テラーノベル
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午後からは、全員がリビングに集まっての大画面ゲーム大会になった。
プレイしているのは、4人対戦のハチャメチャアクションゲーム。
「あーっ! なつ、今俺のことわざと落としただろ!」
「気のせいだろ。いるまが勝手に落ちたんだよ」
画面の前でコントローラーを猛烈に叩くいるまと、涼しい顔で画面を見つめるなつ。
「画面外から失礼しますッ!!」
「わああ! らんくん強い! こさめ負けないんだから!」
らんの不意打ちキャラクターに、こさめが負けず嫌いを発揮して応戦する。
その後ろのソファでは、すちとみことが並んで座り、ゲームの様子を楽しそうに眺めていた。
「みんな楽しそうだね、すちくん」
「うん、賑やかだね。みこちゃんも次入る? コントローラー貸そうか」
「あ、じゃあすちくんと一緒にチーム組みたい!」
「オッケー。じゃあ次は俺らのチームで全員ボコボコにしちゃおうか」
おっとりした口調で恐ろしい目標を掲げるすちに、みことは「ふふ、心強いね!」と嬉しそうに微笑んだ。
夕食を終え、片付けも全員で手分けして終わらせた後の夜の時間。
リビングの照明が少し落とされ、プロジェクターで映画を流しながら、それぞれがリラックスした時間を過ごしていた。
映画の画面を見つめるすちの胸に、みことは背中を預け、すちの大きな手に自分の手を重ねて指を絡ませている。
「この映画、おもしろいね」
「うん。でも、みこちゃんが隣にいる方がずっと落ち着くかな」
「もぅ……すちくんはすぐそういうこと言うんだから」
みことが赤くなった顔を隠すように少し縮こまると、すちは愛おしそうに腕の力を強めた。
「ねぇ、らんくん、今日すっごく楽しかった!」
こさめがLANの腕に抱きつきながら映画を見つめる。
「俺もだよ、こさめ。毎日が特別だよ……」
LANはこさめの頭を優しく引き寄せ、その髪にそっとキスを落とした。
「……おい、お前ら静かに映画見ろよ」
いるまが呆れたように言うが、そのいるまの膝の上には、すっかり眠そうななつが座っていた。
「なつ、眠いか?」
「……ん、ちょっとだけ。いるまの匂い、落ち着く……」
ウトウトしながらいるまの首筋に顔をうずめるなつ。
いるまは愛おしさが爆発しそうになるのを堪えながら、なつが寒くないように自分の上着をそっと肩にかけてやり、その小さな体を強く抱きしめた。
「ふわぁ……眠くなってきた……」
こさめがパチパチと瞬きをしながら、らんの胸元に顔をうずめる。
「よし、こさめ、お部屋に戻って寝よっか」
「……俺らも行くか。なつ、おんぶしてやるから捕まってろ」
「ん……ありがと、いるま……」
「すちくん、僕たちも行こう?」
「うん。みこちゃん、明日も楽しい日にしようね」
全員がそれぞれの部屋へと戻り、静まり返るシェアハウス。
6人の賑やかな笑い声と、3組の恋人たちの甘い気配を残したまま、シクフォニ・ハウスの穏やかな夜が更けていく。
NEXT、、、180❤️
コメント
1件
読んだよ〜!!第3話「よる」、尊すぎて叫びそうになった😭💕 ゲーム大会からの夜の映画タイム…それぞれのカップルの距離感がもうエモすぎる!!すちくん×みこちゃんの「指を絡ませる」描写にまず胸打たれたし、らんくんがこさめの髪にキスするところとか正気?!ってなったわ…。いるまとなつの「匂いが落ち着く」って会話も、ツンデレいるまが愛おしさ爆発しそうになってるのが伝わってきてにやけたよ〜🫣💕 3組それぞれの違う甘さがあって、読んでるこっちまで幸せな気持ちになれるお話。夜の締めくくり方が本当に優しくて素敵だったよ!!次話も楽しみにしてるね⋆♡
#ご本人様には関係ありません