私には完璧に揃ってるように見えたんだけど！？
『1回1回止めて動画撮って、1人1人カバーすれば完璧だと思う』
ミナト「前よりか…レベルあがってますか？」
『…うん、上がってる』
C【！ ありがとうございます！】
え、皆涙目になってない！？
そんなに頑張って…葉月ちゃんってそんなにすごい人なの！？
え、だって14歳の義務教育中の子だよね？
『男が泣くなって笑』
シュウヘイ「だって…葉月さんに褒められるために頑張っているって言っても過言ではないですので…」
『大袈裟すぎ笑』
仲町「えぇぇぇぇぇ！？！？」
衝撃のあまり部屋に飛び入ってしまった
『え、なに』
仲町「いや、葉月ちゃん笑うんだ~…って」
イブキ「確かに、激レアかも！」
ユズ「笑わないで有名だし…笑」
ナユタ「でも！ファンの前だと性格変わります！」
『思ったことすぐに言わないで！』
CHAYNEYの方が絆深くない？
仲町「もう一度言うけど、葉月ちゃんは8LOOMのメンバーだからね！」
『知ってる。一応ね』
一応じゃなくて…..！！！！！
仲町「CAHYNEYの皆とも笑うのは良いけど8LOOMとも笑ってね！」
『何で寮母にそこまで言われないといけないわけ？関係ないでしょ』
なんとも言えない…このモヤモヤした気持ち。
8LOOMを大切にしてるから、そんな事を言えたのかもしれない。
皆は仲良くしようって頑張ってるのに…..
まぁ、1人を除いて
私は8LOOMのスタジオに走って戻った
気付いたら涙が頬を伝っていた
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩160
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