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こんばんは、魔法少女のエンヴィートちゃんです。
なんで喋れるかって?
答えは簡単。
私は魔女とか魔法少女とかの血からできてる未来兵器じゃないからさ。
私は世界中の積もり積もった嫉妬からできた魔法少女。
おかげで人間共の全てが羨ましくて妬ましくて仕方ない。
誰かを愛せて、自由に生きられて、自由に考えて。
恨めしくて仕方ない。
……あれ、人間がいる。
驚かせてやろうかな?
『…まじかるぅー✦』
「…ひぇっ!!来ないでっ!殺さないでッ!!」
あはは。本当に人間はいいね。
こっちの事情も知らないで命乞いして。
私が考える脳のない魔法少女だったらどうするのさ。
あ、私もそんなもんか。
まあ、命乞いしたって殺すことに変わりはないけどね。
そうだなぁー。
こいつの何が恨めしいかなぁー?
……そうだ。
お前のその口。
自分の都合が悪い時だけつらつら命乞いの言葉を並べるそんな口なんて、
いらないね。
グシャリ
あれ、口だけ削るつもりだったのに……
なーんかお顔ごと削っちゃった♥️
まあ、いいよね。
しらないしらなーい。
ガシャンッッ
あら、ステッキが粉々に…
こいつ、私たちの弱点を知ってるのか…
ま、私には関係ないんだけどねえ。
誰かの嫉妬……あ、あるじゃん。
ふぅん、私達魔法少女への恨みと嫉妬…ねぇ。
くひひ、それが私の黄泉がえりに利用されてるなんて思いもしないよねぇ…?
ともかく…嫉妬があるなら好都合。
嫉妬があればいくらでも黄泉がえれる。
『あーっはっはっはっ!!!!!!』
『よくも私のステッキ壊してくれたねえ?』
おー、驚いてる驚いてる。
そうだよねぇ、そこら辺の魔法少女はこれで殺せたんだから。
それに…魔法少女もまじかるゾンビ…?も喋んないんだもの。
もう弱点に気づいてるなんて…恨めしいなぁ……
そうだ、脳だ。
気づいたその脳を奪っちゃえばいいんだ。
グチャッ
あっは、これでいいや。
…あそこにいるのアトラじゃん
『アトラー、調子はどうー?』
「まっ……まじっ…か、る…♡」
あらま、こりゃまた派手に切られたねぇ…
可愛いお顔が台無しだ。
……?アトラのステッキがない。
…でもなー………壊されたにしてはアトラの返事があったし……
……奪われた?
まさか、下等生物の人間共にもステッキが扱えることがバレた?
『…あ、レパルおひさー』
「…まじかるー♥」
んー…レパルのステッキはあるなー……
てことはアトラのステッキが奪われた後にレパルが斥力でそいつを飛ばした…?
…ならここから直線で行ったあたりにいるはず。
生きてればの話だけど。
大切な友達を殺そうとしたなんて…
どんな罪よりも重いんだよ。
『…じゃ、私先に行ってるね』
ころしてやる。
エンヴィート・М
嫉妬からできた魔法少女。
人間が妬ましくて仕方ない。
アトラ(アトラクション・М
引力を操る魔法少女。
レパルと双子。
か わ い い 。
レパル(レパルション・М
斥力(反発力)を操る魔法少女。
アトラと双子。
こちらもまた
か わ い い 。