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こんにち来

今回はすねー

「アンメットある脳外科医の日記」という私の好きなドラマ(原作は漫画)があるんですけどね

それのパロりたいなぁって

ちょっと思いまして

誰が良いかなぁw



ルーレットの結果、なつくんになりましたのでなつくんで!

なんかこれに関してもリクエストが欲しい

これで終わりたくない、このパロ…w

なんにもどゆこと?ってなってる方に向けて説明しますと

主人公が2年前に事故に遭いまして

それで過去2年間の記憶がなくなり、その上毎日その日あったことを次の日には忘れてしまうという後遺症を抱えてるんですよね

そんな主人公が脳外科医として活動しますよーっていうのが簡単お話です

パロ、というか…まぁそんな感じでお試ししてみます。

ぜひドラマ見てくれ

じゃどぞー


ピピピピッピピピピッ

「ん………」

目覚ましの音と共に目を覚まし、携帯を探す。

アラームを止めようとして、スマホの上に貼ってある付箋に目が止まる。

『机の上の日記見て!今すぐ!』

机の上に目線を変えると、その上にはピンク色の厚い日記が置かれてあった。

7:00のアラームを止め、布団からズルズルと出て机の日記を見ようと椅子に座る。

『8時までに全て読み終わること!』

日記の表紙にも付箋が貼られている。

1ページ目をめくってみる。

『僕、なつきは2年前交通事故に遭い2年間の記憶を失い、寝て起きたら前日の記憶がなくなってしまう重度の記憶障害になった。』

1行目から衝撃だった。

僕にはさっぱり昨日の記憶がない。

それは2年前の交通事故のせいらしい。

それからも日記を読み進める。

『僕は今も配信者の活動を続けている。登録者は10万人を超えた。』

ここまでは理解ができる。

まだ僕は配信者を続けられていた。

しかも登録者は10万人を超えている。

銀の盾を貰ったのかな、と考える。

その他にもたくさん考えが浮かぶ。

ピアノ配信はしてるのかな、とか、他のゲームもしてるのかな、とか。

みんなは元気なのかな。

そう思いながらまた次の文を読んだ。

『僕は今アルティメットジャンボジェット、通称アルジャンというグループで活動している。』

アルジャン、初めて聞く名だ。

グループ名がうる船から名前が変わったのかな、そう思った。

『残念だけど、うる船は解散した。だからうる船とアルジャンは全く別のグループ。名前が変わっとかじゃない。主催者ものっちさんからハッチャンとポン酢さんになった。』

「え…。いや…嘘…でしょ?」

解散?

いやいや、嘘だ。

嘘に決まってる。

だって、僕たちは、総勢11人のうるさくてすいま船っていうグループで、僕がその一員で、歌ってみたとか、アモアスとか、して。

『信じられないかもしれないけど、本当。もし本当に信じられないなら、ハッチャンか瀬戸あさひに聞いてみて。携帯でLINEは繋がってるから。』

携帯の方向を見る。

画面が光っている。

何か通知が来ているのがわかった。

でもまだ日記を見る。

『この次のページからはアルジャンになってから新しくメンバーの一員になった人たちや、ハッチャンとかの細かい情報を書いている。もし今日一日の中で、何か分かったことがあったら何でもいいから情報に足してくれると明日の僕が助かるよ。あと、アモアスの新しい役職も僕のために毎回ハッチャンが説明してくれるから安心して。』

『このことは視聴者には伝えているし、配信者の皆さんもこのことは何も知っている。だけど、迷惑をかけすぎないでね。僕には、今日しかないのだから。』

そのまま2ページ目をめくる。

そこにはさっき書かれていた通り、初めて見た人の写真と細かい説明が書かれていた。

一通り見ると、2ページ目はバブルケーキっていう人、3ページ目ははてなっていう人。

4ページ目はとっしんっていう人、5ページ目は偽ペンギンっていう人、だった。

どの人も見たことないわけではなかった。

時々うる船に来てくれていたから少しは分かった。

その後のページにもたくさんの人が記されていて、中にはハッチャンの今の状況、ポン酢さんの今の状況などや呼び方まで書かれてあった。

それ以降のページには昨日までにあったことが長々と書かれていた。

『5月21日 今日は配信は休みだった。だから、久しぶりに雑談配信をした。どんな生活を過ごしているか、どこまで覚えているか、今の自分の気持ちなどたくさん聞かれた。答えるのが難しい質問ばかりだったけど、それくらい心配かけてるんだなって感じた。ある一人のリスナーさんに治療のことを聞かれて、原因が分からないんだって言ったら「いい加減だ、嘘をついているんじゃないか」って言われた。悔しかったけど仕方ないと思った。いきなり事故って記憶なくなりました、なんて信じれる人いないだろうから。僕の記憶がちょっとでも戻る日は来るんだろうか。』

