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#2j3j
ありみや
221
Kojigyu
7,765
深夜遅く
家の外から話し声が聞こえる
だいぶ騒がしいな‥‥
外が気になり俺も外へ出てみた
「‥‥‥‥なんだ?」
「あ、お前も出て来たのかい」
「こんな遅くに何かあったんですか?」
「後ろをみてご覧」
「え‥‥?」
俺が振り返ると家の裏山の山頂付近が赤く燃え上がっていた
「火事⁈」
「そうなんだよ‥‥でもあそこって‥‥」
隣の家のおばさんと話していると反対側から白い衣装の一団が俺らの方へとやって来た
きっと山へ様子を見に行くのだろう
やって来たのはこの村の神職を司る方達だった
その中の神主様が俺を見ると手招きをする
「リト、お前も着いて来なさい」
「俺ですか?」
「そうだ。もう今年16にもなるのだから、何か手伝える事もあるだろう」
「はい!わかりました」
俺は言われるがまま大人に着いていき山を登る
中腹まで来ると大きな鳥居があった
でもここは‥‥
「か‥‥神主‥‥ここは入ってはならない禁足地では‥‥」
「このままでは村まで火が届いてしまうかもしれない。その前に手を打たなくては」
「‥‥‥‥‥‥」
村の掟ではこの奥へは行ってはならない
そう昔から決まっていた
ずっと降っていた雨のせいで泥濘んだ道を神職の方達がずんずんと入っていく
神に仕える人が行っているんだ
今はそれどころじゃないんだろう
俺もその後に続いて山を登った
鳥居を潜り、奥に進むと大きく立派な建物が存在していた
こんな建物があるなんて知らなかった
この中に人が住んで居るのか?
熱風が肌を掠める中、神主様が俺の肩を掴んだ
「リト、この建物の裏に回って奥から入り、右側の部屋の中にいる子を助けに行きなさい」
「えっ⁈俺がですか?」
「お前なら力も強いし機敏に動けるはずだ。必ず助けるんだぞ」
そう言うと神主様は俺の背中を押し出した
俺はその勢いのまま建物の裏へと火を避けながら走りだした
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コメント
1件
うわ、第2話、めっちゃ引き込まれました……! 深夜の火事、禁足地、そして神主さんに突然指名されるリトくん。あの「俺がですか?」の戸惑いと、「必ず助けるんだぞ」って背中を押される場面、すごく胸にきました。短い文章なのに、山の熱風や泥濘んだ道の感触まで伝わってくるようで、ドキドキしながら読み終えました。 このあとどうなるんだろう……気になります!