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「春結 」(しゅんけつ)
〜隣の席から始まる恋〜
プロローグ
四月の朝。新しい教室は、少しだけ甘いインクとチョークの匂いが混じっている。
ざわめく声の中、後ろのドアが勢いよく開いて…
「おー、やっぱ元貴、ここにいた!」
ひときわ目立つ声と一緒に、長身の菊池風磨、僕の幼馴染が入ってきた。
一八〇センチの体がのっそり歩くだけで、周りの視線をさらっていく。
「……うるさい。でかいんだから静かにして」
「は?この俺が小さくなれって?無理だろ」
「……知ってる〜」
結局、そう返してしまう自分に少し苦笑する。
「お、席も隣じゃん!な?運命だろ」
にやりと笑って当然のように椅子へ座る姿。
女子たちがひそひそと声を上げるのも聞こえる。
こういうとこなんだよな。
気づけば中心にいて、みんなに好かれて。
僕なんか、ただの幼馴染でしかないのに。
「なに固まってんだよ。顔、赤いぞ?」
「は!?赤くねーし!」
慌てて否定すると、風磨はケラケラ笑った。
この距離を、友達のままでごまかし続けるのは、きっと苦しい。
でも、それでもいいと思ってしまうのは、ずるいくらい眩しいからだ。
青春は、ドタバタで、うるさくて、 そして少し切なくて始まる。
簡単に登場人物紹介
1 大森元貴
高校3年生、身長165cmほど。
菊池風磨とは幼稚園の頃から一緒、所謂幼馴染。
そんな菊池風磨に、中学生の頃から恋をしている。
誰にでもにこにこ接して、盛り上げ役、こんな僕には似合わないとよくネガティブ思考のことが多い。
2 菊池風磨
高校3年生、身長180cmほど。
いつもにこにこで、女子からモテている。
元貴と幼馴染で、常に元貴が隣にいる。
元貴が自分のことを好きなことは、分かっていない。
鈍感。うん鈍感。めっちゃ鈍感。
3 若井滉斗
高校2年生、元貴の後輩。
よく「せんぱ〜いっ!」とにこにこしながら元貴に話しかけている。
裏がありそうな人。実は元貴のことが好きとか?
4 藤澤涼架
3年生の教師、30代。
ふわふわしていて、意外に女子力が高い。
髪は肩につくかつかないぐらい伸ばしている。たまに結んでいる。
元貴の恋愛に協力する恋のキューピット?
後はモブとかかな…!!
ふまもとにしちゃいました😫😫
知らんけど多分ャりますよ。知らんけど〜!!!
ぜひ春結をご愛読宜しくお願いします💕