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天樹
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『双子の名探偵は今日も嗤う』〜謎あるところに闇は生まれる〜2nd season
第3章 『愛の告白は薔薇の数』
〜試された名探偵〜
第1話 ローズレター
2階 主の部屋 麻里衣&百合菜
『…やけに静かね。いつもならこの時間…
誰かしら起こしに来てくれるのに。』
私は胸騒ぎがして、部屋を出ると、同時に部屋から出てくる百合菜に遭遇する。
『お姉ちゃん!おはよう、お姉ちゃんの所にみんな来た?』
『いいえ。ベリアンがいつも起こしに来るのだけど今日は誰も…それに、朝ごはんのいい匂いがする時間なのに今日は誰も…。』
『ムーも居ないの。昨日は私のベットで寝てたのに…。』
『嫌な予感がするわね……。』
私達は屋敷の中を散策する。
『居た?』
『いないわ。おかしいわね…。』
と、エントランスをキョロキョロしていたら
エントランスに手紙が挟まれていた。
『手紙…?』
『開けてみよう。』
私達は手紙を開く。
「悪魔執事の主。姉 麻里衣。妹 百合菜。
お前達の大事な執事と猫は誘拐した。 」
『『!?』』
『『みんなが…誘拐!?』』
「返して欲しければこの屋敷に散りばめた謎を解け。 時間は夕刻までだ。」
『そんな、みんなが誘拐!?なんで…。』
『理由は何にせよ…みんなが危険な目にあってるのは事実…。それに、みんなのことよ。タダで誘拐なんてされる訳ない……きっとなにか理由があるのよ。相手は貴族で悪魔執事を妬んでいる貴族…。』
『貴族相手だからみんなは何も出来なかったの?』
『 その線が濃厚ね…。とにかく、謎をとかない限りみんなは帰ってこないわ。』
『あ、もう1枚紙が入ってるよ。』
「答えは薔薇が教えてくれる。
この謎をとけば次の場所が示される。 【 その場所は木で出来ている。 静寂に包まれた空間。】」
『答えは薔薇が教えてくれる…?花言葉とか関係あるのかしら。確かアモンから貰った薔薇の花言葉の本があったはず。』
私は部屋に戻り本を持ってくる。
『木で出来ていて…静寂に包まれた空間…。』
『この屋敷で静かな場所……?』
『『うーん……。 』』
2人で首を傾げる。
『『あ――!!』』
私達は書庫へ向かう。
書庫
私達は本棚を片っ端から探す。
『薔薇の花言葉は1本は「貴方だけ、一目惚れ」という意味がある。そのタイトルの本を探せばいいのよ。よし、百合菜。手分けして探すわよ。』
『うん!』
数分後――。
『フェネスのことだから五十音順にきっちり並べてると思ったけど…。』
『見つからないね…。』
『……ん?あれは…』
高い位置に薔薇が見えた。
『百合菜、あれ!』
『薔薇がある!お姉ちゃん肩車だ!』
『えぇ!』
肩車をしてようやく手紙と薔薇を受け取る。
『これ、フェネスがおすすめしてくれた…。』
『どうしてこんな高い所に…?』
『とにかく、早くみんなを助けないと。』
私達は手紙を開く。
『【灼熱の熱さに焼かれる】 』
『え、ヒントこれだけ?』
『薔薇は2本……?「世界には私と貴方だけ」か…。うーん…。熱さ…熱…。お風呂…サウナ?サウナよ!百合菜!1階へ降りるわよ!』
バタバタバタ……っ!
サウナ
『世界にはあなたと私だけって2人きりって意味を表したかったのかな?』
『さぁ……?』
『次の謎は……。』
『【愛の誓いを立てた場所花が彩る】』
『犯人は何を考えてるのかな。こんなロマンティックな言葉を書くなんて…w』
『わ、笑い事じゃないわよ…w薔薇は3本…
愛の誓いを立てた場所…。この屋敷で……』
『薔薇の3本の花言葉は「愛してる」だよね、それに関係あるってことだもんね…。』
『……。』
『ん?お姉ちゃん、前にコンサバトリーで結婚式風のパーティやらなかった?』
『結婚式風のパーティ…あ!確かにそうね…。
コンサバトリーにいくわよ!』
コンサバトリー
『あったわ…。次の謎は…』
『【今は安心出来る場所だけど以前は】』
『これって…。』
『薔薇の花言葉は4本。「死ぬまで気持ちは変わらない」』
『この狂気的な愛は…。』
(ラトが言いそう…でも、これを用意したのは執事を攫った誘拐犯……あれ?)
『…クスッ。』
私は百合菜にバレないように微笑む。
『百合菜。地下執事部屋、監禁部屋へ行きましょう。』
地下執事部屋 監禁部屋
『あった!クマのぬいぐるみの中に隠してあったよ。』
『薔薇は5本ね。「貴方に出会えて本当に嬉しい」』
『【初めて貴方に会った場所】』
『この屋敷の中で、初めて会った場所?』
『百合菜、もう薄々感付いてるんじゃないかしら?』
『え?』
『ふふっ。』
お姉ちゃんは楽しそうに地下の部屋から出る。
ベリアンの部屋 隠し部屋
『お姉ちゃん、どうしてわかったの?』
『ふふ、もうすぐ、全て分かる時が来るわ。
今は謎を解くのに集中しましょ。』
『う、うん…。』
『次は6本…。花言葉は「敬愛」』
『【故郷を思い出して落ち着く場所】』
『これは別邸ね。別邸1階、畳の部屋よ。』
私達は外に出て別邸へ向かう。
別邸1階 畳の部屋
『お姉ちゃん凄く楽しそう…』
『まぁ、そうね。謎解きは私の本業だもの。』
私は手紙を開く。
『次は7本だね。「密かな愛」だって。』
『さて、次の場所は…【美しい音色と美しいワルツを】楽器・ダンス練習部屋ね。』
『お姉ちゃんもうなんか楽しんでる?』
私はお姉ちゃんの後ろへついて行く。
次回
第2話 全ての答えが揃う時…