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不穏要素たっぷり
愛重め
※御本人様に一切関係ございません。
この先伏字なし
🤝→『』
🌩️🦒→「」
🐝🤣→〈〉
🍱🦖→《》
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🤝side
マナ君に僕の本音、別れた本当の理由、
全て話した。どんだけ自分勝手な理由
でも、どんだけ泣き叫んでも、マナ君は
優しく慰めてくれた。そして言われた。
リト君に僕の本音を言ってみないかって。
僕もリト君に本当の事を言いたいなって
思っていたから丁度良いんだけど、
やっぱりどうしても怖くなってしまう。
リト君は優しいから僕の本音も受け止めて
くれるだろうけど、もし愛が重すぎて
リト君に嫌われてしまったら、リト君に
気持ち悪がられてしまったら、と
もしもの事を考えてしまって中々勇気が
出せずにいる。だけどそんな僕をマナ君
は勇気づけようとたくさん慰めてくれる。
本当に良い友達を持ったなと改めて思う。
リト君が帰ってくるまでの間どういう感じ
で話すか脳内でシュミレーションしながら
リト君の帰りをマナ君と一緒に待っていた。
「ただいま~」
《ただいまぁ~!》
〈おかえり~ウェンも一緒やったんか〉
《そ~!任務終わって帰ってたらリト居てさぁ》
《コンビニとか寄りつつ一緒に帰ってきたわ》
〈おつかれさんやな~〉
『お疲れ様、ウェン君リト君』
《テツさ隈結構すごいけど寝れてないの?》
《大丈夫、?リトもそう思わん?》
「確かにな。隈酷いなとは思ってた。」
「大丈夫か?」
心配してくれる二人は優しいなと思いつつ
『僕は大丈夫!気にしなくていいよ』
《そう?だったら良いんだけど、》
《なんかあるんなら話してね?》
『うん、ありがと』
〈テツ〉
『?どうしたのマナ君??』
〈ウェンにもさっき話してた事言わん?〉
〈ウェンだけ知らんのもあれかな思て〉
〈良いか?俺がウェンと話してる間〉
〈リトと二人で話せる空間も作るし、〉
〈やけど嫌やったら嫌でええよ?〉
そうマナ君が僕に耳打ちをしてきた。
ウェン君にもいつか言わないとと思って
いたので今がチャンスだと思いマナ君に
言ってもらうことにした。
『うん、良いよ』
〈ほんまか!!んじゃあっちで話してくるから〉
〈テツはリトと頑張りね?無理はあかんよ?〉
『うん、ありがとう』
〈ほんじゃ、ウェン?〉
《ん~?》
〈ちょい話したい事あるねん。〉
〈あっちで話さん??〉
《良いよ~!なぁに~??》
そう言いながらウェン君とマナ君は部屋を
後にした。そして僕とリト君と二人きりに
なった。別れた日からあまり会話を交わし
ていなかったので少し気まずい。だけど
せっかく二人だけにしてくれたんだから
何かは話さなくちゃ。
『…リト、君??』
「ん?どした?」
『あのさ、…』
「うん?」
さっきまで大丈夫だったのにどんどん
不安になってくる。上手く口が開かない。
脳内がどんどんネガティブな言葉ばかりに
なる。嫌われたらどうしよう、とか友達
という関係ですらなれなくなったら、とか
やっぱりリト君は僕の事なんか、とか
どんどん溢れてくる。言わなきゃなのに、
言うと決めたのに恐怖心が僕の心を支配
してくる。怖くて怖くて仕方がない。
こんな勇気のない僕がリト君を想って
いても良いのかと思えてくる。 僕はリト君
に本音を言えずに一生このままなのかな
と考える。それだけは嫌だ。なのに口が
開かない。言う事を聞いてくれない。
そんな僕が嫌になる。
「…テツ??」
「お前、、何で泣いてんだよ、?」
『…え、?』
リト君に突然言われた。頬に生暖かい
何かが伝っていく。知らない間に僕は
泣いていたみたいだ。リト君に泣いている
姿を見られちゃうなんて。
「何かあったか??あったなら俺に話してみろよ、」
『…何もないよ、』
「何もなくて泣く奴が居るかよ。」
「それとも俺が何かテツに嫌な事言ってたか、?」
『…ちがう、』
「じゃあ何だよ、俺言ってくれなきゃ」
「わかんねぇぞ??」
『……、』
『…やめてよ、』
「…は?」
『もう僕の恋人でもなんでもないのにっ、』
『僕の事探ろうとするのやめてよ…!!』
「…、、」
やってしまった。こんな事言いたかった
訳じゃないのに。
『ただの友達の癖に、っもう好きでもない癖に、』
『もう僕に構わないで……っ!』
「っ、…ちょ、テツ!!おい、待てって!!」
耐えきれなかった僕は家を飛び出した。
🌩️🦒side
『もう僕の恋人でもなんでもない癖に…!』
そうテツに言われた。正直心が痛んだ。
テツの言う通り。もう俺はテツの恋人じゃ
ない。ただの友達。だけどテツを想う
気持ちは変わらなかった。変われなかった。
別れた今でもテツが苦しい思いをしている
のは嫌でさっきも泣いていたテツを心配
して聞いていたらこのザマだ。そりゃ
好きでもない奴からしつこく言われると
誰だって嫌になるだろう。本当に何やって
んだ俺は、と自分を責めた。自分を責めた
ってテツは戻って来ねぇのに。
それから少しすると向こうで話していた
であろうウェンとマナが帰ってきた。
