テラーノベル
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さわってみても たたいてみても
小人さんのとびらはひらかなかった
ぼくはしゅんとなった
ガチャ
ぼくのへやのとびらがひらいた
「おはよう
あらっ今日は早おきね~!」
「お母さんー!」
ぼくはお母さんにしがみついた
お母さんのエプロンがすこしずつぬれてきた
ガチャ
「ただいまー!」
あれ?この声!!
お母さんからはなれてげんかんにはしるよ!
このはやさは世界きろくだ!!
「お父さん!!!」
ぎゅっ!! お父さんのにおいがする!
ああ!帰ってきた!
サンタさんはやっぱりうそつきじゃなかった!本当だった!!
「お父さんどこに行ってたの?
ぼくさがしてたんだよ」
「あーごめんごめん
きゅうな用事でるすにしてたんだ
すまんすまん!
ところでさがしてたって?」
「あーー!でもよかった!お父さんが帰ってきてぼくうれしいよ~」
お父さんのむねに頭をぐりぐりしてたら
シャツのボタンがかみにひかかっていたかったよ
まだツルツル頭にはなりたくないな
「ははは!おりこうさんにしていたのかな?」
「うん!ぼくおりこうさんだったんだよ!」
だってお父さんをさがす大ぼうけんにでていたんだから!
「じゃあ朝ごはん食べましょっか」
やさしいお母さんの声がする
いつものお家だ~
I
I
I
小人さんに会ってからもう一年か~
ぼくはお空をまどからながめてそんなことを考えていた
もう小学校2年生のお兄さんなんだ!
それにね
お兄さんになったのは年れいだけじゃないんだ!!
ガチャ
「ただいま~」
あ!お母さんだ!
お腹が大きくなって入院していたんだけど今日が 退院日
家族がもう1人ふえたんだよ!
「おかえりー!!」
お母さんにとびつきたいけど
小さい子を抱っこしてるから
そろーり
あっ小さい子って言っても小人じゃないんだよ!
お母さんがそっとかがんで
赤ちゃんのお顔を見せてくれた
「わぁ かわいい~」
手がちっちゃいんだ
本当にちっちゃい
ふにゃふにゃで今にも泣きそうなんだ
大丈夫ぼくが守ってあげるからね!
「そうそう赤ちゃんの名前決めなきゃね」
お母さんが聞いてきたけどもう一目見てから決まってる!
「 かい !」
「かい? うん!いい名前ね~」
「かい!こんどはぼくが教えてあげるね」
そう言ってかいのちっちゃな手をさわったら かいは ふにゃっ とわらった
口の中が見えたけど
赤ちゃんだからまだ歯はなかった
–おわり–
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