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ウゥ……ウゥ……
その時、遠くからサイレンの音が聞こえだした
そして、その音はアジトの外でピタリと止まった
kimi「こんな時に警察か?!」
rai「ボス…どうしますか」
「…………ライアンはここに残れ。それ以外のメンバーは外に出るぞ」
アジトの扉を開けると、そこには警察と救急隊が集まっていた
「やぁ、諸君。馬ウアー署長と命田隊長までも連れて、なんのようだ。我々の邪魔をするのであれば……容赦なく殺すぞ」
私のその一言で、皆は武器を構える
しかし、馬ウアーはそれに怯まず、両手を上げたまま私に近づく
bau「ヴァンダーマー。お前らの事情は、ウェスカーやMON Dから既に聞いている。一度俺の話を聞いてくれ。」
「………………手短に話せ」
bau「あぁ。我々警察は、市民の安全を守るのが仕事だ。だから、お前達ギャングの活動は決して容認できない。だがな…お前達はギャングである前に一人の市民だ。だから、誘拐を通報する権利も、救急隊を要請する権利もある!…こんな大変な時くらい頼ってくれ」
ino「そうだぞ、ヴァンダーマー。それに、お前は一つ勘違いをしてる。俺達医者には守秘義務がある。だから、お前達が望むなら、お前達の怪我については何も口外しないさ。……美鶴さんが危険な状態なんだろ?…俺達救急隊は、負傷者を助けるのが仕事だ。そこに善も悪も関係ない…俺達に美鶴さんを助けさせてくれ」
そう語る彼らの目には迷いはなく、あるのは確固たる信念だった
最初から、迷う必要はなかったのかもしれないな…
「………わかった。私からも頼む。美鶴を助けてくれ」
「…………そして、ありがとう。礼を言う」
全員「「!!!」」
bau「…お前、感謝の言葉が似合わないなぁw」
「おい、どういう意味だ?」
ino「まぁまぁ」
ino「救急隊!急いで治療に取り掛かるぞ!!」
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