krsm
smの偏頭痛とkrの歪んだ愛の話
時系列順なので視点めっちゃ変わります
【朝雨に傘いらず】の続きです
kr side_____________
目を覚ませば時計の針は2時を指していた。
朝から寝てこれか、だいぶ寝すぎたな。
2度寝にしては寝すぎ。昼からやろうとしていた計画も崩れた。
仕事終わるかな。
そんな事を考えながら体を起こして頭をかいた。
静かすぎるこの部屋は雨が振る音が聞こえる。
嗚呼まだ止んでないのか。
久々に天気が悪いからか少しイライラする。
そんなイライラも考え事も隣でまだ眠っているスマイルをみると吹き飛ぶ。
まさに愛くるしいとはこのこと。
とりあえず昼になったし、一旦薬用意するか、、
考え無しに俺はベットをでてリビングに行った。
リビングに着くとお腹が空いていることに気づいて卵雑炊を温め直し食べた。
やばい、こんなことしている場合じゃない。
薬を持って急いでスマイルの元に駆けつけた。
がしかしまだ寝ていた。
まだ大丈夫そうな事を確認してから俺はまたリビングに戻って残っていた仕事を手に着けた。
仕事をしてても脳にチラつくスマイル。
仕事終わったらたっくさんスマイルのこと甘やかしてあげよう。
蝕んで
俺しか頼れなくしちゃえばいい。
sm side _______________
目が覚めた。
知らぬ間に俺は誰もいない道路のど真ん中で、雨に打たれながら突っ立ていた。
「ここどこ、、?」
てかなんで雨に打たれてるんだ?
どんどんビシャビシャになっていく。
髪の毛から服、ズボンの裾、全部雨で濡れていく。
雨宿りする場所もなく、ただ道路があるだけ。
ひたすら道なりに進む。
俺何してんだ?
不自然にも目の前に都市が広がってた。
とりあえず雨宿りできる場所に行こう、、
走って、走って、走って。
どこまで走ったかは分からないが雨宿りできる場所を見つけた
そこはバス停だった。
「はあ、、、、」
溜息を深く着いて椅子に座った。
結構濡れたから体冷えるな、、雨上がるまで待つかとぼんやりと考えていたら
心臓が強く動いた。沢山血が流れて行くように感ぜられ、
さっきまでは無かったはずの頭痛が襲ってきた。
痛い、、
いたい、
イタい!!!
俺は頭痛に耐えれなくなり椅子に座っていたにも関わらず膝から崩れ落ちた。
焦ってはいけないと頭ではわかっている、
だめだ、
だめだ
ダメだ!
「はあ、はっ、はァ、、ヒュッ」
あれ、、
呼吸の仕方がわかんない
やだ、
息苦しい、
胸が痛い、
つらい、
独りじゃどうにもできなくて涙が出る。
きりやん、
たすけて
くるしい、、、、
ここで目が覚めた。
布団を被っていたのもあるだろう、雨に濡れたのかと疑うほど汗をびっしょりかいていた。
体冷えちゃいそうだなあ、と考えながら違和感のある頬を触ると涙で濡れていた。
良くない夢を見た、
しかし朝よりは大分体調が優れていた。
これもきりやんのおかげだなと思いながら布団の中できりやんを探した。
あれ、、?
どこ?
きりやんどこ、、?
置いてかないで、、
独りにしないで!
引き摺られて池に溺れて行くように、息が苦しくなりながらきりやんを探した。
いない。
俺は急いでベットを飛び出してリビングにおぼつかない足取りで行った。
ドアを強く開けると、口をあんぐりとさせたきりやんがいた。
俺はきりやんの元に駆け寄り、きりやんの胸にダイブした。
kr「おまっ、、うわっ!」
きりやんは最初は動揺していたものの受け入れてくれてハグを仕返してくれた。
kr「スマイル着替える?びしょびしょだよ」
sm「うん、」
俺は脱衣所に連行させられて
kr「はい脱いで、はいこれ着て」
とポンポン着替えをさせられた。
着替えも終わったし俺自体も落ち着いたのでソファーに座った。
きりやんも隣に座ってくれた。
kr「隣にいなくてごめん、びっくりさせたよね?」
sm「大丈夫、」
きりやんは優しくハグをしてくれた。
暖かかった。こんなにも情緒不安定な俺を甘やかしてくれるのはきっときりやんだけだろう。
kr「スマイル?」
sm「なに、?」
体をぐいっと引っ張られてキスをしてくれた。
kr「つらいのにひとりにしちゃってごめんね」
ぎゅっと包んでくれて、頭、おでこ、鼻、頬、唇の順にキスの雨を落としてくれた。
雨の日でも嫌なことがあっても、きりやんがいればいい。
と少し思った。
kr「薬飲もっか?」
sm「飲ませて、?」
きりやんはくすくすっと小さく笑って、薬を取りにいった。
kr「ちゃんと息してね?」
俺が頷くと、水と薬を口に入れて
薬を渡してくれる。
すぐに飲み込むと、きりやんは俺をソファーに押し倒した。
俺はきりやんに蝕まれているようだった。
To Be Continued…
コメント
4件
続き待ってます!
やっぱり整地はやめられない。 主様の作品やっぱ雰囲気最高です👍