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seala @神格化しそう
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#魔法少女パロ
「お前なんて産まなければよかった!」
「俺は犯罪者を産むためにお前を産んだんじゃねぇ!」
「ほら、もう嘘をつかなくていいんですから…言えよ、な?」
「っは!?…」
頭が殴られるかの如く痛い。
また、また、同じ夢を見る。
一ノ瀬 光希。
彼女は時刻を見ようと、ベッド脇の棚の上に置いてあったスマホをつけようとしたが、充電がもうないようだ。
家族には見放され、学校からは退学にされた。
濡れ衣でありながら、世間から「悪人」というレッテルを貼られては、どれだけ弁明しようがそれを超越することはできない。
水道はまだ止められていないものの、ガスと電気はもう止まっている。
何ヶ月も洗っていないベッドシーツには、いつだかに溢したシチューの跡が残っている。
ベッドから降りて、水にふやかすタイプの乾燥わかめをポリポリと食べ、水を飲み込む。
喉になんとか水が入り終わると、彼女は洗面台へと向かった。
錆びた鉄の匂いと、軋む鉄骨の階段。
さて、このままでは生活することすらままならない。
古びた扉の鍵を閉め、光希は外へ出た。
そう思った光希は外でバイトの広告を探すのだ。
「学生」だといい、偽造した名前の大学学生証を見せればなんとかなるだろうか。
悪人でなかった少女は、結果として無理やりつけられた仮面から、
悪人としての道を歩まなければならなくなるのだ。
商店街に訪れる人々は、まるで光希を避けるかのように動いているようにも見えた。
それが、まるで自身を「犯罪者」として、腫れ物として扱われているようだった。
光希は逃げるように、そそくさと裏通りに入る。
暗く闇に包まれる裏通りは、光希をまるで闇へと誘い込むようだ。
壁には、無造作に貼られたバイトの広告。
豊富な職種が仕事関係なく募集される。
だが、どう見ても詐欺なものの方が圧倒的に多い。
しかし、一つ。
まるで闇を照らすかの如く、一枚のポップなチラシが貼られていた。
おかねにお悩みのアナタ!
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魔法少女財団 合同会社ヤミテラス
あまりにも胡散臭いが、条件はとても良い。
光希は、何も考えずただそのチラシを剥ぎ取って、残り少ないモバイル充電器のプラグにスマホを差し込んだ。
これが、光希の人生をくるりと変えることを知らず。
コメント
5件
なんや気になる……
ああ、これは…重いですね。一ノ瀬光希の追い詰められ方が、生活の細部からひしひしと伝わってきました。水道はまだ使えるのにガスも電気も止められて、乾燥わかめを水でふやかして食べるしかないって描写、胸が痛みます。「悪人でなかった少女が、結果として無理やりつけられた仮面から、悪人としての道を歩まなければならなくなる」という一文に、この物語のテーマが凝縮されている気がしました。胡散臭いけど条件だけは良いチラシ…光希がこれからどうなるのか、続きが気になります。