でもその場にはもう居ないテツの事を
聞いてきた。
〈あれ、テツ何処行ったん??〉
《ほんとだ、テツ居ないじゃん》
「……、出てった。」
暫し沈黙が流れる。
〈…え?〉
《は??》
〈ぇ、何で??話してたんちゃうん?〉
《何でテツ出てったの、?》
「…テツが急に泣き出すから、だから」
「俺がしつこく聞いてたら怒って出てった。」
「ごめん…」
〈そうか、俺らはその場に居らんかったから〉
〈確実とは言えんけど、テツも本心じゃ〉
〈無いと思うで?やからそんな落ち込むなよ〉
〈…落ち込むのも無理ないけど、〉
「おう、…」
〈俺ちょっとテツ探してくるわ〉
〈ウェンはリトの事慰めとったって~〉
《おっけ~!任せて~~笑》
「俺そんなか弱くないんですけど…笑」
〈笑…まぁパパっとテツ見つけてくるわ〉
「お~、」
《テツは大丈夫だよ。元気出しな?》
「…はっ笑元気だわ、笑」
《顔めっちゃしょぼくれてる癖に?》
「…」
流石に隠すのは無理かとそう思うと
今まで隠してきた感情が溢れ出した。
そして、…
《えっ、…ちょ、リト、何で、ぇ》
《僕なんか嫌な事言った、??》
「っ…ぐす、……わり、」
俺は泣いてしまっていた。
🐝🤣side
テツの家や事務所を探すが中々見つから
ない。電話も掛けてみる。だが出ない。
〈ほんま何処行ってん、テツ〉
街中を探してもやっぱり居ない。
一つ居るかどうかは置いといて探して
ない場所があったのでそこに行ってみる。
するとそこには見覚えのある姿が見えた。
その姿は少し紫がかった煙を纏っている。
恐らく煙草の煙だろう。全くこんな遠く
まで来て、変な人に連れてかれたら
どないすんねん、なんて母性をくすぐられ
ながらそんな事を思う。
〈テツ~!!〉
『ぅわ”ぁ、ッ!!』
〈はは笑何してん、こんな所で〉
『…マナ君、いや、ちょっとね、』
〈…、あんまリトの事考えたないと思うけど〉
〈リトに言えたん?本音。〉
『……、ううん、言えなかった、』
『ごめん、…せっかく話すタイミング作ってくれたのに、』
〈ええでええで!言えんかったんはしゃーない〉
〈またそのタイミングを作りゃええねん!!〉
『…そうだね、ありがとマナ君』
〈おう!!……テツ。〉
『どうしたの?マナ君』
〈テツあんた今泣きたいんちゃうん。〉
〈泣くの我慢してるやろ。〉
『ッ、…え、』
〈泣きたい時は泣き。やないとスッキリせんやろ?〉
『でも、』
〈大丈夫やて〉
『……、マナ君、…ぐすっ、』
『ぼくやっぱり無理だよ、…』
『一生言える気がしない、、もう、』
『諦めた方が、っいいかな、、ぐすっ』
〈何言うとん。諦めた方がええ訳ないやろ。〉
〈諦めたらもうずっとリトと友達のままやで?〉
〈テツはそれでええの?〉
『ひぐっ、…いやだ、ッ、』
〈やろ?じゃあ頑張らな。リトに嫌われたら、とか〉
〈考えんでいいねん。絶対そんな事ないから〉
〈ウェンも応援してくれとるからさ、な?〉
〈だからもっかい頑張ってみいひん??〉
『…、一人じゃ怖いからっ、傍に居てくれる、??』
〈お~、居る居る。ウェンも連れてくるから〉
『…ありがと、僕の我儘聞いてくれて、』
〈ええんやで~!テツがそれで幸せなれるんやったら〉
〈いくらでも我儘聞くで!!〉
『ほんとありがとう…! 』
そうテツは笑った。久々にテツの笑顔
見た気がする。やっぱあんたは笑顔が
似合うで。
〈ただいまぁ~!!〉
『…ただいま、』
《あ!!マナ、テツおかえりっ!》
「おか~」
〈どうしたウェン?なんか何とも言えん顔しとるけど、〉
《いやね、聞いてよ!!リトがさぁぁ、》
《マナが出てった後急に泣き出すからさぁぁ》
《僕何かやばい事言ったんかと思ってぇ、…》
〈ちょ、ちょい待ちぃなウェン、〉
〈え、リト泣いたん、??〉
「まぁ、…ちょっとね笑恥ずかし、」
〈えぇ”ッ、!?え、なんやどないしたん!?〉
〈何か悲しい事あったんか!!?それとも、〉
〈ウェンか?!ウェンに何か言われたんか!?〉
《ねぇぇ!!ちょっと僕に擦り付けようとしないでよぉ~~!!》
「落ち着けってマナ笑ウェン悪くねぇから笑」
《そうだよ!!》
〈そ、うか、…ウェンじゃないかぁ、〉
〈じゃあ、なんなん?〉
「ちょっと抑え込んでた感情が溢れただけ」
〈え、それだけ?〉
「おう。」
〈どんだけ抑え込んでたんな、〉
〈リトもリトで見なあかんなぁ、〉
「俺そんな子供じゃねぇし笑 」
《ママだ!》
「他の奴子守りして来いよ笑笑」
「てかテツ居たんやな」
「良かったわ~」
《ほんとにねぇ~~》
『…、リト君、酷い事言ってごめんね』
「大丈夫、もう気にしてねぇから」
「俺もしつこくてごめんな」
『っ、…リト君 』
「どした?」
『僕、リト君に嘘ついてた、…』
「……は?」
『ッ、本当はね、、』
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思ったより長く書いてました、、
同じくらいの長さで書くって難しいですね、
続きも早めに書くので気長に待っていただ
けると嬉しいです!!解釈違いを生み出して
いたらごめんなさい、!!🙏
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