前回のアカバくんのやつをいい感じの物語にしました。ちなみに、思ったより長くなったので前半後半にしようと思います。後半は、火曜の日付が変わるまでです。
任務が終わり、本部へと戻ると、休みが3日与えられた。これで、クロノとレモンといっしょに遊びに行ける、そう思っていた矢先に呼び出された。隊長室だ。何かやらかしたか思いながら向かう。
隊長室へ入ると、そこには険しい表情の隊長、レモン、シライ、チャイヌがいた。クロノと特に親しかった人達だ。クロノに何かあったのか、嫌な予感がすると思っっていた矢先に、
「クロノが死んだ。」
「クロックハンズに殺された。」
衝撃の連絡が走った。それだけ伝えると隊長は退出した。それは短い分であったが、深い感情が読み取れた。隊長も仲間を失うのは少なくない。だが、慣れるわけでもない。慣れてるわけがないのだ。クロックハンズには何度も仲間を殺され、自分も利き腕を失い、恨みがないと言えば嘘になる。
だがこれはあんまりだろう。クロックハンズと2回相対し、2回とも白星を挙げた期待の巻戻士だったクロノが単独任務の時に殺すのはあんまりだ。
隊長の声にはその悲しみやクロノを1人で行かせたことの後悔や、悔しさなどが込められていたその言葉が、
嘘とは思えなくて、
ドッキリとは思えなくて、
クロノが死んだことが本当なんだと気がつくのにはさほど時間がいらなかった。アカバは不規則な足取りで部屋を退出した。
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部屋に戻ると、アカバは大粒の涙で泣いていた。
声にならない声を上げ、嗚咽混じりのたどたどしい言葉は友の死を悲しむ言葉であふれていた。
鼻水と涙で顔はぐしょぐしょになっても、子供みたいに泣き続けた。それからアカバは泣きつかれて、ねてしまった。
目が覚めると、アカバは部屋の中を探してみた。
部屋の中を漁ると、目的のものがでてきた。
クロノとの写真だ。もっと撮った記憶があるから添えても探してみる、ちなみに最初にでてきたものは2級昇級試験のあとに撮った写真だ。アカバの命日に飛ばされ何度も死んだがそれを回避してくれたのがクロノだった。写真探しをしながら、ふと、思ってしまった。クロノは、自分の命も救ってくれた。自分はクロノに何か返せているのかと、問の答えは返せていない、だ。シライ救出任務の時だって、自分は足を引っ張ってしまった。じゃあ、いつ返すのか。今しかない。命の借りには命を。アカバはクロノを助けることを決意した。もう、涙はなかった。
では何をすればいいのか。もちろん、クロノが行ったケース88に行けば良いと考えた。自分ひとりでは、力不足かもしれないからレモンもつれていこうと考えた。
それが、さらなる絶望を呼ぶとは知らずに。
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「レモン、いるか?」
アカバがノックをして部屋に入る。部屋の中にはレモンがベッドに座っていた。レモンは、普段と同じ表情で、同じ感じに座っていたが、レモンからはクロノが死んでしまったことへのやるせなさを感じる。それは、悲しすぎるまでに。
「何?」
こころなしか普段よりか、辛辣に聞こえる。
それもそうだ。友達が死に、それで、感傷しているときに人が訪ねてきたのだ。誰だってそうなる。
「クロノを、助けに行かんか?」
いうことを少し躊躇いながらも、真剣に伝える。レモンは少し戸惑った顔になりながらも、アカバに聞き返す。
「どうやって?」
「クロノが死んだケース88に行くんじゃ。クロノは単独任務じゃったからあと2人まで、行けれる。」
方法を聞かれたとは思っていなかったから、考えていたことをまとめながら話したのでたどたどしくなってしまった。
「どうして、」
「は?」
「どうして私なの?」
「レモンは、火力はシライさんと同じぐらいで、しかも遠距離も打てる。わしは近接、そんでクロノが敵の能力を考える。いいパーティーじゃろ?」
アカバが自信満々に答える。
「分かった。いいわよ。」
「それで、どうやって行くの?」
「そりゃあ隊長に頼無しかないじゃろ。」
そう行って隊長室へと向かう2人だった。
___________________________________________________「失礼します。」
「アカバとレモンか、来た理由は想像がつく。クロノのことだな?」
「私たちは、クロノを助けたいです。」
「だから、ケース88に行きたいんじゃ。」
場に神妙な空気が張り詰める。
「お前らの気持ちは分かった。」
アカバの顔が希望に満ちる。と言ってもまだスタートラインに立っただけだが。
「だが、駄目だ。」
「なんでじゃ!?」
アカバが、声を荒げて聞き返す。
「上が決めた。上がクロノを助けに行かないと決めたからだ。」
強面でよく勘違いされるが、隊長は人一倍、いや5倍くらいは仲間を大切にしている。そんな人が上の決定で、「はい、そうですか」と思うわけがない。
隊長も納得はしていないのだろう。だが、上と揉め事になればさらに多くを失う。命の天秤だ。
それを理解したから、アカバもそれ以上問い詰めるのをやめ、退出した。
「失礼しました。」
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やっと終わった~
長かった。ここまで長かった。
え、前半だけだから長くないって?
ちょっと聞こえないな~
ちなみにあとここから書きたい段落が4つあるって?しかもそのうち2つがクソ長えって?
何なら増えそうって?
火曜までに終わる気がしない。
一応火曜までにしているけど、ワンチャン何日か伸びるかも。そしたらすいません。
そういや俺、月曜からテストだな、、、、、
詰んだか。
え、38話のクロノくんたちと比べてみろって?
すいません。調子乗りました。あれと比べたらすべてがマシです。
まあ、催促コメ来ても今はやる気が出るだけだから幾らでもwelcomeだけど。
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またきてね!
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