コメント
0件
蓮「ほら寝よ」
湊「ん、」
「れん、」
蓮「ん?」
湊「おれを見つけてくれてありがとう、俺を助けてくれてありがとう」
蓮「!湊、俺の所に来てくれてありがとうね」
湊「ん、」
蓮「もう独りじゃないよ、」
「俺ね、湊には助けられてるんだよ、生まれてきてくれてありがとう」
湊「ん、」
「やば、しごと」
あ、看護服家だ、
ガチャ、玄関から物音がしたので見に行ってみる
湊「蓮」
蓮「あれ、起きるの早いね、今日仕事?」
湊「うん、でも仕事服が、」
蓮「新しいの買ってあげるよ」
湊「いや、悪いよ取りに行く」
蓮「…じゃあ一緒に取りに行こ」
湊「え、でも仕事じゃ、」
蓮「昼からだから大丈夫だよ今はただランニング行ってただけだしね」
「車だしてくるね」
湊「ありがとう、」
蓮「家ここであってる?」
湊「うん、合ってる」居ませんように居ませんように居ませんように
蓮「行こっか」
湊「え、?」
蓮「俺、今の湊は1人に出来ないな 」
着いて行ってもいい?蓮は俺の手を握っている
湊「お願い、一緒に来て 」
蓮「もちろん」
ドアを開けると中には誰も居なさそうだがゴミが散らばっている、俺が居なくなっても掃除すらしなかったのか。
湊「すぐ取ってくる」
蓮「ん、じゃあ外見てるね」
捨てられてないといいけど、家を土足のまま歩く、どうせごみ溜だし
湊「あった」洗いがわりで2枚と新品(未開封)を持っているが、未開封以外はビリビリになっていた
湊「あーあ…未開封あって良かった」
湊「蓮、見つけたよ」
蓮「シー」
湊「?」
蓮「あの二人見覚えある?」
湊「…あいつら、」もう顔も見たくない父親と母親だ、くそ
蓮「湊、俺に捕まって、車まで走るよ」
湊「え、でもここ2階」
蓮「うん、このまま降りるよ」
湊「え、」
蓮「ほら、いいから」
湊「うん、」
蓮「ちゃんと捕まっててね」
[車]
バクバクバクバク心臓が飛び出そうだっ!
湊「こあかった」ガクガク
蓮「あ、ご、ごめん湊」
湊「ん…ありがとう」
蓮「いーえー」
「あれ、それ1枚?」
湊「うん、ビリビリになってた」
蓮「やっぱ新しいの買おうか」
「お金渡すから買ってきな」
「お釣りは好きに使っていいし」
湊「いや、悪いよ」
蓮「ねー、おねがーい俺に買わせて?」
湊「んっ、いいの?」
蓮「もちろん!いくら?10万くらいいる?それともブラックカード使う?」
湊「そ、そんな要らない!」
湊「蓮のご飯すき、」
蓮「本当?よかった」
蓮のご飯はあったかくて優しい、食べてるだけで落ち着く。
蓮「送るよ」
「仕事終わるの何時?」
湊「え、いいよそんな」
蓮「何時?」
湊「21時…」
蓮「わかった」
蓮「いってらっしゃい」
湊「行ってきます…」