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一件落着、のように見えたが……
レナトス「こりゃ復興何年かかるか分かんねぇぞ……」
ランス「確かにそうだな、オイ、イノセント・ゼロ。直せねぇのか」
イノセント「私よりも適任がいる」
倒れたまま空を指さす
フィン「イオリちゃん!?」
『ちょっとシリルやりすぎ!!こんなん1曲……3曲以上は歌わなくちゃ行けないじゃん!!喉壊れたら一生養ってもらうからなクソ!』
イノセント「逆に一生養っていいのか?」
『目がガチなんよそれ』
『君たちの大切な物が、場所が、戻りますように────。』
『本当に僕が消えるその日まで
君にたくさん伝えておきたいんだ
誰にも言えない古傷が傷んだら
決して気づかないふりをしちゃ行けないからね
大切なものが増えてく
このままね離したくないのに
形在る総ては
いつかは必ず亡くなるみたい
出会えた喜びも
いつかは薄れて消えてゆくらしい
とてもじゃないけれど
僕にはとうしても耐えられそうにはない』
イオリの透き通るような声が、ロングトーンが街を修復していく
そして気づけば2曲目で
『空飛ぶ羽根と引き換えに
繋ぎ合う手を選んだ僕ら
それでも空に魅せられて
夢を重ねるのは罪か
夏は秋の背中を見て
その顔を思い浮かべる
憧れなのか、恋なのか
叶わぬと知っていながら
通り雨が通り雨と
木漏れ日たちが木漏れ日と
名乗るあなたはずっとずっとずっと前から
あなたはあなたでいたんだろう
重力が眠りにつく1000年に一度の今日
太陽の死角にたち僕らこの星を出よう
彼が目を覚ました時つれもどせない場所へ
せーの、で大地をけってここでは無い星へ
行こう
夢に僕らで帆を張って
来るべき日のために夜を超え
いざ期待だけ満タンで
あとはどうにかなるさと肩を組んだ
怖くないわけない
でも止まんない
ピンチの先回りしたって僕らじゃしょうなない
僕らの恋が言う 声が言う
行けという』
イノセント「彼女の歌は……魔歌と言ってな」
イノセント「”星魔道士”特有の物だ」
ライオ「星魔道士……」
メリアドール「そうですね、こんな彼女にも小さい時はあったのですから……」
『扉の先には何があるか分からないけど
誰かがきっと貴方を待ってる
左胸の鼓動を感じてる
右の脳で君を愛してる
両の手で誰かに触れて
私は今日も生きてる
Byeー時の流れに任せて
smileー貴方の宝物よ
9月の花の色に準えて
強く誓う 愛したい』
イノセント「……歌いすぎじゃないか?」
イノセント「ただでさえ魔歌は魔力消費が大きいのに」
そして歌いきったイオリは魔力切れを起こして空から落ちた