⚠ 桃×水
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衝動書き
短いとても(倒置法)
「消えてみようと思うんだよね」
その言葉は冬の公園に虚しく溶けた
「…といいますと??」
「…別に。やりたいこともないし」
「このまま生きてても無駄な時間過ごすのも勿体ないなって」
「早く天国にでも行って勉強もせずに気ままに暮らしたい」
「天国に行けるかもわかんないのによく言えたね」
「いやーぼくみたいな天使のような人間、天国に連れて行ってくれない神様なんてもう神じゃないね」
「俺も置いていった罪でお前を地獄に連れていくからな」
「ないちゃんにそんな権力ないでしょ」
「それにどっちが先に行くかなんてぼくの自由だと思わない??」
「異議ありだね。俺が許さない」
「うわー、今日のないちゃんすごい自己中」
「いつもでしょ何を今更」
「確かにそうだったね」
深夜の公園に灯るのは街灯だけ
お互いどんな顔しているかなんてわからない
よく家を抜け出してこんなところで他愛のない話をする
別に約束なんてしていない
疲れた時に勝手に来て勝手に愚痴をこぼしあう
今日は特に酷い日だったようだ
公園に来るなり急に消えたいと言い出した
いつものしょうもない愚痴をこぼすようにサラサラと紡がれる言葉
相当まいっているのだろう
ブランコの手すりを握る手は誤魔化しきれないほど震えていた
助けて欲しい
誰にも言えなかったのだろう
「…ねえいむ?」
「……なあにないちゃん」
俺の名前を呼ぶ声は微かに震えていた
どうにかしないといけない
こいつが泡になる前にはやく
「大丈夫、1人にしないからね」
ブランコに座るいむの前まで行きしゃがむ
街灯に弱々しく照らされたいむの顔はやっぱり苦しかった
どれだけ辛くてもきてしまう明日が
どうしようもなく苦しくて
どうしようもなく寂しかったのだろう
小さくなったいむを優しく抱き寄せる
「次、いむがこんな人生つまんないって思うまで俺がずっといっしょにいてあげるね」
「もし、それでも消えたいって思う時が来たら、そしたらいむの好きなようにすればいいんだよ」
ぼろぼろだった羽が癒えるのはまだまだ先のこと
だから、まだいかないでほしい
必死に抑えていた感情が溢れ出し
嗚咽が漏れる
背中を震わせた天使が空に飛び立てるのはまだまだ先のようだ
「ないちゃんってずるいと思う」
「なんで?自己中だから??」
「あーそれもあるかも」
「おいこら」
「んーでもなんでって優しいから」
「ぼく泣いちゃったじゃん」
「別に泣いてもいいよてか泣け」
「あーでも俺天使泣かせちゃった。うわー俺は地獄行きかなー?」
「それはだめだね。ぼくがなんとしてでも天国に連れて行ってあげないと」
「いっしょがいいもん」
「ふっwじゃあおじいちゃんになったらいっしょにいこうね」
「もし置いていったら??」
「張り倒す」
「ええ!?wwひっど!!」
「あ笑った 」
「俺実は笑顔のいむがせかいいち好きなんだよね。知ってた??」
「ずっと前から知ってるし」
「ないちゃんこそ置いていったら地獄行きね」
「うわ罪重っ」
「当たり前でしょ」
「ずっといっしょだからね」
「もちろん」
お久しぶりです🎀💭
コメント
4件
わ!投稿待ってました😿🩵ちょーうれしいです!!!やっぱり最高ですᵕ̩̩_ᵕ♡ 🩷🩵の会話が好きすぎて…!!!!寄り添う🩷くんがめっちゃかっこよすぎて!!!🩵くんも自己中とかいいながら信じてる感がすごく凄く大好きです😭😭😭♩これからの活動も応援してます!!!!
はわわわ✨️ すきってかんじですきです😖💞( ? )