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二千XX年 7月1日ある日突然、世界に異常事態が起こった。
それは、世界を破滅へと導くほどの、緊急事態だった。
「はぁ〜暇だ……。この世界、勉強・勉強の学力至上主義で疲れるわ〜」
俺の名は我妻智(あがづま とも)16歳 独身。どこにでもいる普通の高校生だ。
アニメとゲームが大好きで、アニメキャラに会いたいという欲望を持つ、ごく一般的な人間である。
「はぁ〜……よし、秋葉原でアニメグッズでも買うか〜」
その時だった。
世界に、明確な異常が発生した。
「何だこれ……? スマホ、スマホ……」
Youtubeでニュースのライブ配信を開く。
『緊急事態です。現在、全世界にモンスターが出現し――ビビッ――現在――ビビッ――自衛隊が――ドゥン』
「くそ……ニュースまで途切れたし、何言ってるかわかんねぇ!」
智は必死に逃げた。
「は、は、は……はぁ……疲れた……」
なんとか自宅へ逃げ込む。
「どうするんだよ……。この世界、魔法とか使える奴いねぇだろ……マジで詰みじゃん」
異常事態は続き、死亡者は増え続けた。
――それから二週間。
世界は、完全に変わってしまった。
「あの日から二週間か……覚醒者にもなれなかった俺……」
覚醒者。
それは異常事態の発生から二週間の間に、人間の一部が覚醒した存在。
人を超えた力を持ち、一般人では到底敵わない強さを得る者たちだ。
ただし数は極端に少なく、能力には大きな個人差があった。
「はぁ……俺も覚醒して、好きなアニメキャラとかに会えねぇかな……」
「……もしくは、エロいこともしたいな」
そんなことを考えながら、風呂に入り、髪を乾かし、歯を磨いて眠りについた。
――翌日。
「……?」
寝ぼけた状態で目を開ける。
「……ん? なんだこれ――!?」
智は思わず大声を上げた。
「俺も……ついに来たぜ――!!」
智は、覚醒者となった。
ピロンッ。
「……何だ?」
『こんにちは。私は覚醒者サポート係、チュートリアル案内AIです』
「……AI?」
覚醒者にサポートAIが付くなんて、初耳だった。
「なぁ、そのチュートリアルって何するんだ?」
『はい。あなたが“なりたい自分”、もしくは“夢・願望・妄想”を一つだけ厳選し、私に教えてください』
「……教えたら、手に入るとでも?」
『はい。その通りです。どんな不可能でも、可能になるようサポートいたします』
「……ハハハ。マジかよ……」
智は心の中でそう呟いた。
『あなた様は、何になりたいですか?
望み、願望を――一つだけ教えてください』
「あー……わかったから、ちょい待て」
智は深く息を吸い、決意する。
「よし……俺が望むのは、これだ――――!」