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「ん?あそこ、誰かいた?」
ほのかが塾の帰り道、裏門の方向をふと見た。
(今……光が一瞬、キラって)
だがその時、背後から誰かが声をかける。
「春風さん」
振り返るとーーそこには、転校生・響夜の姿。
「えっ、どうしてここに……?」
「道に迷ってね。偶然」
その言葉と裏腹に、響夜の瞳には鋭い光が宿っていた。
彼は確かに「それ」を見ていた。
炎熊と光龍ーーふたりの 戦い の姿を。