「……。」

『7月18日 9時からぶっ通しで配信をした。最初はRUSTをするために今までしてきたことを過去のアーカイブを見て振り返って8時半までした。9時からアモアスをした。全く知らない役職が出てきてずっとメモしていた紙を見ながらプレイしていた。途中瀬戸に人狼であると見破られて霊界で「しらこなくなってる。」って言われた。しらこって言われていたことを初めて知ったから自分の情報に付け加えておいた。それ以外はほぼ初手キルで暇だった。珍しくタスク勝利が2回もあった。今日のメンバーも記しておく◇参加者一覧(敬称略)ハッチャン,ポン酢野郎,瀬戸あさひ,なつぴょん,みさとらん,バブルケーキ,とっしん,ちゃげぽよ。,オシオン,桃+,詩人さん』

『12月9日 今日は瀬戸さん、ポン酢さん、ねろちゃん、あるまくん、アベレージとマリカ配信をした。操作が一瞬分からなくなったせいではじめは最下位ばっかだったが、だんだん上位に上がることができた。そのとき、ずっと1位を取っていたポン酢さんに「記憶は忘れても技術は忘れないって誰かが言ってた」と教えてくれた。でもその後「じゃあ頭の悪さは技術の一つなんですかね」と瀬戸さんに言われてムカついたので甲羅を投げてやったら当たった。なんだかこの怒りは前にも同じような怒りがあった気がした。」

これは昨日の日記だ。

あまりみんな変わってないようで少し安心した。

でも、のっちさんやズズさんなど、うる船の人がいない

何か嫌な予感がする。

いろいろ考えながら一通り日記を見終わって時間を見ると8時2分。

そういえば携帯で確認するのを忘れていた。

ここまで日記で見て確認するのも気が失せてきたが、どっちにしろ今日配信があるか確認する必要がある。

ハッチャンか瀬戸…どっちに連絡すればよいだろうか。

とりあえず、ハッチャンに聞いてみよう。

携帯を見るとさっき連絡が来ていたのはハッチャンだった。

『おはよなつぴょん起きた?』

僕も文字を送る。

「起きました。おはようございます。』

ハッチャンとは2年前も別に敬語で話してるわけではなかったけど、最初の挨拶でタメ口はおかしいって感じて敬語にした。

『日記見た?』

ハッチャンも忙しいだろうなって思いつつ僕も返す。

「はい。」

『今日のアモアスのメンバーと役職送っとくね。』

その後メンバー表と役職表が送られてきた。

今日のメンバーを見ると、知っている人が少なかった。

むしろ知らない人のほうが多かった。

「ありがとうございます。」

一通り見ると、お礼の文を送ったあと音うさが頭を下げているスタンプを送った。


「……あれ、瀬戸からも来てる…?」

気づかなかったが、ハッチャンとやりとりしている間に来ていたようだ。

『今日病院の日忘れんなよ』

病院…?

