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シャット「お、王様…」
ルシファー「お前が死んだから探してたんだぞ。死者の魂は探すのは苦労する」
シャット「そ、そうですか。」
ルシファー「お前の影いないだろ?」
シャット「あぁ、はい。」
ルシファー「ほら」
シャット「いや、別にいらないんですけど」
ルシファー「名前付けてるか?」
シャット「いえ」
ルシファー「名前をつけたら離れない」
シャット「いやいらないです」
影「( •̥-•̥ )」
シャット「泣くなよ」
ルシファー「まぁ、あって損は無い」
シャット「えー。影か…光…反射…暗い。夜…」
ルシファー「夜いいんじゃないか?」
シャット「夜か…月…セレーネは?」
ルシファー「いいんじゃないか?」
影「(・∀・)b」
シャット「ところでこれはなんですか?この世界は」
ルシファー「さぁ?ハデスの暇潰しだろ」
シャット「あの神は暇なんですか」
ルシファー「だろうな。最近は死者が少ない。冥界も暇だろ」
シャット「なら忙しくさせてくるのでお待ちを」
ルシファー「やめろ死人を増やすな」
シャット「…アラスターどうしてます?」
ルシファー「最近姿を見てないな。チャーリーも知らないって言ってるし」
シャット「そうですか…」
ルシファー「会いたいか?」
シャット「そりゃもちろん」
ルシファー「少し行くか?」
シャット「できるんですか?」
ルシファー「私ができてるんだできるに決まってる」
シャット「行きます。アラスターに会いたいです」
ルシファー「分かった」
地獄
シャット「…なんだか懐かしい」
ルシファー「でもアラスターがどこにいるか知らないぞ」
シャット「大丈夫です。大抵分かります。」
ラジオ塔
ルシファー「ラジオ塔?」
シャット「えぇ、初めて作ったラジオ塔です。」
ルシファー「今のは?」
シャット「ヴォックスがくれたんです。」
ルシファー「ほぉ…おや本当にいた」
シャット「はい、予想通りです。」
ルシファー「先行け」
シャット「…いえ、行ってください。それで何かあったら行きます」
ルシファー「なんだよ何かあったらって」
ルシファー「…あー…」
アラスター「なんでここがわかったんですか」
ルシファー「えっと…なんかたまたま」
アラスター「たまたまでこんなとこ来ますか?」
ルシファー「あー…ただの暇つぶしだよ」
アラスター「何か理由があるんですか?」
ルシファー「あー…えっと…シャットがな…あーお前に会いたがってたから連れてきて…」
アラスター「…慰めのつもりですか?」
ルシファー「何かあったら行くって言われて」
アラスター「…今は誰にも会いたくないです。」
ルシファー「そうか。会いたくなったら連れてってやる」
シャット「そう…会いたくない…と」
ルシファー「あぁ、そうやって」
シャット「なら私も会いたくないです」
ルシファー「まぁまたあいつから来ることになると思うぞ」
シャット「ありがとうございます。」
ルシファー「どうする?ここに残るか?」
シャット「帰ります。あの世界のアラスターを守るので」
ルシファー「なるほどな」