新田さんと会社に就いてた弁護士の津村さんがマンションに来てくれた。
「奥さま?…何してるですか?」
「私実家に帰ります…主人の物整理して欲しい…」
「ちょっとお待ちください…」
「これを観て頂けます…」
10年前に学生を轢いた…警察に届けたが、自宅謹慎、慰謝料、治療費を相手の娘さんに託す事、しばらくは車のメンテナンス、免許更新をとめられた。
新田たくみに迷惑かけたが。同級生でもいいから会社に尽かせて欲しい…って言われた…相手の娘さんが私の同期の人の妹だとは思わず惹かれていった。
高田由美子が私と別れて欲しいって二度の衝撃があった。両親も痴呆症にかかってた。病院に入れた…
親をこけにするのか!…由美子が出ていったならお前の意地どうなるんだって罵られた。
考えた末…あの娘の脚を治してから。父さん?治療したら一緒に住めるようになるから我慢して欲しい…
私は涙を流してた…
「式の親は?…」
「あの人達が高野社長の両親ですよ病院で会い、事故起こした事話した…娘さんを自分の手で治してから住みたいって話されました。脚に跡が残ったあの娘の顔は笑顔で
“来てくれたんだ”兄と変わらないよね?…
嫌な顔しないで頑張ってきた愛ししい子だ若い娘に惚れた…
新田、私にもしも何かあったら。
彼女に遺産相続受けてもらって欲しいって…
「私は未だ2週間しか経ってません受けて取れません…」
「愛してたから。私も晶人さんのマンションに来てこの人が私に尽くしてくれた事忘れませんよ…」
「これから病院で赤ちゃん出来てたら産みたい…」
え?…
「身体の不調で私…生理が止まってました…」
ではこれを受け入れて欲しい
「両親に相談しても良いですか?」
病院に行きます。
送ります!…
けっこうですよタクシー拾います。
「頑固だなぁ。津村弁護士…」
「彼女の親に会いますか?」
「これは彼女の意志がないと…署名と実印が必要だよ」
「高野さん?…高野咲さま」
はい。
内診してもらい。
精神的な物でしょ?…妊娠してませんよ…
私は決心した。高野家を出る事と離婚署名。
支所に行ったら
内縁の妻だった…
え?何これ…
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