日記を見たけど病院の予定がある、とかは書いていない。

「なんの病院?」

『お前日記に書いてないのかよ。お前と俺で予防注射しよっていったじゃん』

「いつゆったの」

『昨日』

さっき昨日の日記を見たけどそんなの書いてない。

以前のLINEの履歴を見てもない。

「お前それ嘘だろ」

『あ、バレた?』

ほんとに嘘かよ…と思わず声に出てしまった。

「驚かせんなよ。ほんとに行くの?」

『行くけど』

あまりに急すぎるが、まぁ打って損はないだろう。

2人で話し合って、近所の病院に行くことになった。


「なつぴょーん」

瀬戸あさひと9時を約束したが、約20分ほど遅れてやってきた。

「遅い。」

「ごめんって。」

ここから病院は約5分で着くが、インフルが丁度流行っている時期なため混んでいるだろう。

病院に着けば案の定2時間待ちだった。

どこかで食べ物を買って気長に待とうという結論になった。

病院の近くにマ◯クドナルドがあったため、そこで時間を過ごすことにした。

「何食べる?」

「ビッグマ◯クがいいー!」

「じゃ、俺もそれにしよ。」

あれ、瀬戸が俺とおなじの頼むの珍しいなと感じつつ席を取った。

今の所持品は財布とスマホと保険証、それから日記。

もう少し前の日記を見返していたら注文が届いた。

「ねぇ、瀬戸」

「なに?」

「……色々聞きたいんだけど。」

そろそろ聞き飽きたんじゃないだろうか。

過去にも聞かれたことは絶対あっただろう。

でも、瀬戸は何一つ変わらない顔でこう言った。

「なんでも言って。」


「まぁー、いきなり朝起きてあなたは交通事故に遭って記憶がありません、とかビビるよねぇ。」

そう話しながら瀬戸はポテトを1本ずつ口に運ぶ。

「……じゃあ…聞いていい?」

「まずはハンバーガー食べなよ。」

まだ時間はあるんだからさぁ?と喋りながらまたポテトを食べる。

お前もハンバーガー食べてないじゃん、と言いたかったがまずは僕も食べることにした。

瀬戸もやっと食べだした…って、もしかして僕が食べるの待ってた?

双子になろうとしてるの?申し訳ないけどちょっと気持ち悪い。

「んで、どした。」

瀬戸が投げかけてくれたから、僕はそのまま一番の疑問を投げる。

「…のっちさんとズズさんは…?」

瀬戸は分かりきった顔でこっちを見ながら話す。

「のっちとズズは抜けたよ。グループから。というより、解散したから離れたって言ったほうが正確かな。ねろちゃんとかもあんまり今来てないし。高田村行ったけどね。他にも離れちゃった人もいるけど新しく来た人もいっぱいいるし。」

じゃあ、とまた疑問が湧く。

「なんで解散したの。」

これも知った顔で目を見て言われる。

「なかのっちがゴースティングした。だから解散した。」

「………。」

衝撃だった。

「え……なん……で…?」

沈黙。

そりゃ、言いたくないよねと考えて次の疑問に移る。

「あ…えと…ズズさんは?主催時々してたじゃん?しうねさんとかも。番長もいないし…!」

「まぁ…落ち着いて。」

少しパニックになってしまった。

だって、あんなことを言われたら、うる船は。

な…い

「大丈夫?」

顔をのぞかれる。

多分涙目。

そしてなんともいえない優しい顔をして

「俺だって時間かかったよ、気持ちの整理つくまで。だから、このことは日記に書かないで。こうやって俺とか誰かと一緒にいるときにしか話さないから。」

と話してくれた。

最後らへんはどういう意味なのかよくわからなかったけど、日記に書かれていなかったのはそういうことか、と理解できた。

「……うん。ごめん。なんか、取り乱した。話してくれてありがと。いつも同じ話されて辛いでしょ。」

「…まぁね、あんまいい気持ちしない。」

でも今はアルジャンっていう形で僕も過ごせている。

ハッチャンとポン酢には感謝するべきだ。

「……じゃ、行こっか。病院。」

「……うん。」


『久しぶりに連絡とってみたら?』

そう言われて考え続けて、LINEを開いた。

下から7番目の「のっちさん」を触った。

開いてすぐ最後の会話が残っていた。

『迷惑かけてごめんね。今までありがとう。』

こんなふうに書かれていて何で退会してないんだろうと思ったら僕が少し前に乞っていたようだった。

「のっちさんお願いします、退会しないでください残してください」

『でもおれもういなくなるし』

「大丈夫ですお願いします残しててほしいんです」

なんて一生懸命なんだろう。

でも今でももしこの状況だったらひっしに止めていたと思う。

そしてもう一度一番最後の会話の方へ移動して、文字を打ち始める。

送っていいか、10分くらい迷っていたけどついに矢印を押してしまった。

「のっちさん、お話しませんか。」


結局のっちさんからの返信は来ず、そのままアモアス配信が始まる。

知らない役職ばかりで全然わからないけど、ハッチャンが事前に送ってくれた役職表とハッチャンが今してくれている説明で全て理解した。

自己紹介のときはどの人も僕に分かるように細かく自分のことを説明してくれる。

あんまり覚えていないけどバブルケーキさんは留年したことがあるらしい。←by瀬戸

日記にはしっかり書かれていた。しかも結構最初の方。

その一方ではてなさんはいつも違う情報を話してくれているようで、今日も一回も話したことがない話をしてくれた。

ほとんどの人がその情報を知らないらしいから、僕と同じ目線になっていて少し面白かった。

だからさっき見た日記ははてなさんだけ情報量が多かったわけか。

今日もはてなさんの情報を足す。

『はてなさんはハッチャンを地獄の端まで追い詰められる(口論)』

…これ、いるかな?

