🍷「ただいま帰りましたよ〜っと」
奏斗が帰宅時はいつもは玄関まで出迎えに来るのに、今日はおかえり、すら聞こえなった。
リビングは電気が付いているし、出掛けている様子はない。
🍷「ただい…」
ま、と言いかけて、床に寝転がっている🌸が目に入る。
どうやら寝落ちているようだ。
音を立てないように気をつけながらバッグをソファ横に静かに置く。
ベッドまで運ぶか、と思いながらしゃがみこんだら、床に投げ出されたスマホから何か聞こえている。
🍷(ごめんね、ちょっとみるよ)
心の中で断りを入れ、スマホを確認すると流れていたのは奏斗の切り抜き動画だった。
🍷(…変わんないなぁ、俺の事大好きじゃん)
🍷(かーわい…)
付き合う前からずっと変わらず風楽奏斗のオタクをしている彼女に思わず口元が緩んだ。
起こしてしまわないように静かに、優しく頬を撫でる。
本当は思いきり抱きしめてしまいたいけど。
今はこのまま、叶うならば自分の夢でもみて幸せに眠れる事を祈って🌸をベッドに運んだ。
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ガチ恋勢死んでもろて系VTuberがなんだー!
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