TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

チャプター1ー3話ーは金豚きょーさんの色盲についての記載があります。

不快に思う方は次の

チャプター1ー3話ーnot色盲Ver

をご覧ください。


また、not色盲Verでしか書かれていない設定などもあるため、お時間があればどちらも観てくだされば幸いです。

それではどうぞ。




__________________


視点 🧣


墓地を出てから、少し厄介な噂を聞いた。


「正義が執行される」

「神の使いが来訪された」

「今宵悪が消し去る」


「……あー」


嫌な予感しかしない。


神族。 しかもたぶん、上からの命令を疑わないタイプ。


「面倒だけど、放っとくと活動始める前にに人が減るな」


「みどり」


俺はため息をついて、噂のあった廃聖堂へ向かった。


「………ナニ」


「神族について調べておいて」


「ン」


聖堂は、崩れかけていた。

天井は抜け、柱は折れ、 それでも――“光”だけは、やけに綺麗に差し込んでいる。

その中心。

十字槍を構えた青年が、立っていた。


「……近寄んな」


低い声。


「ここは、浄化対象区域や」


足元には、 倒れ伏したモンスターたち。

生きているが、動けない。

殺してはいない。 でも、逃がしてもいない。


「へぇ」


俺は、にやっと笑った。


「殺さない天使か。珍しいね」


天使は、こちらを睨む。


「お前も、対象や亜鬼人」


「やだなぁ。俺、第三勢力なんだけど」


「……?」


一瞬、思考が止まった顔。

その隙に、俺は一歩前へ出る。


「魔力系統を見るに反逆者を狙った反抗だろ」


「……お前には関係ないやろ」


直後調べ物が終わったみどりが顔を出す。


「多分青鬼狙イ。反逆者ノ代表的存在。」




「聞きたいんだけどさ」

「“正しい色”って、何色?」


天使の眉が、ぴくりと動いた。


「……何の話や」


「いやさ」


俺は、周囲に幻像を展開する。 青、紫、赤、緑、黄。 色の違う光が、聖堂に揺れる。


「君、これ……区別つく?」


沈黙。

数秒。

天使は、視線を逸らした。

やっぱり。


「へぇ」


俺は、少しだけ声のトーンを落とす。


「じゃあさ」

「今まで対象の色って理由で裁いた奴ら」


「……」


「他の色だった可能性、あるよね?」


天使の手が、震えた。


「……黙れ」


「天使なのに、目が不完全」

「でも命令は完璧に実行する」


俺は、楽しそうに言った。


「最悪の組み合わせだね」


「違う……!」


叫ぶ。


「俺は、間違ってない!」

「神の意志に従って――」


「でも、自分の目は疑ってない」


その一言が、刺さった。

光が、揺らぐ。 翼が、わずかに不安定になる。


「……なぁ」


俺は、ヌンチャクを肩に担いで言った。


「君さ」

「“正しさ”を疑う気、ない?」


「……」


「ないなら、ここで壊す」

「あるなら――」


一歩、近づく。


「第三勢力、来いよ」


長い沈黙。

やがて、天使は十字槍を地面に突き立てた。


「……俺は」


声が、かすれている。


「正しい色を、知らない」


初めての告白だった。


「それでも、裁いてきた」


俺は、静かに頷いた。


「じゃあさ」


にっこり。


「一緒に、“正しさ以外”を見ようぜ」


その後。

正式にはまだ仲間じゃない。


神族の命令網は、彼を縛っている。 立場も、しがらみも、山ほどある。


でも。


「……しばらく」


彼は、視線を逸らしたまま言った。


「お前の行動を、観察する」


「はいはい」


俺は軽く手を振る。


「そのうち仲間に入れるから、覚悟しといて」


「名前は?俺らっだぁ。亜鬼族。」


「緑色。変異族ノ、幽霊。」


「金豚きょー。神族の天使や。」


聖堂を出た瞬間、空気が変わった。

さっきまであんなに澄んでた光が、急にくすむ。

――あぁ、神族の監視網が気づいたな。


「……はやっ」


