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「シャオロン!!!!ゾムとの記憶思い出してん!!」
(sha)教室に着くとロボロからそう声をかけられた。
朝でまだ脳が起きていないながらに少しずつ状況を理解した。
「えええ?!!!やったぁ!!!良かったな!!!」
「でのコイツ何で忘れたかは思い出してないねんて」
「いやぁ…ヘヘッ」
(以下zm)コイツ俺がどんだけ苦労したかわかっとんのか??『ヘヘッ』で済ませやがって!
「まぁまぁ思い出したんやからさ」
たしかにそれはそうだ。ロボロが思い出してくれんかったら今頃俺はどうなってたことか。
「シャオロン協力してくれてありがとう」
これは心から思っている本当の気持ち。
シャオロンが俺とロボロに会っていなければ、未来は悪い方向に変わってたかもしれない。
「俺も…嬉しいわ…!」
…??何でシャオロンお前はそんな悲しい顔をしとるんや ?それを隠すような作り笑顔。…何で?
…何でロボロは記憶がなかったんだろう…?…何でシャオロンは悲しそうな顔をしたんや??
分からない。…でもなんか知らない方がいい気がする。
こういう時の勘は良く当たるから従っておこう。と直感で思った。
「…ゾム…?あのさ悪いんだけどさ…、放課後空いてる?」
ほら見た事か神妙な面持ちでシャオロンが話しかけてきた。
本当は断りたかった。嫌な予感がするから。
でもあのシャオロンがあんな真剣に話しかけてくれたんだ断ろうにも断れなかった。
…断るのにも勇気がいるから。