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「うぉぉりゃぁぁぁ!!!!」
染岡先輩の声が響いたと思うと、真っ青なドラゴンが見えたかと思うとそのままゴールに突き刺さった。私やみんなも駆け寄って染岡先輩にすごいとか、何とか言う。
「どうしたの?まなちゃん。」
「え?」
私は驚いて春奈ちゃんの方を振り向いてしまう。
春奈ちゃんは本当に不思議そうに私を見ていた。
「なんか、懐かしそうな感じがしたから。」
私はその言葉に大袈裟に体が跳ねてしまう。
私は視線を逸らしながら答える。
「お、お兄ちゃんとサッカーやってた時にあんな風に笑って褒めてくれたの。」
染岡先輩を囲むみんなは本当に自分事のように喜んでいるみんなの姿を見ながら呟く。
「お兄さん、まなみちゃんのこと大好きなのね。」
秋先輩に言われ、私は少し固まってしまう。
昨日、あんなに喧嘩したのに兄は私が大好きなのだろうか。
「だと、いいなぁ。」
私はただそういうしかできなかった。