コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「ゴホッ」間に合った、
チャリン
また、このキーホルダー。
ズキンズキン
『神谷くん、俺待ってるからね、』俺は、忘れてた?なんで、大事な事を、ずっと、待っててくれたのに、
「え?龍馬、く、ん?」波動が出された瞬間。運動力向上の力を使って神谷くんを守った。
「お前も道連れだ。」
ドゴッン
「グッハッ」し、んだ?
「はぁ疲れた、」近くにあった鉄骨に腰掛けた。
「大丈夫?龍馬くん!ねぇ!」あ、神谷くん、記憶、戻ったんだ、良かった、
「大丈夫?2人共!」あ、雨宮くん、
「龍馬くん。シリウスの2人呼んできてるんだ。だからさ、頑張って、」シリウスの2人も来てくれたんだ、迷惑、かけちゃったな、
「龍馬。大丈夫だから、この薬飲んで、」
「あり、がとう、ございます」手が震える、あ〜やば、意識が、
バタン
「ヒュ龍馬くん!龍馬くん!」目の前で龍馬くんが崩れ落ちた。眠るように、嫌な予感がした。
「龍馬くん?返事して?」
「早く屋敷へお願い、」
「はい。俺が先行くんで、3人も来てください。」
ビュン
「龍馬くん、大丈夫?大丈夫ですよね?」悪寒。怖い。居なくなってしまう、俺のせいで、
「大丈夫。だから急いで行きましょう。」
「2人とも乗れ、」
「えぇ、」
「ありがとうございます。」
「あ、悠馬くん!2人も、」
「龍馬、見せて、」心音が弱すぎる、
「デネボラ、そこの点滴取ってくれる?」
「おう、これか?」
「えぇ、合ってるわ、」これを入れれば少しか変わるはず、
「う、」!
「龍馬!大丈夫?」
「龍馬くん!」
「う、はい。大丈夫です、でも、もう無理かも、疲れました、はは笑」何言って、
「そんな事言わないで、頑張って!」
「はぁはぁふぅー、最後に聞いて、俺は、悠馬くんも、雅さんも、ふぅ、スピカさんも、デネボラさんも、みんな大好き、」
「「「「!」」」」
「悠馬くん、雅さん、来て、」
「何?」
「………」
「2人に出会えて本当に良かった。悠馬くん。今度は救えてよか、た、神谷くん、雨宮、くん、死なないで、ね、」
パタン
握っていた手が、手の間からすり抜けた。白く冷たくなった君は、今までで1番。
温かく、安心した、笑顔を見せていた。
「龍馬く、ん?どうしたの?ねぇ、起きてよ、」頭がまだ追いついていない。
「悠馬くん、もう龍馬くんは、」
「嘘だ!俺は見てた!龍馬くんが戦ってるのも、喋ってるのも!」もう辛いよ、また、同じことをした、
「落ち着いて、」
スク
「どうしたの?」いきなり立った悠馬くんは目にハイライトが無く、顔が、身体が真っ青だった。まるで、あの日の龍馬くんの様だった。
「そっちは龍馬くんに危害を加える人しかいない、だから、今そっちに行くからね、」あの人同じ、悲劇を繰り返す。このままじゃ!
グサッ
「くっ、」
「何で!なんで!死なせてくれないの!何で!」喉に向けて突き刺したメス。ギリギリの所で、俺の手に刺さった。
「俺は!お前に死んで欲しくない!言ってただろ!」
「でも、俺は、」
「聞け!神谷悠馬!お前は、龍馬くんの分、俺と生きるんだ!」勢いを失くし、身体がカタカタと震え始めていた悠馬くんの体を
ギュ
抱きしめた。気休めにしかならないかもしれない。だけど何時も大人びていた悠馬くんが今はすごく幼く見えた。
「あ、あ、俺、」
「良いよ、俺がいる。俺達がいる。だから、安心して、泣いていいよ、」放心状態になっていた悠馬くんは、抱きしめ返す力すら無かった。
「あ、あ”あ”ーー〜〜」人目を気にしないで、まるで子供のように泣きじゃくっていた。初めて見る悠馬くんの姿だった。いつも人と一線を引いて暮らしているのは何となくわかっていた。だけど龍馬くんと俺だけは素で話してくれている気がした。
「うん、良いよ、泣いて、」
「ぐすっ」
「落ち着いた?」そのまま、多分10分くらい泣き続けていた。
「うん。ごめん、手、刺しちゃった、」
「あ〜大丈夫だよ、」泣いている間にスピカさんに手当してもらった。奇跡的に神経とかは傷ついていなかったから全然動かせた。
「あ、2人とも落ち着いた?」タイミング良くスピカさん達が来た。
「はい。ありがとうございます、迷惑かけて、」
「良いのよ、手も問題無かったし、」
「ありがとうございます、」
「ほら!めそめそしてっと龍馬に怒られるぞ!ガシガシ」下を向いていた悠馬くんの頭をガシガシと撫でた。
「はい、」
「龍馬は、火葬して、お墓に入れてあげましょう。」
「はい。 」
なんだかんだあって、龍馬くんを火葬する日になった。少し肌寒い。今日は丁度、龍馬くんの誕生日で、綺麗な椛が真っ赤に染っていた。あれから少しずつ、少しずつ、悠馬くんも回復していき、まだ完全とまではいかないけど、最初よりはずっと良くなった。最初は、ご飯を食べても、戻してしまって、夜も悪夢に魘され眠れていなかった。だけど今はちょっとずつならご飯も食べれているし、寝れている。
「良かったね、ちゃんと火葬出来て、」
「うん。」まだ口数も少ないけど、しっかり回復してきている。
「毎年、龍馬くんの誕生日には、お墓参りしようね、」
「うん。」
「そういえば、これ、」
切るの下手、次回最終回です!ここまで見ていていたたぎ本当にありがとうございます!
次回も是非見てください!