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此処は、人間の他に亜人と呼ばれる生物が暮らす世界。この世界では、"祓い屋"という異能力を持った者がいる。祓い屋の仕事は、悪霊や怪異など、人間に害をなすモノを祓うこと。


これは、祓い屋養成学校の中でも有名な学校、【リベンジャーズ】に入学し、5大勢力の1つとなったグループに所属する、1人の主人公の物語。










「デッカァ…」


予想以上の学校の大きさに驚く。まさかこんなに大きいとは思っていなかったのだ。ここまで来ると、一周回って頭が冷静になって来る。


「流石有名な学校…とんでもない規模だなぁ…」


今日はこの学校の入学式だ。俺は中学の頃のいつメンのアッくん、タクヤ、山岸、マコトと一緒に祓い屋養成学校であるリベンジャーズに入学して来た。そして何と!!この学校で最強と言われているの内の1つに俺ら5人が推薦されたのだ!!これ以上名誉な事は無い…。


「取り敢えず、早く教室行こうぜ!」


アッくんがに声を掛けられ、皆んな少し急ぎ目に教室へと向かう。


***


今は入学式だ。学校の大事な行事っていうのは分かってるけど、本音を言うと、早く終わって欲しいが10割だ。入学式も終盤に差し掛かり、いよいよ学校の5大勢力のリーダー達の紹介だ。まず1人目、東卍の総長、佐野万次郎ことマイキー。俺と対して変わらない背丈だけど、その身体から繰り出される回し蹴りはとんでもないと祓い屋の中では有名で、無敵のマイキーと言われている。2人目、天竺総長、黒川イザナ。チラッと聞いた話、黒川君と佐野君は義理の兄弟らしい。でも、特別仲が良い訳では無いそう…。佐野君は無敵のマイキーと言われていて、黒川君は不死身のイザナって言われてる。兄弟揃って凄い異名だ…。3人目、黒龍のボス、柴大寿。背が高くて、その強靭な肉体からのパンチは並の人間なら1発で沈めれる程の攻撃力を持ってるらしい。やり辛そうだなぁ。4人目、梵の首領、瓦城千咒。リーダーの中で唯一の女子だけど、それが気にならないくらいアクロバティックな動きで相手を仕留める力の持ち主。女の子だからと言って舐めてはダメという事だな。

さて、リーダー達の紹介も終わったし、後は教室で担任から部屋の鍵を貰えば、寮に入って良いらしいし、部屋で休もっかなぁ。


***


部屋の前に着いたは良いものの、これ中に同室の奴が居るとしたら、勝手に入るの駄目だよな?いや別に鍵貰ったから入ろうと思えば入れるけど…。一旦インターホン押した方がいいよな?よし、押そう。


ピンポーン


反応無し…。もう入っていい?正直疲れたからもう休みたいんだが?仕方無い、部屋に戻ってきて知らない奴が部屋に居たらビックリすると思うが許してくれ!同室の人よ!


ガチャ


中に入ると部屋の電気が全て消えていて、やっぱり同室の人は今留守のようだ。ひとまず今は寝室に行こう。ベッドの上で寝っ転がりたい。


「お、此処か」


部屋の中にベッドが2つ置かれている為、此処が寝室だろう。やっと休める。


ボフッ


「そーいえば、同室の奴って同じ学年なんだっけ?」


確か、それに加え、その人は東卍の幹部の1人って言ってたなぁ。5大勢力に入っている1年生は他の生徒より1ヶ月先に入学する事になっている。だから同じ学年でも、学校の歴で言えば、その人の方が長い事になる。仲良くなれると良いなぁ。そんな事を考えていると、俺は眠気に襲われてそのまま眠ってしまった。


***


確か、他の1年の奴らはもうそろそろ入学式が終わった頃か。学校内の自販機で買ったジュースを飲みながら、そんな事を考えていた。


「もうそろそろ同室になった奴が部屋に着いてる頃かな」


同室の奴がどんな奴か気になり始め、少し早歩きで部屋に向かう。


ガチャ


部屋に入ると、俺が部屋を出る前と全く状況が変わったおらず、電気も何も付いていなかった。


「(もしかして、まだ来てないのか?)」


そう思いながら、何気なく寝室へ向かう。ドアを開けると俺が使っていない、もう片方のベッドで寝てる奴が居た。


「寝てんのか?」


念の為、起こさないように小声で言う。


「(まだ誰が同室の奴か分からない状況で寝るなんて、随分と無防備な奴だなぁ)」


何となくその男が寝てるベッドの端に座る。男は起きる気配は無く、規則正しい寝息を立てている。


「(何か、可愛いなぁ…)」


同じ男として可愛いなんてどうかと言われるかも知れないが、雰囲気からしてかっこいいというより、可愛い雰囲気が漂っている。顔にかかった髪が気になって、手で撫でるようにそっと避けると、相手の目が開いた。


