この作品はいかがでしたか?
39
この作品はいかがでしたか?
39
ある少年に、ある少女がいた。 その少女は、生まれながらにして特殊な存在だった。 物心がついた頃には既に「見えない」ものを見ることができたが、同時に彼女は常に何かに怯えていた。 (彼女の母親はそれを恐れ、少女を見捨てた) そのせいで、彼女は誰からも理解されず愛されない子ども時代を送ることになるのだが……それにも関わらず、母親はある時突然彼女を救ったのだ。 ただ母親には彼女を救えない理由があった。(しかし、彼女はそれを知らない) それからしばらくして、彼女が8歳になった頃に事件が起きる。 少女の父親が何者かにより殺害され、母はそれにショックを受けるも少女を守るため家に閉じ込めたのだ。 だが、事件から数日後母親が体調を崩してしまう。(母親はその事件が原因だと思い込んでしまった……) さらに事件の直後から、母親の体調がどんどん悪くなっていったというおまけつきだ。それでも父親のことを忘れきれなかった彼女は、外に出ることを諦めなかった。 (そして母親が死んだのは10歳の頃であった) だがそんな生活も長く続かず、母親と同じように彼女も倒れてしまった。 そして、病院に入院することになった彼女であったがそこで衝撃的な真実を知ることになる。『自分が産まれたのは父親のせいかもしれない』というものだった。実は、彼女には姉が存在しているのだ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!