『紫』×「赫」
わ
ん
く
「んっ…はぁ…あ゛っ」
気持ち良すぎて何回も擦り当てていた
周りなんて考えずに…
『なにしてんの』
「え、紫?」
数分前
「日直だるー」
「でもこれって何でもできる最高のチャンスじゃね!?」
誰もいない教室でただ1人
俺は早速好きな人の椅子に座った
相変わらずきめぇと思いながら机の匂いをかいだ
「あいつの匂いめっちゃすんだけど!!」
「一生座りてぇ」
「紫のこと考えてたら興奮してきたッ」
「あ!そうだ!」
昔だれかに
机の角で股擦りあてたらちもちい
って聞いたことあんだよな、やってみよ
「ん、こうか?あんま何も感じねぇ」
「もうちょっと強く、」
「あ゛ッッ!!」
なにこれ
「んっんぁ゛っ」
きもちよすぎるんだけど!!
そして今に至る
「い、紫?」
『なんで俺の机に…』
「あ、えっと…」
『もしかして、股擦り当ててたん?w』
よりにもよって好きなやつにバレるとか最悪、
「…そうだよ!!何か悪いか!(赤面&上目遣い)」
『悪いというか、悪すぎだっつの』
「そうだよな、こんな俺でキモいって思ったよな」
『いや?もっとやって見してほしいぐらいなんだけど』
「…はぁ!?」
『いいじゃんやって?』
「むり!2度とするもんか!帰る!」
俺はすぐ教室を出た
その後紫が
『やっぱ赫かわいい、ほんと好き』
と、教室で言っているのが聞こえた
「…俺もだよ」
なんて聞こえない声で言う
でもこの想いが届くのはわずか1週間後だった
End