「来ル」


みどりが短く言う。

同時に、屋根の残骸がずるりと滑った。


「うわっ」


俺は反射で後ろに跳ぶ。

次の瞬間、落下してきた石材を――

ぐしゃりと、きょーさんが受け止めた。


「……っと。危ねぇなぁ」


きょーさんが驚いた顔をするより早く、

石を放り投げた人物は、のそのそ前に出てきた。


白色のコンプレッションウェア。

胸下丈の赤色パーカー。

背中はマントみたいに揺れてて――猫耳フード付き。


「いやぁ、聖堂壊すなら事前連絡欲しいっすわ」


「めっちゃきょーさんと似てるじゃん!双子?」


「……誰や」


「ん?」


男は首を傾げて、にやっと笑う。


「俺?俺は

あんたの処理係でーす」


空気が、ぴしっと凍った。


「……命令か」


きょーさんの声が低くなる。


「まぁ、そーなるね」


黄色は肩をすくめる。


「“色の識別に問題のある個体が、第三勢力と接触”

……上、めちゃくちゃ嫌がってましたよ」


「……」


「で、連れ戻すか、壊すか。

どっちにするかは――」


黄色の視線が、俺に向く。


「そっち次第っす」


「へぇ」


俺は笑った。


「自己紹介もなしに脅すタイプ?

神族って、ほんと効率厨だよね」


「失礼」


黄色は軽く頭を下げる。


「金豚きょー処理係に任命されました。

コードネーム:きょー3です」


「……ややこし」


「よく言われます」


その瞬間。

みどりが、すっと前に出た。


「きょーサン、青ト紫ノ区別ツカナイノ知ッテルデショ。

上ガワザトコノ任務ヲ?」


一瞬だけ。 きょー3の目が、泳いだ。


「……それは」


「上、知ってるね」


俺が即座に畳みかける。


「知った上で“青を裁け”って命令出してる」


「……」


沈黙。

きょーさんが、ぎゅっと槍を握る。


「……嘘、やろ」


黄色は、ため息をついた。


「まぁ……神族なんて、そんなもんっす」


「効率が正義。

結果が出れば過程はどうでもいい」


「……」


「だから」


きょー3は、きょーさんを見る。


「あなたが何色を斬ったかなんて、

誰も気にしてない」


――その言葉で。

きょーの翼が、大きく揺れた。


「……はは」


小さな笑い。


「……なら」


顔を上げる。


「俺が“正しい色”を探す意味も、ないな」


「お?」


俺は口角を上げる。


「いいねぇ、その顔」


「きょーさん」


俺はヌンチャクを回した。


「選択肢、二つ」


「今すぐ神に帰って、

何も知らなかった天使に戻る」


「それか」


一歩、踏み出す。


「色が歪んだ世界を、

第三勢力と一緒にぶっ壊す」



きょー3が、苦笑した。


「……選ばせるんすね」


「当たり前でしょ」


俺は言い切る。


「“命令じゃない選択”をした天使なんて、

そうそう見れないからさ」


長い沈黙。

やがて――

きょーさんは、ゆっくりと翼を畳んだ。


「……破壊や」


きょー3を見て、言う。


「俺は、こいつらの観る

常識の外の世界を観てみたくなったわ」


「……はぁ」


きょー3は頭を掻いた。


「上、荒れるなぁ……」


でも、どこか楽しそうだった。


「じゃあ俺も――

しばらく様子見で」


「え、仲間?」


「半分」


きょー3はにやり。


「3:1は分が悪いんで」


俺は吹き出した。


「最高かよ」


その日。神族上層部はコードネーム:金豚きょーを手放した。

初めての堕天者。


「俺はこれから縛られずに生きていく。」


__________________


名前 金豚きょー

年齢 167歳

神族

ポジション アタッカー

武器 十字槍(じゅうじやり)

性別 男

魔法 聖

中級、初級技の例

初級 ホーリーフラッシュ

初級 エンジェルスラスト

中級 ルミナスジャベリン

中級 パージリング

身長 177cm

革命の導きを。【rd運営】

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