***


何となく顔に触れられた感覚があって、目を開けると、猫の様な翡翠色の目に見つめられていた。


「あ、わりぃ、起こしたか?」


「や、大丈夫…です」


「随分ぐっすりだったな?結構疲れてたのか?」


「そうかも?思いの外、家から遠かったし…」


「そっか。俺、松野千冬っていうんだ。お前は?」


「花垣、武道…」


「じゃあ武道!これから宜しくな!」


「うん、松野君?」


「何だよ松野君ってw千冬で良いよ、タメだしな」


「分かった、千冬!」


「おう!」


優しい人で良かった…。何とか仲良くなれそうだな。


「武道って、東卍から推薦貰った新しいグループの奴だろ?」


「うん、一応そこの副リーダーやってる」


「何だかそう見えないな」


「それは俺も思うよ。何だったら副リーダーだってやりたくなかったもん。それなのに最初、リーダーにされる所だったし」


「へぇー、何でリーダーを降りたんだ?」


「単純に、リーダーとかそういう柄じゃ無いから?それに、ただ俺らの中で一番強いだろ!っていうのでリーダーにされそうだったし、もうちょい真面目に考えろよって言ったら他の奴になった」


「良かったじゃねぇかそれはそれで」


「本当ならこのまま副リーダーも降りたいんだけどな」


「まあそういう事言うなって!折角の機会だろ?」


「そうだけどさぁ」


「まあまあ、頑張れって!」


「何か適当な気がする…千冬はその立場?地位?とかどんな感じなの?」


「俺は東卍の1番隊副隊長だ!」


「うへぇ、めっちゃ立場上じゃん…」


「いやいや、お前は副リーダーなんだしそんな事は無いだろ。寧ろ俺よりも上の人も居るしな」


「そうだ…上には上が居るんだ…」


「そう言うなって!3日後には任命式があるんだぞ?皆んなにそんな姿見せれんのかよ?」


「流石にその時はちゃんとやるよ?やるけどさぁ…」


「まあ気楽にやって行こうぜ!慣れればどうって事無いだろ!」


「そうするわ…」


***


3日後・任命式


「は〜…緊張する…」


「何だよ武道!しっかりしろよ!副リーダーだろ?」


「そんな事言って、俺を副リーダーに留めた奴がよく言うよ…」


「いや、それはだってさー。普通大体は強い奴が上につくだろ?だったら俺らの中で一番強いのは武道じゃん?」


「だからと言って強制的にリーダーにしようとするのは良く無いと思います」


「正論で何も言い返せねぇ…」


「まあまあ、大丈夫だって武道!お前なら出来る!」


「ありがとう、タクヤ…」


今俺達が居るのは体育館の入口付近、この後現総長たちが入場し、俺達を迎える事になる。真一郎君(そう呼んでいいと言われた)は一応初めての儀式だし、何をするか考えてるって言ってたけど、正直言って何をするのか検討も付かない…。取り敢えず、先輩達に変に思われない様にしないとな。


