ー〈生きる〉という罪を犯そうか。
5時を告げるスマホに目を開けた日本は、妙な気怠さに布団からでられなかった。それでも、布団からでて、アラームを止める。そのまま鏡に映る自分を見つめた。
同居人が口にした言葉を思い出す。〈生きる〉という罪を犯そうか。
(生きる、ですか…)
日本は小さく息を吐きだして、目を閉じる。
生きるー
同居人は、どのような思いでその言葉を口にしたのだろう。
同居人は愛されてこなかった。
殺したい、死にたいと思うほどに……
生きる、と口にした同居人の変化に戸惑っている。寂しさを感じている。気が抜けて、起きていることすら忘れるほど、不安を覚えている。
彼の変化は、自分の変化も求めてくる。
正義をアイデンティティもふらふらで、曖昧なある意味、すべてが平等だった。
その中で、同居人はただ1つの「特別」を見つけて、変わってしまったら…自分だけ、自分だけが変わらず、取り残されたしまいそうな気がした。
「空っぽ」になってしまう気がした、
新連載!
参考にさせていただいた作品
著者 山吹あやめ様 死にたがりの完全犯罪と朝陽に照る十一時の雨
この作品は神ッス! BLではないんですけど、所々お?となる神作品なのでぜひ、読んでみてください!
後、同居人のキャラ募集中です
コメント
3件
誰か同居人を、同居人を考えてくれええええええええぇぇぇぇぇ!
うぉぉぉ!! 新しい作品きたぁぁぁ! 神ってます!応援してます!