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えっ…
「ここ、どこや…。」
センラside
今日は志麻くんと会う約束をしている日
最近はライブのリハーサルやらなんやらで
なかなか予定が合わず、
久しぶりにゆっくり会えることになって
俺は心を躍らせていた
「楽しみやなあ…!」
ウキウキしながら準備を終え、
スマホを確認すると約束の時間の30分前
「そろそろ出なあかんな」
そう呟き俺は家を出た
電車に揺られウトウトしていると集合場所の駅に着いた
「ん…。もう着いたんか…」
早いなと思い席を立つ
駅の改札を出てすぐの柱が集合場所だ
そこについて時間を確認すると10時25分
5分前について はやかったかな? と思いつつ彼を待つ
数分後、彼がやってきた
志麻「センラさん〜!お待たせ、待った?」
「あ、志麻くん!センラも今来たばかりですよ」
志麻「そう?ふふ、なら良かった。今日はどこ行く?」
「うーん、、志麻くんが行きたいところに行くよ」
志麻「ほんと!じゃあさ、このあいだ言ってたあの店行きたいねん!」
そういってはしゃぐ志麻くんを見ると
俺の口元は無意識の間に緩んでいた
「じゃあ、そこ行きましょ」
久しぶりに2人で出かけられるの嬉しいな、
なんて思いながら志麻くんについていく
すると、、
違うことを考えながら歩いていたからか、
志麻くんと距離が空いてしまった
このままだと人の波に揉まれて
はぐれてしまう…と思いLINEを送ろうとする
(ん…?)
しかし、あるものが視界に入りその手は
止まった
あれ、、俺にそっくりな人がおる
俺の視界に入ったその人は、
黄金色の髪をしていて、身長も顔も、
何もかもが俺とそっくりだった
そんな人を見つけたからか、
俺の足は無意識にそちらへむかっていった
志麻「センラさん…?センラさん!?」
志麻くんの声が、聞こえた気がした
だけどそんなのは関係ない
(誰や、、あいつ、、?)
それを確かめたい一心でその人を追いかける
少し歩くと路地裏に出た
人の気配はまったくない
少し怖いなと思いながらも、俺は自分の好奇心に従い前へと進んだ
「っ…!?」
急にくる眩しい光
その光は俺を、
どんどん飲み込んで━━━━。