***


「さて、後少しで儀式が始まるな」


「千冬、新しい奴と同じ部屋になったんでしょ?どんな奴だったの?」


「今日新しく5大勢力に入る5人衆の副リーダーだったな」


「へぇー、結構強いのか?」


「どうでしょうね。でも、本人が話してたんですけど、元々は俺が一番強いっていう理由でリーダーにされる所だったって言ってましたね」


「じゃあ結構強ぇのかも知れねぇな」


「真一郎君と俺達の推薦で選んだけど、まだ正確な強さは分からないもんね」


「まあ、俺達だけじゃなく、真一郎君まで推薦したんだし、ある程度力は持ってるだろ」


「じゃないと推薦なんてしないだろうしな」


「なんせ今回が初めての儀式だしな、どんなお披露目をするのか気になるな」


「只今から【リベンジャーズ 5大勢力】新構成員任命式を始める」


「始まったな、何をするのか楽しみだ」


「今から入場するのは現【四大勢力】の各総長達となる、それじゃあ1人ずつ入場してくれ」


体育館の扉が開く


「堅苦しいな〜、今までこういうのしてこなかったんだし別に今回もしなくて良かったじゃん」


「万次郎、早く行け!やる事まだまだあるんだからな!」


「面倒くせぇな、俺達まで入場しなくても良かっただろ」


「良くないんだよ!イザナも所定位置まで行ってくれ!」


「お前ら、もう少ししっかりしようとは思わねぇのか…」


「3人とも早く行ってくれ!ジブンは早く新しい奴らを見たいんだ!」


***


「マイキーは勿論、皆んな相変わらずだな」


「ここまで来ると安心するよな」


「本当真一郎君もよくやりますよね、皆んな真一郎君が声を掛ければ大体言う事聞くんだから」


「でもこれからどうすんだろうね?流石に全員でお出迎えで終わらないと思うんだけど」


「そうだな、これから何かするみたいだし」


***


「それじゃあ皆んな、今から新メンバーを迎える前にお前達の威厳を見せてもらおうと思う!」


「真一郎も中々ド畜生だね」


「先輩風吹かせてばかりだと嫌われないか?」


「そんな事ねぇよ!お前らが全員で霊気を放つんだよ!それで5大勢力に入る覚悟を示してもらう!」


「やっぱ脅しか、真一郎も大人気ないなぁ〜」


「取り敢えずやれ!やれば後は新メンバーの出番だから!!」


***


「なぁ…マズくないか?…これ」


「マイキー君達って確か…」


「マズいな…」


***


「取り敢えず出せばいいんだよね?お前らでも倒れるかもよ?」


「解放」


***


「うっわぁ…マイキー君だけでこれってヤバいっすね…」


***


「ちょっと!?とんでもないくらいの霊気感じんだけど!??」


「流石佐野君…俺でもここまでのは見た事無いな」


「武道でも見た事ねぇのかよ…」


「やっぱ無敵の名は伊達じゃ無いって事だな」


***


「マイキー!馬鹿みたいに出すんじゃねぇ!」


「悪い、ちょっと気分悪くなったから、少しの間マント外してていいか?」


「ああごめん、良いよ、千咒」


「霊気の量は今の所ジブンが1番少ないから、ジブンに合わせてもらえると助かる…」


「俺もそれで異議ねぇな、マイキー、お前は出し過ぎだ、もうちょい抑えろ、そんな事も出来ねぇのか?」


「それじゃあ仕切り直しで千咒の霊気量に皆んなが合わせるように!」


***


「まあ、これくらいなら平気か?…」


「さっきよりかは全然マシですけど、これでもヤバいっすよね?」


「そりゃまぁ、他の奴からしたらな」


***


「取り敢えず、この霊気量はドアの向こうの新人達に届いた。さあ!新たなメンバー達!リベンジャーズの5大勢力として君臨する覚悟が出来たら入って来い!」


ガチャ


「俺達新メンバー、覚悟を持って入場します!」


***


「おお!彼奴が5人衆の総長か!」


「赤髪って珍しいね。この学校でもあんまり居ないし」


「良い奴そうだし大丈夫だろ」


***


「皆さん凄い量の霊気出してましたね!こっちまでビンビン伝わってましたよ!!」


***


「あ、彼奴ですね、俺と同室の奴」


「何で彼奴平気そうな顔で彼奴らの事褒めてんだよ!」


「俺達でも結構キツかったのに、随分余裕そうじゃん」


***


「武道元気だね、さっきまであの霊気と向き合ってたのに」


「出たよ、タクヤの武道全肯定bot、あれは武道がヤバいんだって…」


「タクヤのそれは言っても治らねぇだろ」


***


「結構面白そうな奴らじゃん」


「流石推薦されるだけあるな、1人1人気配からして只者じゃねぇ」


「今から彼奴らのお披露目っすね!期待しましょう!」


***


「それじゃあ新メンバーで霊気を出し、俺達にお前らの実力と威厳を見せてくれ」


「おいマイキー!霊気量考えろよ!千咒凄い汗かいてただろうが!」


「いやぁ〜ごめん、まさかあれくらいしか出せないと思ってなくてさー」


「マイキー君の感覚を俺ら共通にされても困るんだけど…。それよりどれくらい霊気出すかな?」


「さぁね、俺らクラスまでとは言わないけど、普通の祓い屋よりかは見せて欲しいよな」

「祓い屋養成学校・リベンジャーズ」

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