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『二章 哀する友達へ』
【食堂 夜】
片付けは何もやっていなかった男子とチハヤがやることになり
チハヤはパソコンから手を出せるらしく、それを使い掃除をこなしていた
一方俺たちは、椅子に座り雑談をしていた
荒「いやー…、なんか荷が降りた感じがするなぁ」
雷「やっぱアイドルだから大変だったりすんの?」
荒「もち、リーダーだったから余計にね…」
飯「すごいなぁ…、僕はずっとロボット作ってたから」
荒「充分すごいじゃん!」
飯「ううん、全然。僕友達いなかったからさ、友達の代わりにロボットを作ってたんだ」
雷「友達の代わりに?」
飯「うん、それで人の心を持ったロボットを作ったんだけど…どっか行っちゃったんだ」
?「そうなんですね」
荒「うお!起きてたのか!」
?「ボクは眠らないので…、ロボットを作ってたんですね」
飯「そうなんだ、名前は…よく思い出せないんだよね」
チ「こら、みなさん片付けの途中ですよ。座ってないで立ってください」
荒「そんなこと言わないでちょっと話そうよ」
チ「…何を話すのですか?」
雷「チハヤ…さんの超高校級とか」
チ「チハヤで結構です。…俺は超高校級じゃないので」
飯「えぇ!?そんなにすごいのに!?」
チ「表向きでは超高校級ですが、俺にはそんな資格はないです」
?「どうしてですか?」
チ「俺は出来損ないなんです。だから機能が不完全です」
荒「でもさ、出来損ないだとしても存在自体が超高校級じゃん」
チ「…そうですかね、さぁみなさんが喋ってる間に掃除が終わりました」
飯「え!?あ、本当だぁ、ありがとう!」
チ「俺に感謝したいなら今日はゆっくり寝て、コロシアイを起こさないでください」
荒「わかってるよ、じゃあおやすみ」
そう言って瑞稀と飯田橋さんは出て行った
雷「チハヤはここで寝るの?」
チ「いえ」
雷「え、じゃあどうやって?やっぱ足生えたりすんの?」
チ「ミライ、運んでくれませんか?」
俺はチハヤ(パソコン)と小さなロボットのカケラを持ちながら体育館へ帰り
眠りに落ちた