それから、本編へ入った。

案外、している途中もそこまで役職がバレることもないし、しらこにもなっていないらしい。←byポン酢

『記憶は忘れても技術は忘れない』

本当だったりするだろうか。


「感情も忘れないらしいよ。」


キーボードを動かす手を止める。

一緒に行動していた詩人さんも動きが止まる。

「どしたのなっちゃん?」

今のは…

昨日の……記憶?

「……いや、なんでもないよ。タスクここあったの。」

「バカ正直にタスクやっちゃう〜?」

あやしまれたよね、今の動き

まぁ、丁度

「黒だったからいーや!」

ギチャ

「いやぁぁぁぁぁぁ!」


昨日の記憶が、戻った?

なぜ?

言っていたのは…ねろちゃん。

昨日のマリカメンツを日記から探す。

すぐそばにアベレージがいた。

アベレージは一緒に昨日マリカをしたメンツの一人だ。

「アベレージ!!」

「んん?」

キッチンにいたアベさんに話しかける。

どうやらタスクをしていたようだ。

「どうしたのなつぴょん?なんかあった?」

「あのさ!!」

興奮ですごく早口になる予感がして、一度息を整える。

「昨日、マリカしたでしょ?……ポン酢が記憶は忘れても技術は忘れないって言ったでしょ?そのあとにねろちゃんがさ、「感情も忘れないらしいよ」って言った!!?」

「………覚えてない…かな…さすがに。」

普通そうだ。

覚えてるわけないよね。

「どしたの?何で確認しに来たの?」

「あー…ごめん。あのさ…実はさ…」

チョンペンボーン

「あ」

「あ」

いいタイミングでボタンが鳴る。

けど、アベレージが最初にしゃべる。

「なんでボタン押したのかわかんないけど、一つ報告あって。」

なになにーと騒がしくなって、こう言う。

「なつぴょん!言っちゃって!」

「えっ?無茶振りすぎない?」

まだ正確にはわからない。

「今さっき言おうとしたこと、言って!!!!」

「………。」

信じてもらえるかわからない。

そもそも合ってるかわからない。

「なつぴょん、ねろちゃんいるから。聞いてみてよ。」

「……え?」

ねろちゃんは今日はアルジャンには参加してないはず。

「うん、いるよ。」

!?

みんなもざわつく。

ディスコードからねろちゃんが参加しているからだ。

意を決して言ってみる。

「…ねろちゃん。」

「なぁに?」

「……昨日のマリカ配信で、ポン酢の記憶は忘れても技術は忘れないって言ったあとに感情も忘れないらしいよって…言った?」

緊張が走る。

これで言ってないって言われたら?

変な期待を待っているだけだ。

冗談って言おう。

ドッキリだって。

覚えていたらドッキリ。

それで…誤魔化せる…だけど…

ねろちゃん…どうかな…?

「……………………言ったね。」

目の前が明るくなった気がする。

「本当に……?」

「言った。その前に瀬戸が何か言って甲羅を投げたでしょ?そのあと、しっかり言った。」

あぁ。マジで?

僕は…僕は…!

「………覚えてた……!思い出した…!」

「昨日の記憶を、覚えてたよ!!」

瞬間静かになって。

瞬間が過ぎて、いっぱい聞こえた。

「本当に!?」

「マジで!!?」

「おめでとう!!!」

「すごいじゃんなつぴょん!!」

「え、なんか普通に泣きそうなんだけど。」

コメントも

『うおーーーー!!!』

『マジでぇぇぇぇぇ!!?』

『さすなつーーーーーーーー!!!』

と騒がれていた。

配信後もXで上位1位トレンドが僕で、びっくりしてしまった。

ほんの少しだけど、思い出すことができた。

昨日の記憶。

もう思い出すことはできないだろうと思っていたのに、できた。

でもきっかけは分からない。

なぜ思い出すことができたんだろうか。

とにかく、このことは絶対に日記に書かなければならない。

大きな第一歩だった。


その夜、日記を書いて寝ようと思ったとき、LINEに返信が来ていた。

誰からだと思ったら、のっちさんだった。


『明日、駅で会わない?』


今回はここまで!!

なんか結構盛り上がったと思う。

やっぱり好きだなこのお話。

というわけで、次回に続きます!!じゃらぃい!

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