続きです!
⚠️太中⚠️
bl注意
長い
不穏
あれから数ヶ月たった、太宰は数日来たがある日来なくなった
まぁ忘れてた日もあったが….流石に変なので母親に聞く事にした
中也『お母さん…』
お母さん『何…?』
中也『最近…太宰先生は…..?』
お母さん『….やめてもらったわ….』
中也『……え…..?』
頭の中が真っ白になった
なんで、太宰先生を….?唯一の光が……救いが…無くなった….?俺の居場所が….
お母さん『あの人は貴方に危険すぎるのよ….』
お母さん『分かってちょうだいッッ….』
今までは勉強ばっかりで、俺にしか被害や苦しさが来なかったから苦しくても必死に頑張った、けど….他の人、ましてや太宰先生をやめさせるなんて….この時、俺は初めて親に
中也『巫山戯んなッッ!!』
怒った
中也『俺だけへの被害ならまだいいものの、いくら辛くても頑張った!!なのにっ….』
中也『俺に優しくしてくれた太宰先生をやめさせた….?』
中也『いい加減にしてくれよ!!』
中也『もう何なんだよ…..どうしてお母さんは俺を縛り付けるの…..?』
中也『お母さんなんて…..大っ嫌い!!』
今までの鬱憤が出てしまい…勢いで言ってしまった
お母さん『え…..』
お母さんは絶望したような顔をした….
罪悪感で溺れてしまいそうだった…
中也『はっ…..』
中也『お母さんっ…ちがっ…』
お母さん『なんで…..』
中也『…..』
あ、駄目だ、ヒステリックになってしまう、謝らないと、謝らないと、謝らないと
中也『ごめ….なさ….』
お母さん『なんで誰も私を愛してくれないの…..?』
そこに座り込んでいたお母さんは幼子が、些細な疑問をかるく、聞くような、そんな姿だった、今までに見たことがない
お母さん『私は、、、顔や体だけ….?』
お母さん『誰も….愛してくれないの…?』
いつの間にか母親は泣いていた
それを見て、反動なのか俺も泣いてしまった
中也『ごめん..ごめんなさい….ポロポロ』
中也『違う…俺はお母さんの内面も好きだよ….』
俺は震えた声で優しくお母さんを抱きしめた
ドンッ
中也『ッッ….!?』
お母さんは初めて俺を突き飛ばした
お母さん『あ….ちが..違うの…..ごめ…許して….やだ….嫌わないで….嘘でもいい….嘘でもいいから….愛して….お願い….』
お母さん『………ごめんなさい….少し….1人にして…..ごめんね…..』
ガチャン
中也の部屋
寝具に飛び込んだ
中也『俺どうしたらいいんだ….?太宰先生…会いてぇ…..助けて….』
そんな戯言を言っていても太宰先生にはもう会えない、他人になったのだから
少し気晴らしに外を散歩しようと思った
外
中也『夕日か….綺麗だな….』
呑気にそんな事を言っていたら後ろから肩を掴まれた
ばっ
後ろを向いたら知らない人が居た、
モブ『君….ひとりかい?』
誰だ?
中也『うん』
モブ『じゃあおじさんについてきて…♡』
強く腕を引っ張られた
中也『いたッッ..やだ…』
怖い怖い怖い怖い、恐怖しか感じなかった
暗い路地
無理矢理連れてこられた
恐怖が消えない
ドンッ
モブ『おじさんと楽しいことしようね♡』
中也『やだっ…誰かッッ!!助け──』
ボコっ
モブ『うるせぇ!』
中也『いッッだ….ごめ…..なさ…..許し….』
モブ『じゃあおじさんに付き合ってね♡』
中也『…..』
すごく怖かったがもう全てがどうでも良くなった…どうせ俺は救われない
そう思った直後、聞き覚えのある声がした
???『ごめんねー?』
___太宰先生だった
中也『だざっい….』
ぎゅっ
太宰先生は俺を男から引き剥がし太宰先生の元に引き寄せて
太宰『私の好きな人に何か….?』
!?!?!?
