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注意書きは一話にあります。







ロボロ:……不便やな



そうポツリとつぶやいた。



あれから数日。ロボロは目を覚ました。仕事をするまで復活した。俺とショッピも回復したが、トントンの命により俺は研究室立ち入り禁止、ショッピは訓練場立ち入り禁止となった。


ポーション作りができず嘆いていると、ロボロに手伝うよう頼まれた。どうやらあの一件で面布が破れたそう。あの面布は能力を抑えるものらしい。それが破れたということは本来の能力が常に出ている状態らしい。


「そんなの嘘だ」と茶化したら、目の前で岩を軽く殴って見せた。その岩は表面に割れ目が入ったと思ったら半分に割れた。能力って恐ろしいんやな。



ロボロ:能力を制御するもの大事やけど楽を覚えたらあかんな


チーノ:あの面布はもうないん?


ロボロ:作ってもらうしか方法はないな。


チーノ:作ってもらう?


ロボロ:姐さんに。


チーノ:ねえさん?


ロボロ:まあええわ。後でトントンに外出届け出すから一緒に行こか。


チーノ:おう……?







ショッピ:暇だからって足に使わないでください


ロボロ:俺が運転したらハンドルが取れるで済んだらええな。


ショッピ:怪力じゃないっすか


ロボロ:抑えるためにいろいろやっては見たものの無理やってん。今も何もしないようにしとるんやから。


チーノ:ロボロの力は異常やで。


ショッピ:マジか……



トントンに外出許可を貰い、暇であろうショッピも連れてとある国に向かう。何でもロボロの故郷らしい。


四人組で国を作り、主なものとしては能力者差別のない国作りを目指しているそうだ。国が見えてきた。



【ようこそ、俺達の世界へ】



そう書かれた横断幕と四色で描かれた円の中には[日常]と書かれている。


そう、ロボロの故郷は日常国である。







国にはすんなりと入れた。個性豊かな家や店、見世物も出ていた。国の中央には城が一つ建っていた。


流石に中には入れないだろうと思っていたが、ロボロは顔パスのように入っていく。


俺らは流石に止められたが、ロボロの「俺の仲間や」の一言で中に入ることを許される。一体何もんなんや。



ロボロ:とっとと、もらって帰るからな?


ショッピ:はーい


チーノ:はーい




???:ロボロ〜〜〜!!!



ロボロ:……っ!!兄さん……


???:帰ってくるなら連絡してよ〜寂しかった〜


ロボロ:俺は兄さんやなくて姐さんに用があってん


???:え!?!しにがみそんなこと言ってなかった……


ロボロ:あっ、兄さん泣かんで?さ、サプライズしようとしててん。友達も連れてきてん。紹介させてくれへん?


???:……いいよ。


チーノ:えっと……チーノと申します


ショッピ:ショッピっす………


ぺいんと:あ、ぺいんとです………




・・・・



ロボロ:コミュ症か!!


ショッピ:え、いや。こんなにあっさりと大物に会えるとは思っても見なかったので。


チーノ:てか、ほんまもんの兄さん?


ロボロ:いや、ちゃうで。


ぺいんと:可愛いから俺の弟にした


ロボロ:そういうことや。


チーノ:ねえさんってのは?


???:おーいたいた!!


ぺいんと:しにがみくん


しにがみ:あら、お揃いで。あっ、はじめまして、しにがみです。よろしくね。


ロボロ:姐さ〜ん


しにがみ:うわっ!!


ぺいんと:ロボロ!しにがみにだけそんなことして!!俺にも構え!!


チーノ:………


ショッピ:………


???:もーお客さんを置いていかないであげて?


しにがみ:トラゾーさ〜ん助けて……


トラゾー:クロノアさんがご飯作って待ってるから、行くよ?


ぺいんと:ご飯!!


ロボロ:ご飯!!


しにがみ:………先に行っちゃいましたね


トラゾー:ね。


ショッピ:血の繋がってない兄弟って本当ですか?


トラゾー:あれを見たらそう思うよね〜


しにがみ:それよりも二人を追いかけませんか?僕たちの分まで食べられそうな勢いだったんですけど……


トラゾー:案内しますね。







クロノア:おまたせしました、本日のお昼は カルボナーラです


「「「「いただきまーす!!」」」」


トラゾー:クロノアさんが作るカルボナーラは美味しいんだよね〜


ぺいんと:俺が作ったら炭が出来るからな…


クロノア:後で作り方教えるから


ロボロ:久々やけど美味いな


ショッピ:クリームが濃厚っすね


チーノ:麺がもちもち……美味ぁ

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うまそう…

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