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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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青「入りますよ〜」

青「遅くなってしまってすいません」

橙「大丈夫やでw」

橙「ありがとな」

起き上がったうるみやさんはさっきよりも顔を火照らせていた。

青「無理に起きなくていいですよ」

青「熱何度でした?」

橙「8度9分」

青「熱上がってますよね?」

橙「わからんわw」

橙「さっきよりも調子はいいんやけどなぁw」

青「今寒いですか?」

橙「いや?むしろ暑いぐらいやけど…」

青「じゃあ熱上がりきってるので後は下がるのを待つだけですね」

橙「そうなん?」

橙「しゃるは物知りやなぁ」

青「ありがとうございますw」

青「あ、食欲あります?」

作ってきたはいいものの、うるみやさんの食欲があるかはわからない。

橙「あるで〜」

青「卵粥作ったので食べてください」

橙「ありがとうな」

青「じゃあ夕飯作ってくるので」

寝室を出ようとドアに手を伸ばすと、カシャンと落としたような音がした。

橙「すまんなぁw」

橙「大丈夫やで」

青「大丈夫なわけないじゃないですか」

大丈夫と言ってスプーンを拾ったうるみやさんは熱で力が入っていないみたいだった。

青「スプーン新しいの持って来ますね」


桃「あっ!しゃる〜!」

赤「できたぞ!」

青「じゃあ焼こっか!」

紫「ねぇうるは?」

青「うるみやさんお熱出てるから寝てるよ」

紫「うるも一緒がいい!」

緑「駄目だよ。しの」

緑「わがまま言わないで」

紫「うるのお熱治して!」

ご飯作ったり一緒に遊んであげたり、勝手に親気取りしてたけど、やっぱりうるみやさんじゃないと駄目だよね。

本当の両親が大好きな気持ちは、俺にもよく分かるよ。

青「ごめんね」

青「病原菌とは戦えないや」

青「ごめんね」

青「すぐ戻ってくるからちょっと待っててね」


青「はい」

橙「ありがとうな」

橙「ごめんな、大変やろ…」

青「大丈夫ですよ」

橙「俺のことなんてどうでもええから子どもたちのこと見てくれへん?」

そう言ったうるみやさんの手は震えていて、スプーンを今にも落としそうだった。

青「どうでもよくありません」

青「スプーン貸してください」

うるみやさんから奪ったお粥をスプーンで掬う。

青「はい、口開けてください」

橙「ッ…///」

青「何照れてるんですかw」

青「ほら、早く」

橙「パクッ」

橙「うまい…です///」

青「そうですかw」

青「よかったですw」

何故か敬語になっているうるみやさんの顔はさっきよりも赤くて、可愛いと感じてしまった。

桃「しゃるちゃーん!!」

桃「ハンバーグ焦げてるよー!!」

青「嘘?!」

青「ちょっと行ってきますね!」

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コメント

8

ユーザー

1000文字も書けるのすごいな…。いつもより長くて嬉しい。 敬語!照れてるの可愛い!

ユーザー

照れて、敬語になってるの可愛いね… 1000字!? お話長いの嬉しかったです( *´꒳`* )

ユーザー

1000文字ッ...!? なんて偉業を✨ 褒めて差し上げたい✨

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