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輝茜
⚠︎︎口調迷子
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朝、登校して蒼井の教室の前を通ると、長袖を着てマスクをしている蒼井が座っていた。
輝「……??」
僕はスマホを取りだして蒼井のLINEを開いた。
輝『風邪?』
蒼井はちょうどスマホをいじっていたため、す
ぐに既読が着いた。僕がどこから見てるのかと周りをキョロキョロと見渡し始める。
茜「………」
輝「………」
蒼井と目が合い、数秒間時が止まったかのようにお互い見つめ合う。
茜「………。」
輝「…あっ」
蒼井が自分のスマホに目線を戻し、端末をいじり始める。
茜『何してるんですか』
輝『通りかかっただけだよ』
輝『それで、風邪?』
茜『しつこ』
しつこいと言われ少ししょんぼりした僕を見て、蒼井は顎までマスクを下げ、口パクで
【だ い じょ う ぶ で す】
と、僕に伝えてくれた。
素顔が見れて嬉しいのと、返事をしてくれた嬉しさでおかしくなりそうだった。
茜【か え れ】
輝「………︎^_^︎」
思わず口角が上がってしまう。
蒼井は手でしっしっとやり、僕は手を振って自分の教室へ向かった。
教室につき、席に座る。
いつもなら学校でスマホはいじらないが、今日は蒼井が心配なのでLINEだけする。
輝『具合は大丈夫?』
茜『大丈夫です』
蒼井は意外と直ぐに既読をつけてくれる。
茜『今日は僕に話しかけないでください』
茜『声が出なくて会話できないし』
茜『喉が痛くてご飯も食べれないので』
茜『お昼は一人で食べてください』
一瞬フリーズして返信すらできなかった。
何が大丈夫なんだろう。逆にどこからがやばいのだろう、と、蒼井が不思議に思えてくる。
輝『大丈夫じゃないじゃん』
茜『大丈夫です』
大丈夫の一点張りでどうしようも出来ない。
机にうつ伏せになり、大きいため息をついてしまう。
「おい輝ー!もう体育始まるぞー!」
輝「あっ、うん、今行く」
更衣室で着替え、急いで下駄箱へ向かう。
靴を取り出すと、何か紙のようなものが入っていることに気づいた。
輝「……?」
またラブレターかなと思い、ポッケに入れて校庭へ向かう。
号令を終えサッカーが始まるとき、先程入れた手紙を開いて内容を見る。
【窓から見てます】
紙には見覚えのある字でそう一言だけ描かれていた。
僕は蒼井がいる階を見渡す。すると、顎マスクをして頬杖をつきながらこちらを見ている青井がいた。
輝「あおい…」
げほげほと咳をしており、顔も少し赤い。しんどそうだ。
輝『早退しなよ?』
輝『むりしないで』
授業中だが咄嗟にLINEを送る。
だが、蒼井は座学の授業中なので簡単にスマホを見ることは出来ない。
輝「あおい〜……」
心配で蒼井の事ばかりみらさってしまう。
すると、蒼井が指で僕の方を指していることに気づいた。
輝「……?」
意味がわからずただ立っていると、後ろからすごい勢いで頭にボールが当たった。
輝「い”っ、…..ぅ…、」
痛すぎて声が出なかった。もちろん鼻血は出てきており、地面にボタボタと垂れる。
「おい源大丈夫か!?」
「輝ー!保健室行くかー!!?」
輝「ぅ”〜…大丈夫、ひとりでいくよ」
僕は走って保健室へ向かった。
コンコン
輝「失礼します、あの、鼻血が…」
鼻を抑えながらそう言うと、先生が座っているはずの席に蒼井が座っていた。
輝「あっ、蒼井…?!あれ、教室に…なんでここにいるの…」
茜「早退しなよって言ったの誰ですか」
ひどく掠れた声で僕に訴えてくる。
輝「そっか、僕か…」
蒼井がティッシュで鼻血を止めてくれた。
蒼井はおでこに冷えピタを張っていて、熱があって暑いのか制服が少し乱れている。生徒会副会長のこんな姿他の人に見られたらどうなるんだろう。
輝「はい、校内だけでも服装しっかりして」
輝「副会長なんだから」
茜「ああ、すみません」
蒼井は外していたボタンを付け直し、緩めていたネクタイを締め直した。
輝「僕も早退するよ」
輝「一緒に帰ろう」
茜「イヤですよ」
茜「僕は具合が良くなるまでここで寝てます」
そう言ってベッドに寝っ転がる。
そしてまたネクタイを緩めてボタンを外す。どれだけ暑いのか。
僕は蒼井に覆いかぶさり、緩まったネクタイを掴んでこちらへ引っ張る。
輝「コラ」
輝「制服しっかり」
輝「こんな姿誰かに見られたら襲われるよ」
輝「今そんぐらいスケベな格好してる蒼井」
マスクをしていてもわかるくらい一気に顔が赤くなった。
茜「うるさい離れろ…伝染る」
輝「嫌だ」
茜「本気で…もう、どけ…!」
輝「僕が今ここで襲ってもいいんだよ?」
茜「アンタがしたいだけだろ…」
輝「なんのことかな」
掠れた声で苦しそうに否定してくるくせに、顔も体も嘘をつけていない。
輝「ほんとは蒼井もしたいとか??笑」
茜「なわけ….」
輝「鍵も閉めたし、どうなの?ほんとにやりたくないの?」
茜「…やですって…」
輝「ふーん…へー…?」
そう言い足で蒼井のを押す。
茜「…っ、ぁ”…、」
輝「あれあれ」
輝「どうしたの笑」
茜「っるさ…」
輝「マスク取りなよ、僕別に伝染ってもいいからさ」
僕は蒼井のマスクを顎まで下げた。
輝「わー顔真っ赤笑」
茜「っ、誰のせいだと!!」
茜「あ”ッ…ぅ、げほっ…やめろって、!」
足で押し続ける僕を睨みつけ、怒鳴る。
喉が痛いはずなのに。上手く話せないはずなのに。だけど、申し訳ないのにそんな蒼井がかわいくてやめられない。
茜「ん”、あっ、…」
茜「もうむり…どけろ、!」
快感も熱ももう限界なのか、蒼井は泣き出してしまった。
輝「……♡」
蒼井の体はとても暑く、蒼井のももう大きくなっていて限界そうだ。
輝「もうここで楽になっちゃおうよ」
蒼井は苦しい顔をし、返事をしない。
輝「…さわるよ。いいんだね?」
茜「…っ、ぁ” …♡」
輝「…後から殴らないでよね」
翌日
寧々「あれ、茜くん休み?」
葵「そうみたい…昨日早退したみたいだし」
寧々「そっかあ、具合悪そうだったもんね…」
葵「そういえば…たしか源先輩も今日お休みだよ」
寧々「うそー?!どうしたんだろう」
葵「心配だねー…」
檸檬「………」(全てを察した人)
おわり
R18かけるようにならなきゃ🥲
ちなみにねこぜも絶賛風邪中です🥵💦
コメント
4件
これ、甘々もえちえちも摂取できるのなんかのバグだろ、最高とはこの事…(死)長袖&マスク姿妄想して、興奮した。窓から見てますのところ最高に萌え…輝兄に関してはずっと蒼井、蒼井言っててあわあわしてるの可愛すぎて無理、愛す。冷えピタポイント高いですよぉぉ!!!火照り、乱れてる蒼井茜…エッッッすぎますね、うちが襲ってやりたいぐらいです(( この作品を元に絵描いて良いですか…???
なんかすごいバクってる🥲 ごめんなさい🙇🏻♀️💧