その後は2人で風呂に入って、洗いっこしたり、いちゃいちゃしたり。いよいよそういう空気 になって、翔太をベッドに押し倒すと、翔太は唇をキュッと結んだ。
🩷「いっぱい愛してあげる」
💙「そういう恥ずいのいいから…」
白い肌がほんのり紅く染まる。翔太も俺も男とするのは初めてじゃないから、遠慮は要らなかった。そして、俺の読み通り、翔太はネコだった。
💙「佐久間……俺、久しぶりだから…その」
🩷「もちろん♡優しくするよ」
まずはちゃんと、深くまでキスを交わす。
翔太の口の中は熱くて、蕩けそうな目が、オレを見上げている。この濁りのないまっすぐな瞳が、今、俺だけに向けられていると思ったら、それだけで興奮材料としては十分だった。
フリーのまんまで、色んな子とセックスを楽しむのもいいけど、俺もそろそろ本命が欲しいと思っていたところ。相手が気心も知れてる翔太なら最高だ。
💙「さっくん…?」
どき。
いきなりのさっくん呼びに、俺は反応してしまった。それに仔猫みたいに首を傾げるから、なんかむちゃくちゃに照れてしまった。
💙「俺じゃ、勃たない?」
そんなはず…。
下腹部に目をやると、俺の息子は半勃ち。いつもなら硬度を保って、一気に相手を昇天させるまで持続するはずのソコが、なぜかあんまり元気がなかった。
🩷「ごめんっ!!」
俺は身を引いて、情けないけど、自分で擦ってみた。焦れば焦るほどいつもの気持ちよさが訪れない。
なんで?
🩷「マジでごめん、ちょっと待って」
すると、翔太の白い手が伸びて来た。
💙「俺に任せて」
そこからは、マジであんま憶えてない。
それくらい興奮した。
翔太の舌遣いは、過去寝たどんな男よりも気持ちよかった。口の中で2度ほどイキ、それ以上は繋がれなくなると焦って、翔太を引き離すのに苦労した。
白濁を飲み込む時の、翔太の唇の右端のホクロがエロすぎる。
翔太が好きだという、後ろからの挿入で、さんざん焦らされた形の翔太の中は、きつく包み込むように俺自身を受け止め、可愛がり、未だかつて経験したことのないような量を俺に放出させた。
💙「良かった?」
🩷「超、良かった……」
ぐったりと翔太の腰に上半身を預け、ああ、マジでこいつに惚れてんだな俺…と、上手くいかなかった行為を反芻していた。
💙「俺、結構重いよ?」
🩷「?」
💙「常に彼氏には好きって言われないと嫌だし、他の奴らとスキンシップするのとか許せない」
🩷「………そうしたら、俺、翔太を独り占めできんの?」
翔太は少し勿体つけるように微笑んだ。
💙「さあ、束縛は嫌い」
🩷「なんでだよ!」
笑いながら今度は翔太から唇を重ねて来る。
初めての翔太からのキスは、営みの上手さとは真逆で逆になんだかぎこちなくて、こんなギャップでまで俺の心を掻き乱すのかと自分のこれからが不安になった。
少なくとも、初エッチでちゃんと勃たなかったのは、ずっと言われそうだ。
💙「じゃあ、俺、サウナ行くから帰るわ」
🩷「え?泊まっていかねぇの?」
💙「シャワーは借りるけど、サウナも行きたいから。この後友だちと約束してるし」
俺は、吐息混じりに尋ねた。
🩷「…………束縛は?」
💙「嫌い」
翔太はにっこり笑うと、そのままバスルームへと消えた。それ以来、俺は翔太を3匹目にお迎えした猫だと思うことにした。
おわり。
コメント
3件
気まぐれだからねしょっぴーは🤭🩷💙
しょっぴーが猫🐈 確かに🤭