モブ『なんだよお前!』
太宰『黙れ変態、二度と近づくな、殺されたいのかい….?』
太宰は俺を優しく抱きしめて、男に遠ざけるよう抱きしめた
モブ『すみませんでしたぁぁぁあ!』
男はどっか行った
太宰『大丈夫?中也君』
中也『うん…..けど….なんでここに…?』
太宰『今学校から帰っていたのだよ、そしたら叫ぶ声が聞こえて、その方向に行ったら中也君が居たから』
中也『そ、そうなのか…』
太宰『目….腫れてる….』
太宰は俺の頬を触った、前は触る事すら嫌だったのに….
太宰『何かあったの….?』
中也『ッッ….』
その言葉で気が緩んで俺はその場で泣き出してしまった
中也『うわぁぁぁぁぁんッッ(ポロポロ)』
中也『怖かった….苦しかったぁ….ポロポロ』
その場で泣き崩れた
太宰『中也….場所変えようか….』
中也『コクッ』
中也宅
中也『あれ….』
お母さんが居なかった、鞄も靴もない、出かけたのだろう
太宰『入っていいの?』
中也『おう、どうせまだ帰ってこないし….』
太宰『そっかぁ…』
太宰『それにしても久しぶりだなぁ….』
中也の部屋
太宰『ほら、話してみてよ、少しは楽になるでしょ?』
中也『…..』
俺は太宰先生に近付き太宰先生の服を掴み太宰先生の胸に頭を寄りかけた
中也『ずっとね、勉強しなさいって言われてね…..』
太宰『うん』
中也『痛くてもね、お母さんに好かれるために頑張った…けど、気づいたんだ…お母さんが好きなのは俺じゃなくて勉強出来る俺なんだって….』
中也『けど、いつか、俺自身を好きになってくれると思って頑張った….お父さんの暴力にも頑張って耐えた、お母さんが守ってくれた時は罪悪感でいっぱいだった….』
太宰『そっか….』
太宰先生は俺の頭を撫でた
中也『太宰先生が来なくなった後、聞いて、太宰先生も巻き込んで、それで、怒って、お母さんに俺…..俺…..大嫌いって….言っちゃった….ポロポロ』
中也『俺、もう….お母さんに好かれないのかなぁ…..全部、全部、努力が….無駄になっちゃった….ポロポロ』
中也『皆….皆….俺が….“化け物”だから….』
太宰『化け物….?』
中也『あっ…..』
つい言ってしまった、俺が化け物だという事….
中也『ちがっ….ポロポロ』
太宰『….見せてみてよ….』
太宰『私が、中也を救ってあげるよ』
中也『本当か….?ポロポロ』
太宰『うん…』
中也『ッッ…重力操作……』
今まで使わなかった能力を久しぶりに使った、体に負担が来たのか圧迫感で気持ち悪くなってうずくまってしまった
太宰『….異能無効化….』
その途端気持ち悪さが抜け、体が楽になり、能力が消えた
中也『!?』
太宰『どう….?』
中也『どういう….事だ….?なんで….?』
太宰『私の能力はね、相手の能力を無効化する事が出来るのだよ』
中也『つまり….?』
太宰『私も化け物って事….そして中也を化け物じゃなく出来るって事』
中也『・・・』
そこでひとつ俺は思ったなんで此奴は俺が能力を持っているのを知っているのか、ということだ….ここでまたひとつの記憶が出てきた、それは昔暴走した俺の能力を止めた奴だ
中也『まさか….お前か….?』
太宰『!』
中也『お前が…..昔暴走してた俺を止めてたのか….?』
太宰『…..うん…そうだよ、!』
中也『もっと早く言えよ!』
太宰『いやー中也に自ら気づいてもらいたくて….』
中也『はぁ…?』
太宰『中也の事忘れた事なかったよ…?』
中也『え、な、なんでだ….』
太宰『これ!』
太宰はそう言いなにかの紙を渡した
終了です!
誤字があったらすみません💦
見にくかったり長かったらすみません💦
ではさようなら!
コメント
30件
好きすぎますッッッ!!! マジで少し涙出ました ヨミさんこんな神作品生み出してくれてありがとうございます!
ぐぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅうぅうふうふ....モブさんよぉ...中也に...姫にナニをしたのかな????いや姫に触れた時点で重罪なんだけどね..?だめだなぁ...続きが気になり過ぎて飛んできまーーーーす!!!